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〖COLORs展〗製作過程

こんにちは。体重は増加しているのに「痩せた~?」とか言われちゃうクリーミーです。やつれとるのや…。

11月24日からの展示会〖COLORs 2021〗の作品づくりと、仕事の忙しさが素敵にドッキングしてしまいました。やっと作品郵送ができて、やれやれ。
今回は「推し色、画材」がテーマの展示会。
メイン作品は、ちょうど1年前に描いた金木犀とセーラー服少女。
今年3月の、別の展示会にも出した作品ですが、水彩塗りのひとつの閃きというか、ここからグイッと変わっていけた作品。

いま見ても可愛い。

写真映えする子だわ…(自画自賛)。

さて。今回はATC作品2点を新作として描きました。ATCは、アーティスト トレーディング カードの略。6.4×8.9cmのサイズで、ミニ額とハガキの間サイズかな~という感じ。
正直全身を入れるのは、私には厳しいので、バストアップが多め。

1枚目。いつになく良い出来です。
まず線画がうまくいきました。細い線の中に、強弱をつけるが最近の線画課題。あと描きすぎないように~。
制作過程の画像を削除しちゃったので、2枚目から解説します。

①ラフと下描き 

ハガキサイズにラフ&色計画を。あとで分かりますが、色計画は無視されます(笑)。次からは止めようかな…。手前がATCサイズ(本番)。

②ペン入れ

ゼブラの丸ペン愛用ですが、タチカワの丸ペンも使います。線画インクは、万年筆インクで、カキモリのclassic theater。ボルドーっぽい赤みのある色がお気に入り。
今回は額装作品も合わせて、全てこの色の線画。

③マスキングインク

繊細な塗りができる人はマスキングなんてしなくてもいいのさ、、たぶん。
ダバダバ塗っちゃうので、マスキングインクは最近よく使います。
シュミンケホラダムのものを使用。少し水を混ぜて伸びをよくしてから使います。
筆がガビガビになるので、水入れのオマケで付いてきたアクリル筆で塗ります。

④塗り塗り

制服、鳥、肌など、この色は決めてました~!というところから塗りはじめ。
鳥は島で見ることができる実在の鳥たち。
左からヤツガシラ、リュウキュウアカショウビン、ルリカケス。

筆は、winsor&newtonのシリーズ7。
コリンスキーセーブル(イタチ)毛は、水含みと穂先のしなやかさがよく、気持ちよく塗れます!
この時点で、肌がまあまあ濃くなっちまったな感はありましたね~。

⑤ぬぬぬ塗りっ

髪色で悩んでいる…。目など細かいところは【CAMLON PRO 】の細筆で。こちらは4/0号。

⑥目がアアア

筆はセーブル長峰1号。穂が長いので、水彩の伸びがめちゃくちゃ良いです。

あとは背景かな、っとマスキングインクをすべてはがしました。
しかし、ここまで来て、目をやり直したい事態に。遠目には分かりませんが、塗りすぎてかなりボコボコです…。ぐぬう、どうしよう。


⑦手術しました

デザインカッター(スクリーントーン切ったり削るやつ)で、水彩紙をごりごり…。かなりの強行。表面はガサッとなりますが、ひとまず成功。


⑧背景塗って完成

スキャンした完成作品。目が反射してごちゃっとしてますが、実際はいい感じになりました!

鳥の目、毛並み、背景とともに、FINETEC Premiereというギラギラなラメ絵の具を使用しました。る
最近はこれでバックをギンギラさせるのが流行りです。

以上、ハプニングもありつつ、なんとか完成!
製作時間としては

・ラフ~下描き:1時間弱?
・ペン入れ:1時間半
・塗り:13時間ぐらい

でした!

あ、今回のATC2枚は、シュミンケホラダムの永山裕子先生厳選セット(6色)を使用しました。
苦手な混色にトライ。
どれも強めの発色が美しく、南国感が出せたかなと思います。

植物の不透明なカラーは、クサカベの和彩シリーズ。かわいいパステルカラーが揃ってます。

展示会は、今月24日から28日まで。
東京・神保町のGallery CORSOにて開催です!

詳細↓

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