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わざわざ平田のB面日記

B面の平田が垣間見れる有料日記を始めます。テーマは「毒にも薬にもならない」です。「わざわざの平田」はわたしのA面で、対角にB面の自分がいて今までずっとA面を支えてきました。音楽・…
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#パンと日用品の店わざわざ

#Final B面日記終了のお知らせ

43歳である。30歳で子どもを産んで、32歳で開業して、子どもを産んだあたりから、わざわざのことを考え続けて13年が経過した。日常生活ブログを書き、主婦が小さなパン屋を開業して成長していくストーリーを書いたら、きっと面白いし店に人も来てくれるだろう。考えていることやトライしている最中、失敗談もリアルタイムで書いていけば、もっと面白いだろうしこれから起業する人の参考になるだろう。そんなこんなで生活と仕事の往復をインターネットに垂れ流して、たくさんの人に出会った。 2年前に会社

#28 丈夫と虚弱の間に

先週、ド派手に転んだ。30cmくらいの段差を見誤って、そのままアスファルトにダイブしてしまった。転んだ翌日に頭があんまり痛いので病院に行ってCTを撮って何でもなくて、さらにその翌日に処置してもらったところがめちゃくちゃ被れてしまい他の病院に行って散々だったけど、その後、教えてもらったやり方でケアしたらあっという間に傷が消えてきた。今の医療ってすごい。 キズパワーパッド。知ってる?今は擦り傷や切り傷は消毒しないで患部を水できれいに洗い流して、浸出液がもれないように湿潤な環境を

#26 感情の消化と思考の昇華は一致する

熱いアプローチを受けて、1ヶ月間思案した末にオッケーを出し、お世話になっている会社を巻き込んでミーティングして、数時間に及ぶ遠隔ZOOMミーティングを何度も重ねて、来年2月に出版する予定になっていた本の企画が、溶けた。つまりは無くなった。 去年の4月にこのnoteに山の上のパン屋に人が集まるわけを書いた以降、ありがたいことに沢山の出版社さんから経営本を出さないか?と声をかけていただいたけど、全部断っていた。一過性の人気にすがったアプローチに尻尾を振って付いていくような段階で

#25 大人中学生

今日は塩尻市の東京都市大学塩尻高等学校に、講演とワークショップをしに行ってきた。去年、塩尻市の高校へ講演に行ったことがきっかけで、好評であったということで、ありがたいことに今回のお話をいただいた。今回は50分の講演+ワークショップで9時から12時50分までの長丁場。目的は高校生たちに進学・就職以外の選択肢である「起業」を知ってもらうこと。わたしが日頃に大事にしている人の特性を活かした役割分担と、働き方を知ってもらうことだ。 わたしはほぼ高卒みたいなもので(ファッション系専門

#24 伝えたい想いを写真に込める

全身筋肉痛になっている。しばらく休みがなかったのがひとつ、撮影にかかりっきりだったのがひとつ。わざわざではオンラインストアを事業のひとつにしているのだけど、ブツ撮り(商品の単体撮影)にも力を入れている。ただ商品を置いて撮る。それだけのことになんか芸術性を感じている。 好きな画家の一人にジョルジォ・モランディという人がいる。ほぼ一生かけて瓶だの立方体だの花瓶だのそんなものを何もない空間に置いて、描き続けた人だ。言ってみれば行き過ぎた静物画だ。花瓶には花も活けていないし、皿にフ

#23 世間はこうあるべきに縛られ過ぎている

昨日の夕方まで愛知県に出張に行っていて、帰りは高速を車で4時間ほどぶっ飛ばして、今朝は朝からスタジオに行って撮影を少し手伝い、午後の社内全体会議のためにプレゼンを作り、午後はプレゼンして、子ども達と久々に会いお茶をして遊んで、帰ってきて死にそうになっている。 直近で休んだ日が思い出せない。休日はほぼなくなって久しい。そうなると、平田さんは休みがないのがデフォルトになる。それがいいのか悪いのかさえも今はよくわからない。会社的にはいいとも言えるし、平田さん的には悪いのかもしれな

#20 「ああしなさい、こうしなさい」について考えた

わたしは人に「ああしなさい、こうしなさい」と言うのがとても苦手だ。それは自分が「ああしなさい、こうしなさい」と言われるがとても苦手だからこそで、自分も人にできるだけそうしたいというのが根本的にある。 いろんなところで書いてきたけど、一番最初のつまずきは学校で「宿題をやりなさい」「明日は〇〇なので△△を持ってきなさい」などということを一切守れないということだった。そもそもそれをやることを望んでいないので、やりたいと思えずどうしても言うことが聞けなかったのだ。 小学生の頃はま

#18 どんな感じで仕事をしてるかって言うと。

今日はこれをわざわざ新店舗「問tou」の厨房で書いている。B面日記をこんなところで書くのは初めてかもしれない。ものすごくA面に近い距離感で書くのでちょっと仕事っぽい話になっちゃう。今日はどんな感じで仕事をしてるか自分でも整理したい気持ちになってきて、1週間を書き出してみることにしたい。

#17 どうしたって暮らしてしまう

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#16 引き継ぐ美学

嬉しい話をしよう。これはわたしにとって嬉しい話であるが、当事者にとっては悲しくも辛い物語である。かつてわたしも経験したことがあるが、辛かった。だけど、それを見ている自分としては、ひどく嬉しいと言って過言ではない。性格が捻じ曲がっているというわけではない。かつて自分が体験した苦しみを目の前で体験している人がいる。そうだろう、そうだろう。お前もやっと俺の気持ちをわかってくれたか。それである。

#15 人間が失格

ゴミを捨てたことが殆どない。と言うと、ものすごい環境保護意識が高い系であるような気もするけど、そうではない。結婚してから多分殆どゴミを捨てに行ったことがない。ゴミ捨ての曜日もわからないし、分別もギリギリだ。

#14 怒ってよ。

新店舗「問tou」がオープンしてからますます時間がなくなった。店舗に詰めなくてはならないので、木金土はほぼ店に常駐している。ミーティングしたいスタッフは問の厨房に来て、皿洗いや掃除をしながら話をする。普段、PCと向きあってばかりいるスタッフも、問への出勤がリフレッシュになると言ってくれるのが救いになる。わたしと言えば、長時間の拘束と増え続ける賄いの量に悩まされつつ(毎日18人分の食事を作っている!)、あまり仕事に介入するとみんなの「考える」を奪うので遠慮しつつ、とりあえず色々

#12 久々に休んだ普通の日の話

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#11 ittaiとiittalaってちょっと似てる

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