GM必見!NOトラブルな村の運営テク

~この記事は元気なアドカレの13日目記事です~

お声がけいただきまして、僭越ながら13という不吉な数字を頂きましたわざきです。
さて今回はRP人狼、そのGM向けの記事です。
定期更新ゲーム界隈で主流の仮面形式を想定して書きます。

仮面ってなんやねん、という方向けに説明しますと、「予め参加するメンバーを決めた上で、PL名を伏せて行う」形式のことです。
匿名性を維持しつつ、交流したくない人がいる村には最初から参加しないことで精神衛生を保ちやすくなります。

そして仮面形式だとDiscordサーバーやリアチャ等、何かしらの会議場(連絡網)が必要になりますね。
これには距離感が一気に縮まるというメリットがある分、同じくらいトラブルが生まれやすいというデメリットも存在します。

社会人として最低限の常識がある人が集まっているのなら問題ありませんが、そうでない場合、もしくは「実際どうなのかまだわからない」人がいる場合はルールを作る必要が出てきます

詳しくは↑の前記事に書いてあります。
この記事に書かれていることが守れる人しかいないのなら、何か対策をする必要はありません。
というか前記事のまとめみたいな文章です。



【ルールを作る理由】

さて、まずはルールの意義から。一言で言うなら、治安の為です。
(ここらへんについて話すと法の存在意義みたいになってくるのですが……)

ルールを作った人には、当然「こんな風になってほしい」という理想像があります。
しかし木の幹だけ見てどんな枝が生えているか想像できる人は稀ですから、細かく明文化しているのです。
日本国憲法なら「安全に経済活動ができる社会」といった感じですね。
具体的には、

○経済を発展させる為に
 →人が安心して働ける環境が必要なので
 →人や物を傷つけてはならない法を作り
 →抑止力として効果がありそうな罰則も作る

こんな感じ。勿論穴の無い法律は存在しませんし、個人単位で抑止力になる刑罰というのも机上の空論です。
詳しく書くと主題からズレるし専門家からボコボコにされるので、一先ず話を戻しましょう。


GMが「みんなで快適な空間を作ろう」と言ったとします。
すると常識のある人は

『他人を不快にしちゃいけないんだな』

と結論を出すことができますが、この結論が出せない人がいます

そんな人の為に、上記の内容を明文化する必要があるのです。


【具体的にどんなルールを作ればいいの?】

大まかに分けてふたつあります。
ひとつめはロールプレイをする上で守ってほしいルール、
ふたつめはサーバー等でのマナー(としてのルール)です。

双方前記事に詳しく書いてあるので、こちらでは簡潔にまとめようと思います。

あとは全年齢に徹したいなら年齢制限のかかる話題の禁止、
ほのぼのに徹したいなら闇設定の禁止、なども加えると良いでしょう。

闇設定の禁止に関しては犯罪や死ネタなど、内容が多岐に渡るのでそこらへんも明文化すると尚良いですね。



【①ロールプレイをする上で守ってほしいルール】

これに関しては完全にGMの自由です。
ただ個人的に禁止した方が良いと思うのは

・強制参加イベント
・世界観の根幹に関わるPC設定

ここ2つです。

確定ロールに関しては、そもそもしない人を集めると思います。
しかし上記2つはわかりにくいけど実はかなりヤバい確定ロールの代表格です。
教科書ドボン問題ではなく応用問題である為、犯してしまう人が割といます
何故確定ロールなのか?
何故禁止した方が安全なのか?
……は、前記事に詳しく書いてあるので、そちらをご覧下さい。



【②PL同士の交流の場で守ってほしいルール】

こちらに関しても「ここまで明言しないといけないんか?」ってレベルの内容になってしまいますが、

・公の場でロールプレイ、運営に関する文句(不満)を言わない

最低限禁止したいのはこれだけ。ていうかこれ以上口を出したくない。

こっそり愚痴を言うのは構わないんです。
しかしそれを不特定多数の目に付く場所や当該Discordサーバー上で言ったら、当然場の空気は凍りつきます。

優しい人は当事者を宥めようと気を遣いますし、
繊細な人は「自分のことかも」と傷付きますし、
楽しんでいた人は戸惑い「楽しむことへの後ろめたさ」さえ感じることもあります。
形はどうであれ、全員のテンションが急降下するわけですね。
つまり誰も幸せにならない、というのはお分かり頂けるでしょうか。

そんな事態の予防策として、ルールとして禁止にしてしまえということです。
何故不満を垂れ流してはいけないのか、に関してはやはり前記事に詳しく書いてあります。



【③その他】

ここからは前記事に書いてない内容ですね。
村にしろ卓にしろ、企画する上で「こうした方がラクだよ~」という個人的なテク?です。
あくまで私個人の指針です。

・日程は一ヶ月以上前に出そう(努力目標)
 →まあ突発で立つ村なんてよくありますが、なるべくね。
  個人的には忌引きや身内の危篤でもない限り、
  GM都合で日程を変えるのは良くないなと思います。
  お時間を頂くわけですしね。

