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【ソフトテニス】2023年インターハイ男子団体戦結果予想

7月25日に行われるインターハイ男子団体戦の結果予想と展望のようなものです。

組み合わせについてはインターハイ公式ホームページ等をご参照ください。



男子団体戦結果予想

優勝:東北
準優勝:尽誠学園
ベスト4:三重/高田商業
ベスト8:とわの森/和歌山北/岡崎城西/都城商業


ここ数年の高校男子団体戦は常に尽誠学園・高田商業・東北がベスト4に進出し、ほとんどの大会で最後には尽誠学園が勝つというような流れが続いている。今年もその3校の戦力は他よりも頭一つ抜けている印象があり、今回も尽誠学園・高田商業・東北の顔ぶれは変わらない可能性が高い。

その中で自分が優勝に期待したいのは東北
ポイントの関係でここ最近の大会はいつも準決勝で高田商業と対戦し連敗が続いている東北。今年の選抜では前評判は高かったが、大将戦に控えるエース浅見初鹿ペアに回る前に勝負を決められてしまい、またしても高田商業の壁を超えられなかった。しかし全中王者の即戦力ルーキーが加わったことで打倒2トップへのピースが揃ったか。強力2枚看板と共に活躍し、ついに栄冠を掴めるか。


準優勝予想は、2019年からインハイ団体戦連覇を継続している王者尽誠学園。今年の選抜では苦戦を強いられたものの激闘を制して優勝を果たし、今年も春夏連覇を狙う。それだけの強さを誇る尽誠学園だが、選抜の主力選手の多くは下級生という伸び代もあるチームという恐ろしさ。歴代最長に並ぶインハイ団体戦4連覇を成し遂げることができるか。


3位は、常に安定した結果を残している名門三重と、2018年以来の優勝を狙う高田商業を予想。

三重は、去年のインハイベスト8メンバーも残り、選抜ではベスト8、全日本私学では準優勝で今年も実力は上位。下級生の時から活躍してきた3年生達に加えて期待のルーキーも多く入ってきて上位進出への期待値は高い。1987年に行われた前回の北海道インハイの優勝校は三重。今回の北海道でも頂点に立てるか。

高田商業はここ数年は尽誠学園の後塵を拝し、惜しくも準優勝という結果が続いている。去年の国体ではついに尽誠学園を倒して久しぶりの日本一となったが、選抜では再び尽誠学園に敗れて準優勝となってしまった。しかし去年からのメンバーは安達選手のみで前評判は高くはなかったが、尽誠学園を後一歩まで追い詰めた強さは本物。夏に強いと言われる名門高田商業が今度こそ王座を奪還できるのか注目。


ベスト8は、
去年は学校史上最高のベスト4となり、地元でさらなる活躍を目指すとわの森

ハイジャパベスト4のエースを中心に去年を超える結果を狙う近畿2位の和歌山北

昨年はドローの不運で勝ち上がれなかったが選抜では実力を見せつけた、打倒3強の最右翼岡崎城西

選抜ベスト8で高田商業を追い詰めた九州の雄、都城商業

以上4校を予想。


各ブロックの予想

左上ブロック(尽誠学園〜とわの森)

勝ち抜け本命は、インハイ団体戦4連覇&2年連続春夏連覇を狙う尽誠学園。選抜優勝時からペアリングは変わっているが、むしろ期待値は上昇。更に選抜ではメンバー外だった選手や新入生も台頭し、選手層は今年も日本一の厚さとなっている。大黒柱の坂口野本ペアを中心に史上3校目のインハイ4連覇の偉業を達成できるか。


ベスト8予想は、地元北海道勢のとわの森。去年のインハイでは初の全国ベスト4入りを果たしたが、去年のメンバーは誰も残らず、選抜では無念の初戦敗退を喫した。北海道予選でもまさかの2位になるなど苦難が続いているが、それは全て地元インハイへの布石と信じる。ダブルフォワードの木原宇都ペアと、とわの森らしい力勝負が持ち味の長南太田ペアのWエースを中心に実力は決して見劣りしない。地元の追い風を受けて今年も上位に進出してほしい。


その他注目校
岡山理大附は2年前のインハイで3位となった選手達の集大成の年。あれ以降はプレッシャーも大きかったか中々上位には進めていないが、やはり恐ろしい存在。
羽黒は今年の選抜でベスト8のチーム。伝統の粘り強さと爆発力で、春に敗れた尽誠学園へのリベンジに向かう。
立命館守山は小山中野ペアが近畿大会個人戦を制覇しており、いい状態でインハイに臨む。


左下ブロック(和歌山北〜三重)

