見出し画像

初心者が1日1時間で1ヶ月ダブルをやったらどこまで成長できるのか?

皆さんはじめまして。多分このブログを見ている人の大半は僕のフォロワーさんだと思いますが、軽く自己紹介します。

ポケモンSVランクマ、ポケモンスリープ、ポケモンユナイトをメインにプレイしている現役大学生のWAYZIRO(ウェイジロウ)と申します。SVはシングル最高1000位前半、ダブル未経験です。
ゲームに関する実績はないですが、今回は
「初心者が1日1時間の制約付きで1ヶ月ダブルをやったらどこまで成長できるのか?」
というテーマで、僕がシーズン20のSVダブルに潜った感想やダブル初心者が上達する方法を初心者目線でお話したいと思います。

ラインナップ

5はマジで自分語りなので記事の最後に回します。

1.シーズン20ダブル最終結果
2.構築について
3.反省点
・レンタル構築の考え方
・プレイング
4.ダブルを始めた経緯初心者がSVダブルで上達する3つの極意(感想)
5.余談:ダブルを始めた経緯


1.シーズン20ダブル最終結果

はい。
このようなブログを書いといて期待外れにしてしまい申し訳ないです。。。
一応最終日前日1900〜2500位、3桁チャレンジも1,2回あったんですけど両方負けました。そして翌朝起きての再挑戦でめっちゃ溶かしたためこの結果です。

本来は今月は一切最終日潜らない予定でした。しかし30日に結構高い順位を取っていたので、ワンチャン三桁乗るんじゃないかと欲張ってしまったのです。
とはいえ勉強の片手間で1日1時間の縛りを設けた初心者にしては手ごたえのある結果だと思っています。後述しますが今後のためにダブルのプレイングを学ぶという心意気でこの一か月遊んでいたため、自分的には満足です(超負け惜しみ)。

2.構築について

月始めに色んなレンタル構築を試して自分に合うものを探しました。以下に列挙します。
・イエッサン白馬
・トリル偽装最速鉢巻白馬
・眼鏡オーガ
・追い風眼鏡テラパゴス
・ザマゼンタサイクル
基本的にダブルらしい高火力範囲技を気に入ったし、「上から制圧する状況を作れば勝ち」のコンセプトがかなり扱いやすかったです。ただ現環境では天候やフィールドの書き換え合戦が激しく、カイオーガ等それに依存した構築は難しかったですね。

以上の要素から最終的に黒馬に落ち着きました。使用させて頂いたレンタルパは以下の2つです。

構築を考える時間なぞ存在しないため、黒馬入りレンタルパを2つ使って練度を高める方向性で行くことにしました。

レンタルパを選んだ基準は、
・使用率上位で固められている
・ピッピなど完全サポート型は避ける
の2つです。

黒馬ピッピはフレンドガードやこの指による黒馬生存性能が高いですが、ピッピ単体の盤面影響力が無いに等しく、相手が対策を仕込んでいて黒馬が倒されゲームセット・・・みたいな展開は嫌だなと思いました。
また、黒馬が通らないノーマルタイプの一般ポケモンや、テラパゴスの存在によりシングルよりアストラルビットの一貫性がないことは予習済みだったため、ダメージソースが黒馬のみとなる構築は避け、刺さっているポケモンを通して黒馬に強いポケモンを減らし、最終的に黒馬でスイープし勝利・・・といったプランを立てられる構築を選びました。

ちなみにどちらも黒馬+水ラオス+トルネガエンゴリライコです。
単体高火力がメインの構築なので、いつ守るか、どっちが守ってくるか、交換するかなど相手がこちらを倒すために取りたい行動を読んで技選択する、という練習ができました。
また、全く同じ並びかつ努力値調整も似たような感じだったためダメージ感覚も少しついたと思います。

・構築その1 珠草テラス身代わり黒馬

身代わりがトリルのターン枯らしやキノコ避けに使えて構築によっては即勝ちを狙えてかなり良かったです。
ただダブルでは黒馬対策技としてバークアウトがあるし、集中砲火で本体にダメージが入るなど過信はできないことがわかりました。そういう意味ではシングルと違っていい立ち位置ですね。
また、黒馬のタイプ一致技が悪に両半減されるので一般ポケで処理しないといけない点が難しかったです。

