犬を飼うということ〜1. はじまり

突然ですが、私は犬が好きではありません(でした)。
小さい頃に大型犬に噛まれたことがあり、それがトラウマでずっとずっと避けて生きてきました。

そんな私が犬を飼うことになったのは、息子の不登校がきっかけでした。
小学1年生の頃ぐらいから少しずつ行かなくなり、4年生でほぼ完全に行かなくなりました。共働きの我が家は、この状況を乗り切るべく、4年生に上がる手前で、妻は長期の休職を決断し、不登校対策をさらに本格化させたのでした。

ここで不登校の是非については、議論しません。
なぜならいろいろな考え方がありますし、何が正解であるかは、人の価値観に左右されると思うからです。

我が家は、学校に行ってほしいという思いから、2年生くらいの頃からあの手この手を尽くしました。しかし、4年生には全く行かなくなってしまうという状況に陥り、現状に閉塞感を感じていました。

そんなある日、娘が突然、犬を飼いたいと言い出しました。
保育園児の異年齢教育のせいか、小さい子をお世話したいという気持ちが芽生えたからかな?と最初は軽い気持ちでした。

ところが、だんだん娘の要望で、やれペットショップやら、やれ動物ふれあいパークやらに行っているうちに、息子が次第に興味を示し、「温かい物に触れていたい」と言い出しました。

藁をもすがる思いでいた私たちにとっては、ひょっとしたら生き物を飼うことで、セラピー効果が得られるのでは?!なんていう邪な思いが湧き上がり、飼う方向で検討が開始されたわけです。。。

続きはまた。