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ラジオマジック

ハロー!エヴェバディ!調子はどうだい?週のド頭、月曜日!
ようじろうだよ!
海さんに触発されて、今回はぼくも「ラジオ愛」を語るよ!

そうそう、この間、オヤジたちのロックイベントのMCをタモさん風にやってきたんだけど、オヤジたちの熱量ハンパなかったね。
音楽っていいね!LIVEっていいね!
MCも…まぁ悪くはなかったかな…。フロアを温めることができれば、今回は合格。パフォーマーのみなさんが気持ちよく演奏できれば、MCとしての役割はOKだよね?
残念だったのが、「みんな~!もりあがってるか~い!」なんてフロアを煽って、腕を上げようとしたら、肩が上がんなかったんだ。
四十肩ってやつかな?

ぼくはラジオDJにあこがれて、20代の半ばごろからその道を目指して。アナウンス学校に通うって決めた時も「アナウンス科」ではなく「放送タレント・DJ科」ってところに決めたんだ。
「DJ」というと、今はターンテーブルを使って音楽をつなげていくクラブDJの方の意味合いが強いけど、ぼくにとってはDJと言えば「ラジオDJ」。ディスク=レコード(CD)の音楽を乗りこなしていくジョッキー。音楽に合わせて、曲紹介したり、思いを語ったり。
今でも時々だけど、生放送の現場でしゃべらせてもらえているのは幸せだ。

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今週の写真:日本海。この景色にあう音楽はなんだろう?

「ラジオマジック」というものがある。
ラジオの魔法。
その時、たまたまラジオから流れてきた音楽が、自分の心にフィットして、生涯忘れられない一曲になる。
初めて女の子を助手席に乗せて海岸線を運転していたときに流れてきたあの曲。その子にフラれて涙した時に流れてきた曲。
通勤電車の車窓から見ていた何気ない景色が、ラジオから流れてきた音楽で急に鮮やかな景色に見えたり、受験勉強をしているときに流れた音楽が、自分の応援歌になったり。
ラジオはときどき、そんな魔法をかけてくれる。
ライブイベントでは、あんまりラジオDJっぽくはなかったけど、みんなの奏でた音楽にそんな“魔法”がかけられたらいいなって思ってしゃべってみた。

さて今日は、ラジオDJっぽくこのコラムで一曲、音楽をご紹介しましょう。
お送りするのは、Buggles、1979年リリースの『Video Killed the Radio Star』

邦題は『ラジオスターの悲劇』
直訳すると、「ビデオがラジオスターを殺した。」
CMソングにも起用されているから、絶対どこかで聞いたことのある曲だと思うんだけど、音楽がラジオからビデオ(映像)に変わっていくことを危惧した(揶揄した?)ナンバー。この曲がリリースされた頃。これから始まる80年代の音楽は、ラジオはどうなっていってしまうんだろう。と、時代の流れを悲しみながらもラジオに対するノスタルジーを歌っている、と解釈している。

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進藤海/六月雨音/ようじろう/小宮千明/モグ。4人のライターがそれぞれの担当曜日に、ジャンル問わずそれぞれの“書きたいこと”を発信。

ボイスブックコンテンツ《Writone》より集まったライターによるリレーマガジン。

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