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【出版レーベル】わをんBOOKSが始まりました

こんにちは。一般社団法人わをんの嶋田です。
私たち一般社団法人わをんでは、新規事業として出版レーベル「わをんBOOKS」を始めました。
わたしたちわをんは、全国の重度身体障がい当事者の自立生活を支えるための相談支援や、ウェブメディアの運営などさまざまな活動に取り組んできました。

詳しくはこちらをご覧ください。

わをんが大切にしていることは、当事者が「支援されるだけの存在」から、介助を受けながら地域で暮らすことを通して、「まわりを支援する存在」になってほしいということ。
そのために私たちができることは、利用できる制度情報を発信するだけでなく、社会参加するための手段が持てるようにサポートできることだと思っています。

その手段の1つは「自分のことを書くいて発信する」であると考えています。

自分がこれまでどのような経験をしてきたか、普段どのような思いで暮らしてるのか、自分の想いや感情を書いて誰かに読んでもらうことは、今までつながらなかった地域の誰かと繋がる、きっかけづくりになるのではないかと考えています。

わをんBOOKSで今後取り組むこと

わをんBOOKSでは予定ではありますが、以下のようなことを取り組もうと感がています。

書店で売る雑誌をつくります。

重度身体障がい者の自立生活に根ざした雑誌(ZINE)の制作をします。
テーマはまだ未定ですが、当事者が地域で暮らしていくための「暮らしのヒント」となるような雑誌が作れないかと構想中です。

ちなみに雑誌は、しっかり値段もつけて書店で販売することも目指します。
こちらは形にできたらまた情報発信させていただきます。

本を出版します。

こちらは中長期的な目標ですが、出版レーベルとして本を出版したいと思っています。まだ本を書いた経験がないけど、将来的には本を出したいという人の背中を押したいと思っています。
本づくりにご関心のある方、お声がけください。是非一緒に作戦会議をしましょう。

【今取り組んでいます】出版サポートをしました!

わをんBOOKSで出版したということではありませんが、 のぼりぐみみちこさんのZINE、『ウンチを出して「車いす」を脱ぐ』の出版サポートをしました。

当事者の語りプロジェクトでのインタビュー取材をきっかけに、一緒に活動をするようになった登り口さん。


ほぼリモートでの付き合いでしたが、一緒にラジオをやったり、介助付き就労のプロジェクトをやったり、大事な仕事仲間です。
いつかは書いて、作家として世にでる人なんだろうなーと思っていましたが、せっかくなので出版のサポートをさせていただきました。

以下が目次です。
登り口さんの「心の震え」が読める本です。
作家の安達茉莉子さんもすすめてくださっています。

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 1秒、1秒先、
 いつも初めての経験
 わからなくて当たり前
「障害者」って何
「ただの私」がつぶやく
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はじめに〜ウンチを出して「車いす」を脱ぐ
第1章 どんな体も、私は私
自分のこと、すぐにわからなくてもいいよ
「どんな体も、私は私」であるはず
「ただの人」が「障害者」にさせられる
「障害者」だからって、他人に人生を決められてしまうの?
10代の呪い「自分でできなきゃダメ」
違いがわかる障害者、違いに慣れていない健常者
どんな体も、私は私
第2章 福祉は人生の一部であって、すべてではない
世の中、捨てたもんじゃない
「先が見えないジャングル」で見失ってはいけないこと
「福祉は人生のすべてではない」と教えてくれた相談員
通りすがりの人までも巻き込んでイタリアへ
「車いす」から離れ、男性の胸へ
アフリカ人ヘルパーの「あなたは、どうしたい?」に救われる
第3章 怒り、笑い、「ただの人」に生まれ変わる
「怒り」が溜まるのは、おかしくないこと
自分らしく部屋を散らかす
周りに気を使うな。人生の友を見つけよ。
いつもの日常は、おいしいものを食べることから
「ヘルパー」から逃げ、ギリギリのラインの自由を求めて
「寝る」は、たった一つの簡単なシャットアウト
アホになる日
おわりに

どうやったら買えるの?

こちらの本、店舗で買えるのは東京の高円寺にある本の長屋、兵庫県尼崎市にあるDIY BOOKSの2店舗のみです。

その他、当団体からウェブ経由でもご購入可能です。
下記の申し込みフォームから必要事項ご記入ください。
当方から振込先の情報をお送りします。
価格は1冊1200円+送料180円、合計1380円です。
2冊までのご注文は180円。
それ以降は2冊ごとに送料180円いただきます。
ご注文お待ちしております。



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