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賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ」は、「人の振り見て我が振り直せ」なの?

これはドイツの鉄血宰相と呼ばれたオットー・フォン・ビスマルクの格言です。

「愚者」は自分で失敗して初めて失敗の原因に気づき、その後同じ失敗を繰り返さないようになるという意味で、これでは経験したことからしか学べない。それに対し、「賢者」は自分が経験できないことも先人たちが経験したこと、すなわち歴史を学ぶことで多くの経験を身につけることができる、ということだと思います。賢者は過去の他人の失敗から学び、同じ失敗をしないようにするというわけですなのですが、、、

ドイツ語の原文では「歴史」という言葉は使われておらず、失敗という意味のfehlerという語が使われています。

Nur ein Idiot glaubt, aus den eigenen Erfahrungen zu lernen.
Ich ziehe es vor, aus den Erfahrungen anderer zu lernen, um von vorneherein eigene Fehler zu vermeiden.
直訳すると、
愚か者だけが自分の経験から学ぶと信じている。
私なら他者の経験から学び、最初から自分が失敗しないようにする。

となります。

ビスマルクの言ってるのとなんかちゃうやん!
これ訳したの誰?
歴史どこ??
なんか腑に落ちへんなぁと思てたんで調べてみた

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