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YOJIRO2020に向けて

ああ…2019年が間もなく終わる。今日と明日寝ると終わる。

海さん同様、僕も紙の手帳が大好きで、秘密ごといっぱいの黒革の手帖を常に携えている。

僕も年の初めに、一年の目標を手帳に記している。
叶いそうなもの。叶いそうにないもの。
明日にでも実現できそうなもの。現実的に無理そうなもの。
年をまたいでも続けていくもの。
20個ほど書き出し、その実現を目標に日々過ごすことを課していた。

2019年の手帳の、「今年の目標」を読み返してみた。
そして愕然とした。ほとんどの目標を達成できていない。
叶いそうなもの、明日にでも実現できそうなもの、ほとんどが実現できていない。さざ波の日常にもほどがある。

でも、2019年ももうすぐ終わるので、残りの数時間を平々凡々に過ごすことをこれからの目標にしたいと思う。

ここ2年ほど、年頭の誓いに掲げる事柄に「ダイエット」がある。
今年も、『少なくとも週に3時間の運動を…』と書いてあったが、Of Corse!やっていない。週3時間も運動できないとは…なんとも情けない。
周りの人間からも「厚みを帯びてきた」と言われることが多くなったが、人間味に厚みが出てきたのではなく、肉体的な厚みであることは理解している。
冬になれば寒さと雪で、体を動かすことなど狂気の沙汰だ。誰が好き好んで寒風吹きすさぶ下界に降りねばならぬのだ。こたつにミカン、録りためたドラマを鑑賞するという極楽浄土の世界に安住していて何が悪い。

だが、年に一度だけ、「俺も走ってみようかな…」と思うシーズンがある。
マラソンや駅伝が毎週末テレビ中継されるこの時期。
体脂肪率が一桁であろうランナーの姿を見て、まぁあそこまでいかなくても、走ればスリムになるのではないか?という幻想を抱くのである。

ただ窓の外を見れば、新潟特有の鉛色の空。抱いた幻想は行動にはつながらない。

おや?手帳を読み返してみたら、今年は4月にハーフマラソンに出ていたではないか?
2時間半もポテポテ走っていたではないか?
思い出してきた!走り終わった後「もう二度とこんな辛いことしねえからな!」と捨てゼリフを吐いて、うどんを食って帰ったこと。その夜、ねぎらいの深酒をしたこと。筋肉痛が3日後にやってきたこと。

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今週の写真:走った時の証拠写真。
ホントだって!ちゃんと完走したんだって!

どうだろう。こんな僕だが、来年の手帳にも引き続き「ダイエット」と書き記し、マイナス5キロを叶えることはできるだろうか?

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進藤海/六月雨音/ようじろう/小宮千明/モグ。4人のライターがそれぞれの担当曜日に、ジャンル問わずそれぞれの“書きたいこと”を発信。

ボイスブックコンテンツ《Writone》より集まったライターによるリレーマガジン。

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