・構築その2 眼鏡霊テラス黒馬

眼鏡テラスアスビの爽快感半端なかったです。ですがこっちの構築のほうが勝ち切るのが難しかったし、連勝はしたものの全体勝率は上の構築より低いです。
というのも、ノーマルタイプの一般ポケモンなら水ラオスで弱点ついたり、他のポケモンのメインウエポンがほぼ等倍なんで処理しやすいですが、禁止伝説のノーマルテラスが最終日付近かなり増えてた印象です。(ザシアン、ルナアーラ、黒馬など)
これらやテラパゴスなどを考慮したら、さすがに眼鏡A連打で勝たせてもらえるほど甘くはなかったですね。

3.反省点

・レンタル構築の考え方
熟考する時間が少なかったため仕方ないと割り切っていましたが、やはりレンタルのコピーでもいいから自分で構築を作るべきでした。
最終日に増えてきたポケモンや型に対して勝てるような微調整を適宜加えることが、環境や相手の戦術に適応できず負けるという場面を少なくすると考えました。

今回の構築でたとえるなら
・草タイプのポケモンを倒しきれるようにガオガエンにフレドラ入れよう(どちらも不採用だった)
・モロバレルが少なくなったし構築1なら複数の対策ルートがあって過剰だからガオガエンの持ち物をオボンにするかバドの身代わりを外そう(諸説あり)、構築2ならバレルを安全処理できるように誰かに手助けや火力サポート技を入れよう(手助けテラス眼鏡Wアストラルビットでバレルがぴったり確1)
などでしょう。これらが正解とは限りませんが、自分で並べてみることでその時期の最適解がわかることもあると考えました。

・プレイング

1つ目は、黒馬に対する理解不足です。試合中は考えることが多くてダメ計回してる暇なんてない(シングルだと補正の計算が楽で意外と間に合う)ので、試合外でのダメ計をある程度覚えておくことが重要だと感じました。特に集中攻撃、範囲攻撃のダメ感に乏しいので「え、それ死ぬの?」っていう場面が多すぎたことが一番の反省点です。
まあ黒馬って勇敢オタチのはたき落とすですら乱数一発なくらい悪技に対して貧弱なので、弱点技はダメ計するまでもなくケアする、という点で楽かもしれませんが・・・

2つ目は、構築全体でのノーマルタイプ対策の薄さです。悪タイプは削ったり嘶いて火力を上げれば上からアストラルビットで倒しきれることもありますが、ノーマルタイプは無理です。黒馬の耐久が低いこともありアスビを打てなきゃ守る身代わり交換など弱気な行動をせざるを得なくなるため、ノーマルタイプ(+ノーマルテラス)をどのように処理するかは黒馬入りに一生つきまとう課題です。ウーラオスの格闘技の他に、ノーマルエスパー勢への打点や処理ルートを増やすことは必須だと思いました。今後は今まで敬遠していた悪ウーラオスも検討してみようと思います。

最後に、これは細かなところですが、選出画面に重いポケモン(Gファイヤーなど)がいると、出してくるかもわからないのにそのポケモンを意識しすぎて禁伝対策とかがおろそかになったり、マイナーポケモンが何してくるかを調べるのに夢中になっていたのは良くなかったと思いました。

4.初心者がSVダブルで上達する方法

以上の一ヶ月の経験を踏まえて、初心者の私なりにSVダブルの上達法をまとめて見ました。人によっては合わない場合もあるし、上級者からみたら遠回りに見えるかもしれませんが、参考程度にご覧ください。