勝ち抜け本命は、選抜ベスト8の三重。下級生の頃からレギュラーとして活躍する選手が多かった世代。全日本私学準優勝や選抜ベスト8の活躍を見せたが、そこに去年のハイジャパ準優勝前衛の吉村選手が復活し、東海準優勝のルーキー南竹内ペアが加わり勢いが増している。


ベスト8予想は、去年のインハイベスト8の和歌山北。ハイジャパで3位入賞のエース後藤中垣ペアを中心に近畿大会では団体戦準優勝を果たした。近畿個人戦では2ペアがベスト8で充実した状態で挑む。


その他注目校
一関学院は和歌山北と同じくハイジャパ3位の東及川ペアを擁しておりかなり手強いチーム。エース対決を制することができれば上位進出が見えてくる。
嬉野は2年生ペアの木下藤井ペアが2季連続九州個人戦優勝を果たすなど、来年の佐賀国スポに向けての強化が進んでいる。一足先に結果を残せるか。
京都文教は近畿インドア個人戦優勝の坂手小杉ペアが勢いを付けられれば怖い存在。魔境京都を抜けてきた実力は如何に。


右上ブロック(東北〜岡崎城西)

勝ち抜け本命は3強の一角、東北。2021年のインハイから始まり、2022年選抜・インハイ・国体、そして今年の選抜と5連続で高田商業に敗れて3位止まりとなっている。しかし今年の夏は過去で1番のチャンスと見る。去年から結果を残している浅見初鹿ペアと根岸中尾ペアに全中チャンピオンの水木松田ペアが加わったことで更に競争が激しくなり、他の選手も伸びてきて戦力は万全の状態。順当に進めば今回も準決勝で高田商業と対戦するが、今度こそ壁を壊して頂点に立てるか。


ベスト8予想は、打倒3強に最も近い力がある岡崎城西。去年は選抜と国体で東北を、インハイでは尽誠学園を追い詰める活躍を見せたが惜しくも敗退。しかし今年は去年からレギュラーの塚本選手・神谷選手・板倉選手の3後衛が残り選抜3位入りを果たして、名実ともに全国トップのチームとしてインハイに挑む。


その他注目校
鹿児島商業はハイジャパチャンピオンの白井草地ペアが勝ち星を計算でき、他のペアも九州ベスト8や、鹿児島県の一般で優勝するなど強力。今年は鹿児島国体の年。国体の前にインハイで素晴らしい結果を出せるか。
木更津総合は笹井山中ペアがハイジャパベスト8の実力者。更にハイジャパシングルス準優勝の昼間選手が出場を逃した個人戦の分も暴れそう。去年の全中で活躍した期待のルーキーも加わり、選抜3位の2校を倒してもおかしくないようなチームとなっている。
地元北海道の名門北科大高は2019年以来のインハイ団体戦出場。ここ数年押されていたライバルとわの森から個人団体ともに王座を奪還してインハイに乗り込む。エース西小杉ペアは2年生ながらハイジャパベスト16入り。復活の名門が地元で躍動するか期待。


右下ブロック(上宮〜高田商業)

勝ち抜け本命は、第2シード高田商業。去年の国体では尽誠学園を倒して新監督に初の団体日本一を捧げたが、ダブルス3本で争うインハイと選抜では決勝の尽誠学園に阻まれ続けている。今年の選抜では前評判こそ例年ほど高くはなかったが決勝まで進み、優勝まであとほんのわずかにまで迫った。インハイではそのわずかな差を埋めて2018年以来の栄冠を掴めるか。


ベスト8予想は、選抜ベスト8入りの都城商業。選抜では高田商業に敗れたが、接戦を繰り広げた。ハイジャパでは永田山口ペアが上宮のエースや、九州No.1ペアを倒してベスト8となる活躍。地元国体を控えている他の九州勢に負けない活躍を見せられるか。


その他注目校
上宮は去年のインハイ個人戦ベスト8の清水木内ペアを始め下級生からメンバー入りしている選手が多い。最後の年に上位進出を果たせるか。
明徳義塾は中学が2年連続全中ベスト4入りしており、そのメンバーが上がってきている。四国大会で尽誠学園に勝ってベスト8入りしたペアが3ペアで、決して侮ってはいけないチームとなっている。
北越は、ハイジャパと同日開催で各強豪ペアが不在ではあったが、北信越個人戦でワンツーフィニッシュを決めている。その力がフロックではないことを証明できるか。


尽誠学園・高田商業・東北の3強の牙城を崩して一躍夏の主役となるチームが現れるのか、やはり3強が他を圧倒して頂上決戦を繰り広げるのか。また、3強の実力差はここ数年で最も小さい印象で、どこが栄冠を手にするのかも本当に楽しみ。
待ちに待った北海道インハイがどのような結末を迎えるのか、ワクワクが止まらない。