絡まり合う生命第12章前編:記号論のよりみち
奥野克巳の『絡まり合う生命:人間を超えた人類学』の第4部「ライフ」第12章考える森 p254-290
がエドゥアルド・コーンの記号論をやさしく書いているので、予習として読む。この章は、もともと「『森は考える』を考える」として現代思想誌などで発表されたものだ。
・思考の脱植民地化のために
パース記号過程「何かが誰かにとって何かを表すこと」
>誰かとは人間に限らない
ウーリーモンキー= ヤシの木が倒れる音/“記号”に危険を感じて飛び退くことで生きながらえる。
ウーリーモンキー= “記号”を解釈し「思考」していた生命
ウーリーモンキー= 「生命」=“記号”過程の産物あるいは結果
ウーリーモンキー= 精神を持つ「自己」=人間と同じ
・不在
パースの記号論=イコン/インデックス/象徴(シンボル)
イコン= 類似に基づく記号=カメレオンの擬態
インデックス= 指標的な記号=風にたなびく旗
象徴= 対象に恣意的に結びつけられる規約的な記号=指輪が結婚の合意
コーンの記号論=全て「不在」“ない”に関わっている=イコン/インデックス/象徴(シンボル)
不在= 構成的不在を含む在
不在= 何もない不在の空間がフラスコを形作る。
不在= スポークの空洞が車輪を有用なものにしている。
不在= 穴がドーナツを作り出している。
イコン= 差異に気づかれることが“ない”
= 差異に気づかないという不在
インデックス= いまだ存在してい“ない”ものについての予言
= いまだ存在しない不在の未来の予告
象徴= 規約に基づく記号(違う違うそうじゃ“ない”)
= 発話された語の意味は、発話において不在になっているものによって生み出される
ディーコンの記号論
コーンの記号論を奥野がまとめる
疲れたから、今日の朝活はここまで
2022/06/14 8:39
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