①構築・・・上位構築を一通り使って自分に合うものを探す
先述の通り自分の好みに関わらず様々な構築を使用することをおすすめします(自分も範囲技で偏食せずもっと色々使うべきでした)。
ですが最終的には使用する構築のコンセプトは一つに絞りましょう。
理由としては、初心者の最初の一つの目標としてはマスターボール級、目標が高い人は3桁くらいだからです。広く浅く構築の練度を上げるのも良いですが、1戦で使用する構築は当然一つですので、一つの構築に対して環境ポケモンに対するダメ計をたくさん回したり「この構築にはこう動く」といった勝ちへの流れを意識できるように練度を上げたほうが最終日で勝ちやすくなると思います。もっというと練度が高いほうが勝ちます。

そしてここが重要ですが、手に馴染むレンタルパが見つかったらその構築を丸パクリした6匹を自分で育成しましょう。上位構築のレンタルパは最終日付近で流行っていた構築を対策するための並びや調整が少なからず入っています。上中旬で勝てないなと思ってきた場合は
アイテムや技、素早さ調整のどれかが環境変化により確実に刺さらなくなってきているので変えましょう。この微調整を怠り、最終日急に潜りたいと欲張ってレンタルパで挑戦してしまったのが、私の今季の最大の敗因だと思っています。

②自分の動きを通せる選出、相手の動きを止める選出
次に選出についての解説です。自分がもっともやりたいこと・構築の最大バリューを通す先発2体をここでは「基本選出」と呼ぶことにします。後発は後回しです。
まずは「基本選出」によって自分がもっともやりたいことが通せるかを考えましょう。(追い風トルネロス+黒馬で上から制圧)相手の基本選出を考えるのも忘れずに。
自分の基本選出と相手の基本選出がカチあって自分が勝てる場合、相手は確実に何かで対策する選出を取ってきます。そのカウンターピックは自分の基本選出にとってどのくらいキツイかをリスク管理し、後発でケアするか基本選出をやめるか判断しましょう。この判断の結果黒馬トルネをあまり初手出しできない理由に納得できました。
自分の基本選出と相手の基本選出がカチあって自分が負ける場合、相手の基本選出の動きを止めつつ自分のエースを通して勝つ(ここで猫騙しorこの指が活きてきます!!)ルートをとるか、裏選出となる先発2体で相手を弱体化(倒すor削るorデバフをかける)させた後で後発においたこちらのエースを通すルートをとるか考えましょう。
選出は考えていたらキリがないし私も苦手ですが、これを意識すれば最低限の試合はできると思います。

③漠然とした読みではなく「相手がしたいこと」にたいする読み
ダブルは考えることが多いです。天候やフィールド書き換え勝負、集中砲火VS守る、S操作VSトリルなど元来無数の択が生じる上に今作はテラスタルがあるため、難しすぎて大それた解説はできませんし完璧にできたらPJCSとか出てると思います。
なので初心者なりに読み合いに関する考え方を述べると、相手がこのターンないしは次のターンに通したい動きが何か推理するということに尽きると思います。すくなくとも初心者では。
②に関連するお話ではありますが、まず始めに最もバリューを出せる、相手のポケモンを倒して勝てるような動きを考えます。相手も同じようにバリューを出す動きをするか、こちらの行動を咎める動きをしてくるでしょう。場合によってはこちらのポケモンを倒すことによって被弾を防ぐとかいう最強の動きを隠し持っているかもしれません。テラスタル環境の今作では特に顕著です。このように相手が取りたい動きをよく考えて、どのように動けば次のターンの形勢が良くなるかを判断する、というのが「読み」というものではないでしょうか。
なお、基本選出や裏選出で環境構築と対面した際に、こちらが有利になる択が少ないと感じた場合、それは自分の構築に多少なりとも綻びが生じている可能性が考えられます。①に戻ってカスタマイズできないか検討する癖をつけましょう。

正直ダブル初心者の私に大したことは言えませんし、書いたことをすべて実践できるようなトレーナーではまだありません。
ただし、相手のやりたいことを詳しく推理せずに漠然とした理由で技を押したりするのは
読みではなく「ヤンキー行動」「キメキメプレイング」です。
これを肝に銘じておくだけでよくわからない負け方はぐっと減るのではないかと考えました。