・意見、要望は全員に見える場所で受け付けよう
 →経験者はこの意味がわかるかと思いますが……
  匿名性のあるツールを利用しても良いですね。
  DMでやってると相手の言うことが要望どころか
  要求に発展、最終的にはクレームになりがちです。
   
・独裁政権
 →全員分の意見を反映させようとすると、爆発します。頭が。
  時間はかかるし、結局全ての要望なんて満たせないんですよ。
 「意見は聞くけど最終判断は全部GMがします」くらいがベスト。
  何なら「ついて来れる奴だけ来い」でもいい。


【まとめ】

「何よりも礼節が最優先」
「場の空気を悪くするな」

私の言いたいことはこの2つだけなのですが、
「ではどうすれば良いのか」がわからない人が思ったよりも多いんだな、と感じています。

きっと料理に例えるなら「少々」とか「ひとつまみ」と言われた時の感覚なのでしょう。
こんなフワッとした言い方で伝わるわけがない。少なくとも私には伝わってない。
しかし明確に何グラムか明言されていれば、私だってわかります。

ひょっとしてコミュニケーションも同じなんじゃないかな、と思ったんですよ。
じゃあ明言……したるか!と思い立ち、殺意の高いnoteをこれ含めて2本書きました。


勿論私も完璧な人間ではありません。
他者を不快にさせたことがあるでしょうし、場の空気を悪くしたことだってあるはずです。

ですがどんなに配慮しても爆発する地雷というのはありますから、自分にできる以上の配慮はしないと決めて生きてます。万人に好かれる人間なんて無理だし……
なるべく円滑なコミュニケーションがしたいというのは、誰しもが抱く気持ちだと思います。
100点など逆立ちしても取れませんが、せめて赤点にならない程度には頑張りたいものです。


……色々と書きましたが、確信していることがひとつ。

それは、ルールを作ると空気が悪くなることです。

当然です。
「この中に秩序を乱す人がいる」とお触れ書きを出すようなものですからね。
イエス・キリストでさえ、これ言ったら周囲がザワ……ってなったわけです。我々なら尚更そんな感じになるでしょう。

砂場で楽しく遊んでる時に「順番を守ろう!」って言われたら「自分が悪いし、正しいこと言われてるのもわかるけど、な〜んか水をさされた気分」になっちゃいますね?
そんな感じなんだと思います、多分。

結論としては元も子もない言い方になりますが、
マナーを“不文律”として守ってくれる人だけ集められるのが理想です。
しかし理想は理想。
現実はそうもいきませんから、事故の芽を予め摘む為にルールを用意すると安全運転ができますね。



【元気な部分(後付け)】

ここからは「全然内容が元気じゃねえ」と思い書き足した部分です。
GMマスタリだけ知りたい人はもうブラウザを閉じてOKです。つまり雑談です。

私は寝相がメッチャ悪いので、冬場は毎日寒さで目を覚ましています。
今までは自分が掛け布団をリリースする時間帯は把握しているので、エアコンのタイマーをセットしておいたりなどしていました。
でもやっぱり寒いもんは寒い。文明の中で生きているなら、一度は暖かい布団の中で目を覚ましてみたいものです。人肌に勝る温もりはありません。

そしてついに昨日、『布団クリップ』なる物を買いました。
割と騙されたつもりで買いました。いやだって20年以上掛け布団のリリースに悩んでるんですよ?生来の悩みといっても過言ではないでしょう。
それが野口2人出したらお釣りが出る値段で解決するはずがない。

「どうせ値段の割に粗末な作りなんでしょ?」
「結局寝てる間に外れて寒いに決まってる…」


この世への不信を拗らせながら、昨日は就寝しました。




……………




…………




………




ありがとう


今朝、私は文明社会に感謝しました。
まずね、作りが頑丈なの。
クリップから死んでも布団を離さないという強い意思を感じる。
勿論布団から外れるなんて愚行を彼らが犯すはずがありません。12時間程寝ましたが、毛布はしっかり私の身体を暖めていました。

布団をかけ直してもらえるのは、赤子にのみ与えられた特権です。
しかしその権利をね、得られちゃうんですよ。布団クリップさえあれば。
(クリップの位置は寝相に合わせて調整してね)

寒く辛い世界の夜明けが見たいのなら、今すぐこのクリップを買おう。
加えて、敷くタイプの電気毛布もあればさらに幸福な目覚めが待っているでしょう。
サンキュー、文明。

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