彼女を動かすたったひとつのもの|発達障害の家族と生きるは己を高める滝修業のごとし
112日目。
おかんの引越先が決まりました。
この週末で引越の見積もりも終わり、エアコン、洗濯機、冷蔵庫など大型の家電の購入まで一気に済ませました。
大きな出費です。
ですが、すっきりしました。よかったです。
各方面、すべて巻きで手続きを済ませて、金曜日に引越しできることになりそうです。
が、おかん。大変お金がかかることだということを、今更ながらに実感してきたのか、申し訳ない申し訳ないとうるさく言ってきます。
で、面白いやり取りがありました。
「私がおかしいから、病気やから、拓(わたしです)に迷惑かけてごめんな。これからも迷惑かけるけどごめんな。今回私が病気でおかしいということがやっとわかりました」
いや、これからも迷惑かけるんかい。笑
ま、たしかにそーなるんだけれども。
そのあと、いろいろ話をしまして、ふむぶむと話を聞いておかんが言いました。
「ええ···ほんまかいな···もしもそれがほんまやとしたら···私ほんまに病気やないの」
いや、病気やーゆーとるやないかーい。ついさっき自分でもわかったと言うてたやないかーいw
そのあと、家賃は拓が払ってくれるのか、月々の光熱費も払ってくれるのか、と話は続き、
「拓に申し訳ない拓に申し訳ない、今までも小さいときからもずっと迷惑かけて拓に申し訳ない、あんた大丈夫か?お金大丈夫か?身体は大丈夫か?大丈夫か?ほんまに大丈夫か?拓に迷惑かけてばっかりで拓のことが心配や。なぐさめて。」と言って無理やり抱き着いてきましたww
え?
なぐさめて???
「文脈からいけばなぐさめてもらいたいのはこっちじゃない?」
と私が言うと、
「ええねんそんなんどっちでも。なぐさめて」
と言って私の胸で泣き出しました。
どこまでいっても、おかんはおかん。
わるい意味じゃなくってね。本人にもわる気は一切なくね。悲しいかな、お金でしか彼女の心は動きません。いつものことです。今回も、不動産の契約やら引越やら家電購入やらで「金」を意識するに至ったことで、ようやく「申し訳ない」と本気で思ったんですね、たぶん。もっと思うポイントあるだろ、と思いますがね。
加えて、引っ越してから先のことが急に現実的になってきて、これまた「金」の心配をしはじめたというわけですな、たぶん。突き詰めれば、まー自分の心配をしてるわけです。笑
このへんなんともおかんらしいです。
まったく。笑
というわけで、今週が同居ラストウィークです。
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