余談:コンボ戦術について
ダブルバトルの構築にはコンボ構築が一部存在します。手厚いサポートによって決まれば高火力からの殲滅を図ることもでき、私も憧れる構築ですが、ダブル初心者には非推奨です。これは②の選出に対する考え方にも起因しています。
構築内容にもよりますが、自分のエースをマイナーな技やポケモンで強化して戦う、というのがコンボ戦術の大まかな内容です。エースが無双するところを見て気持ちよくなりたいのが構築者の性であるため、サポート要因は他のポケモンの役に立ちにくいという場面が起こりがちです。
これの何が問題かというと、ギミックエースとサポートが基本選出で裏に対策要因を置く、というように4匹の選出が固定化されがちで、③のプレイングも最大バリューが通ったら勝ち、通らなかったら負けというように動きが大味になってしまう点です。
5桁やマスター以下を連勝して手早く乗り切りたい、単純にロマンを摂取したいという別の目的なら問題ありませんが、プレイングの上達とは真逆のベクトルを向いているので初心者は最も避けるべき構築だと思います。

5.余談:ダブルを始めた経緯

ここからは、主にフォロワーさんに向けた私の近況報告をお話します。
まず、はじめにいっておくと私は大学院受験生です。
それも入試まで1ヶ月を切っています。
何でポケモンなんかしとんねん!!という方、ごもっともです。
ですが1日多いときには12時間以上勉強をしている中、ストレス発散の方法を模索していて最終的にゲームに帰着したのでご理解ください。結構我慢するのはキツイです。。。

他のソシャゲでもユナイトでもなくポケモンSVを選んだ理由は、
・ログインボーナス等毎日やるように強制させるシステムが存在しないこと
・見守りスイッチと連携できること
ですね。

ちなみに見守りスイッチとは、本来保護者が子供のプレイ時間を制限するスマホアプリですが、私はこれを自分のスマホに入れて1日1時間の縛りを自らに設けています。
人がソシャゲを簡単に辞められない理由は、主にログボやミッション報酬を回収するまでは1日のゲームはやめられないみたいなプレイ催促の側面ですね。その点ポケモンはソフト代の課金とスイッチオンラインだけでずっと遊べるから本当に良心的。

さて、本題の私がダブルバトルを始めた経緯をお話しましょう。
ダブルに転向した理由は一つ、それは
「害悪や遅延戦術、受けループがほとんど存在しない」からです。
正直これだけでシングル勢をダブルバトルへ勧誘できるくらい大きなメリットだと思っています。
シングルバトル、とりわけポケモンSVの環境では、
・ヘイラッシャやハピナス等の受けループ
・グライオンによるまもみがTOD
・状態異常や宿り木を活かした害悪戦術
等、パワーインフレに対して受け切りやスリップダメージによる遅延戦術が大流行しています。特に禁伝1体環境になってから効果力に抗うため爆増しました。
勿論構築に受け破壊要員を入れたり、釣り交換やTOD勝ちを狙うなど立ち回りでカバーすることは重要ですが、明らかに通常の構築より時間がかかるし心臓にも悪いです。TODされると20分かかるので、1日1時間の時間制限を設けている自分にとってはグライオンなんか出てきたら発狂ものです。
そんな中、PCJSや実況者の配信などでダブルバトルに触れる機会があり、
「ダブルなら集中砲火や火力サポートができるから耐久戦術は基本流行らない」
ということに気づき、自分にピッタリだということでダブルをはじめました。
また、使用率60位くらいまでなら普通にランクマッチで見かけるくらいにはシングルと比べてカードプールや使える作戦が多いことも魅力の一つだと思います(むしろこっちがメインの人多そう)。

いかがだったでしょうか。
シングルの遅延戦術から逃げるために始めたダブルも、1ヶ月やってみて非常に奥が深いことに気が付き、ダブル特有の様々なノウハウも身につけられたと感じています。
8月下旬に受験が終わり、数日間ですがゲームやり放題になるので、ダブル歴1ヶ月+数日間のレギュレーションGで最終三桁の実績を残せるように頑張りたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?