【シリーズTurntable第1回①】株式会社NIHONGOと考える、移民社会・日本の平和
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■ダイジェスト■
・平和に関する活動をされている方と、一般の方々のコミュニケーションの場、Bar Turn tableを始めました!
・連載記事で初回ゲストNIHONGOさんと、紛争予防としての日本語教育の意義を紹介していきます
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【Ⅰ.Bar Turn table開催のご報告】
平和な世界の実現を考えると、人は平和を乱す原因である争いをなくせるのかという問いに直面します。未然に争いを防ぐ、あるいは争いを最小化する知恵をいかに増やしていくか、その重要性を改めて痛感させられたのが先日の道しるべ初のイベントでした。
去る7月20日(土)に道しるべで初めての、ささやかなものではありますが、イベントを開催させていただきました!態勢が追い付かず、noteで告知できず申し訳ございませんでした……。
〔イベント〕
Bar Turn table
〔コンセプト〕
社会課題に取り組まれる方をお招きしてアルコール・おつまみを片手にざっくばらんに語り合うワンナイトバー。不幸な対立に至る針路を切り替える”Turn table(転車台)”となる願いを込めています。
〔日時〕
7月20日(土) 19:30-21:30
〔場所〕
泰生ポーチ(運営元:NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ)
初回は進行など今後の改善点も発見することになりましたが、ゲストとご参加いただいた皆様のトークも温まり、最後は実現できて本当良かったと自分の心もポカポカ温まっていました。
記念すべき初回のゲストは、入出国管理法改正で急速にそのニーズが高まっている日本語教育業界のパイオニアでした。
登壇組織:株式会社NIHONGO
ゲスト:
永野将志代表取締役
西涼光トレボルNIHONGO教室校長
株式会社NIHONGOは日本に住むすべての外国人に安価で良質な日本語教育を提供することで、言語難民のいない社会実現を目指すベンチャー企業です。日本語講師を10年務めた永野さん、横浜市西区で学生時代に日本語教育ボランティアに励んでいた西さんのお二人の情熱がつまった企業です。今年4月に横浜市金沢区に開校したトレボルNIHONGO教室での授業がスタートし、横浜を足掛かりに日本全国へ質の高い日本語教室の展開を目指す事業が幕を開けました。
https://note.mu/trebol_nihongo
バー当日は、お二方から教室設立までに至る道のり、そこから垣間見える日本の日本語教育の現状と改善点を思い思いに語っていただきました。シェイカーも握れる永野さんのカクテルと歯に衣着せぬトーク(笑)、西さんの実直に外国にルーツのある子どもと向き合ってきたこれまでのお話で時間が進んでいきました。
質の高い日本語教育をいかに持続的に提供するか、現在の日本語教育業界が残念ながら応えられない状況と、そうした現状を変えるべく様々な挑戦をされていることをお伺いしました。
道しるべでは、今後Bar Turn tableを通じて、平和に関する活動をされている方と一般の方々の架け橋となるコミュニケーションの場を設けてまいります。
今回を含む3回の記事で、NIHONGOさんと初回のBar Turn tableを開催するに至る経緯を振り返ります。一連の記事から、移民社会化する日本における日本語教育の重要性と社会起業を持続的なものにするヒントを探ります。
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次回
【②株式会社NIHONGOに学ぶ、社会起業の原動力】
【③日本語教育が発揮する、紛争予防効果】
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