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20211101ふかいメルマガ23回 ハラスメント【前編】

おはようございます!
11月になりました。
早いですね。今年もあと2か月です。
先週28日は、本社で新卒内定者懇親会を行いました。

懇親会のプログラム、
自己紹介の「どうでもいい話3つ」は、中でもおもしろかったです。

私のどうでもいい話3つ
「べたべたの大阪人のように見えますが、実は東京都小金井市生まれ。
変則的両利きで、絵は左字は右、端は右スプーンは左。
インラインスケートはかなりうまいです」なんて、
ホントどうでもいい話を、それぞれ3つ披露するというもの。

しーんとなっても、話題が広がらなくても、
「どうでもいい話だから!」と笑える。
しかもけっこうどうでもよくない話が混じっていて、
「ちょっと待って、それなに?どうでもよくないでしょ!」とか(笑)
おもしろい!
いやぁ!素晴らしい企画でした。

これ、人事スタッフオリジナルのアイデアです。
こんど、ワークショップのアイスブレイクに「どうでもいい話3つ」を
使ってみようと思っています。

内定の2人とも、かなり個性的な趣味・嗜好を持っていて、
来年の入社が楽しみです。
どんな趣味・嗜好かは、本人たちからあらためて語ってもらいましょう!
この28日は、もう1つイベントがありました。

管理職への「ハラスメント研修」です。

17時から東銀座のYRK&東京に集まり、
YRK&TOKYOのHR(ヒューマンリソース)部のHさんを講師に、1時間15分、ハラスメントについて考えました。
実はHさんは、私のメルマガの師匠です。
YRK&で「勝手にメルマガ」を、勝手にはじめて2年76回、発信し続けています。
数も質も師匠には追いついていないです(-_-;)
その功績(それだけではないのですが・・・)が評価されて、
この9月にはYRK&社長が独断で選ぶ社長賞を授与されました。
私は、このメルマガをはじめるにあたって、彼女に教えを請いました。

本題のハラスメント研修です。
今回は、
① 「ハラスメント」とは何か
② パワーハラスメント
③ セクシャルハラスメント
④ 今後の良い職場環境づくりのために
という4つのテーマです。

管理職向けの研修として行いましたが、社員のみなさん全員に関係することなので、このメルマガで簡単に紹介します。

今回はパワーハラスメントについて、
来週の次回にセクシャルハラスメントについて
メルマガのテーマにしたいと思います。

ハラスメントという言葉は、「嫌がらせ」「いじめ」という意味で、
「行為者本人の意識の有無に関わらず、
相手を不快にさせたり、
相手が尊厳を傷つけられたと
感じさせる発言や行為」を言います。
行為者本人の意思の有無に関わらず、というところがポイントです。

「そんなつもりなかったよ」
「いい意味で言ったのに」
「期待を込めて、ほめたつもりなのに」
という意思でも、相手が不快だったらダメなんです。

それでは、
パワーハラスメントの典型的な6つの例です。
①身体的な攻撃(暴行・傷害)
 叩いたり、モノを投げつけたり・・・これはダメですよね。
若いころ、上司に持って行った企画書を丸めて投げ返されたことがありました(笑)

②精神的な攻撃(脅迫・侮辱・暴言)
・長時間の叱責
・「人間として失格」だ、など人格を否定する
・怒鳴りつける など

③人間関係からの切り離し(隔離・中間外し・無視)
これは文字通りです。
大阪弁で言う「はみご」です。
(あらためて聞くと大阪弁てすごい言い方しますね(笑))
これ、部下が上司を仲間はずれにしても、パワーハラスメントになるそうです。

④過大な要求(業務上不要なこと・推敲不可能なことの要求)
「明日の朝までこれやっとけ」と言って夜になってから仕事を渡すとか、
煙草をや缶コーヒーを買いに行かせる、とか。
(昔はふつうにありましたね)

⑤過小な要求
・本来の業務ではない、雑用ばかりやらせる
・苦痛を与える、やめさせるために、仕事を取り上げる
など

⑤ 個の侵害(私的なことに過度に立ち入る)
・休日にLINEで「何してる?」「どこ行くの?」とメッセージを送る
・スマホを取り上げ、勝手に中を見る
・「前の彼女とどうなった?」としつこく聞く
・「あいつ彼女と別れたらしいよ」と勝手に言いふらす
など

それから、オンラインミーティングなどで、背景に映った部屋を見て
「中学生みたいだね」というのもアウトです。

ハラスメントと指導は、上位者にとっては紙一重と映りがちです。
私は、元阪神や楽天を優勝に導いた監督、星野仙一さんの言葉を思い出します。
星野仙一さんは、「怠慢でエラーをしたり、集中力が無くてサインを見逃したりした選手には、すぐ叱る 人前で叱る 大声で叱ることにしている」と言っています。

これは、パワハラになるのか?
専門家に直接聞いたことがあります。
専門家の答えは、
「怠慢や約束を守らずに、みんなに迷惑をかけるようなこと、組織のルールを破った人。例えば、みんなが集まっているのに一人だけ無断で遅刻するとか。そういう時には、すぐ叱る、人前で叱るべきですね。でも、大声は必要ありませんよね?」
という回答でした。
腑に落ちました。
たしかに、歓声がやまない広い球場だったら、
大声が必要かもしれませんが、
ふだん大声になるのは、感情によるものです。

叱ると怒る。
感情(=心)が入るのは、
怒りです。
たしかに、星野仙一さんの言葉は続きます。
「私は、努力して頑張った結果の失敗や成績不振は、監督室に呼んで、改善のポイントを指摘して励ましてやる。すでに落ち込んでいる本人に、私は怒らない」。
そうえば、YRK&先代の社長が、東京支社の責任者なりたての私に、
「組織を乱すようなやつは叱り飛ばさんとあかんけどな、ミスして、得意先に怒られて、上司にも怒られて、じゅうぶん自分が悪いと思っている社員に、その上のあんたが怒ったらあかん。勉強になったな、言うてやったらええ。もしうちが損したら勉強代やな、言うてやんねんで」
そう言っていたことを思い出します。
私もそうやって育てられ、許されて、気づかされてきました。

難しいですが、大事な心構えだと思います。
続いてセクハラですが、来週にします。

そうそう!ハラスメント研修の後、参加した管理職・役員みんなで乾杯しました。
私は5月に入社して初めてです。
1人缶ビール2本までのささやかな飲み会でしたが、楽しかったー!

深井賢一

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