ギフト × 人力車 って? ⑤ 3. ガイド・記念撮影
こんにちは。
浅草で人力車を曳いています、中野優介です。
吉兆屋WAZAOGIの代表をしています。
前回は、選べる3つのコースについて紹介しました。
前回のリンクはこちら
今回は、ガイド・記念撮影について紹介していきます。
人力車に乗って、何するの?
人力車にご乗車いただいたお客様から、時々このような感想をいただきます。
「人力車って、走るだけじゃないんだね!」
「ガイドが聞けて、凄く勉強になった!」
「写真もたくさん撮ってくれるんだ!」
実はそうなんです!
人力車ってドライバー兼ツアーガイド兼カメラマンなんです。
私自身、お客様専属のコンシェルジュだと自覚しています。
そんな、色々な役割を担った俥夫(しゃふ)。
今回は、その中でもガイドと記念撮影についてお話ししていきます。
ガイド
いきなりですが、浅草ってどういう歴史があるってご存知ですか?
古い街っていうことは感じるけど、あまり詳しくは分からないな。
そんな方が多いのではないでしょうか?
正直、私もこの人力車の仕事をする前は、全く知らなかったです。
むしろ、学生時代、歴史の授業は苦手でした。笑
そんな私が毎日勉強していく中で、“あっ、こんな歴史なんだ!” “このお寺のご利益面白いな!”など、目から鱗の情報をたくさん知ることができました。(今だに日々勉強中ですが)
例えば
・浅草寺のご利益って何?
・雷門って、実はあだ名?
・浅草寺には何が祀(まつ)られているの?
・三社祭って、どんなお祭り?
:
そんな浅草に関するウンチクをたくさん聞きながら、人力車を楽しむことができます。
個人的には、浅草を歩いて回る前に人力車に乗った方が、人力車から降りてからの街の見え方がガラッと変わるのでオススメです!
私自身、旅行をすることが大好きです。
日々ガイドをすることで、歴史やその土地ならではの価値観を事前に知ることの大切さ、楽しさを知ることができました。
なので、旅行する前には、必ず名所や名物・歴史・マナー・価値観などを調べていくようになりますた。
歴史が苦手だったからこそ、歴史や堅苦しい話が苦手な方にも寄り添ったガイドができるので、リラックスして楽しんでいただければ嬉しいです。
記念撮影
遊びに行った時、写真を撮りますか?
後日写真を見返した時、景色や食べ物の写真は多いけど、意外と自分の写真や、一緒にいた人との写真が少なかった。
そんな方も多いのではないのでしょうか。
吉兆屋WAZAOGIでは、5年後10年後に写真を見返した時に、あの時の感情や空気感が思い出される。
そんな写真をお撮りしています。
では撮影時、どんなことを意識してるの?
たくさんあるのですが、今回は2つ挙げてみます。
1. お客様らしさ
記念撮影といえばハイチーズ!と言ってパシャリ。
そんなイメージがあるかもしれません。
もちろんそのような撮り方もしますが、それでは少し緊張気味の同じような顔の写真だけになってしまいます。
そこで私自身、目の前のお客様はどのような表情・姿勢等をすると、お客様らしさが表現できるかというゴールを描いてから撮影しています。
なので、全部がニコニコ笑顔の写真が正解とは限りません。
例えば、子どもが人力車に乗っている途中で泣いちゃったとします。
その場合、写真の時に無理やり笑わそうとするより、泣いているその瞬間、涙のアップ写真。
そのような写真を撮った方が、その時の空気感がギュッと詰まって、5年後10年後写真を見返えした時、盛り上がると思います。
記録ではなく、記憶に残る写真。
そんな一枚を目指して撮影しています。
2. 準備と反省、そしてインプット。
人力車撮影と普段の撮影の大きな違い。
それは、お客様が動けるか否か。
人力車での撮影は基本的に、お客様は椅子に座り、シートベルトを締めている状況です。
なので、もっと右に歩いて!前に歩いて!ということができません。
そこで、一番重要なのが、人力車を置く位置や角度です。
天候、光の強さ・角度、背景とのバランス、周りの観光客・人力車等の状況、お客様の座っている配置、カメラの機種…。
様々なことを総合的に判断して人力車を配置します。
配置が悪いとなかなか良い写真は撮れませんし、少し工夫して意図を持って配置をすればとても素敵な写真が撮れます。
そのためには、事前に下見や準備をして、撮影後は反省をし、足りなかった部分をインプットする。
その繰り返しをコツコツ行うことが、とても大切です。
(感覚と技術でサクッと素敵な写真が撮れれば良いのですが、そうではないので。笑)
おわりに
今回はガイド・記念撮影について書いてみました。
いかがでしたでしょうか?
書いていて熱くなってきたので、長くなりすぎないようにまとめてみました(これでも。笑)
次回は乗車券についてお伝えしていきます。
お楽しみに!
最後までお読みいただき、有難うございました。
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