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20221213ふかいメルマガ29回 理念ミーティング1経営理念に込めた想い

おはようございます!
10日金曜日に、理念ミーティングがいったん終わりました。
12月1日にスタートして、毎回8人前後、
東京・大阪・九州、それに部門・キャリア・年齢を超えて、
オンラインで集まってもらったのは、59人のみなさんでした。

延べ735分、12時間以上のミーティング。
現場の事情で参加できなかった方とは、あらためて日程調整中です。

毎回ミーティングの終わりには、
「ふだん会えない他の部門の人の考えが勉強になった」
「いろいろな意見や考えが聞けてよかった」
「有意義な時間だった」「またやってほしい」
という感想をいただきました。

私も全く同じ感想を持っています。
ミーティングの終わりには「今日も勉強になりましたね。
●●と△△は、また役員間で議論しましょう」と、
冨永さんと一言交わしていたくらいです。

このミーティングのルールとして、
「ミーティング内の発言は、その場限りのもの。
誰が何を言ったということを、後で評価や偏見にしない。
酒の話題にしない。批判しない。
ただし経営や運営には活かします」
としてきました。

このメルマガでも、参考になる考えや疑問は、
みなさんと共有したいと思っています。
「誰が」は削除したうえで、今後紹介します。

今回のミーティングでは、それぞれ初めましての方も多かったので、
部門と主な仕事内容、それにTさん発案の
「どうでもいいこと3つ」で自己紹介をしました。
この「どうでもいいこと3つ」、毎回、興味深かったです。

ミーティングの最後に、「このミーティングで印象に残ったこと」を毎回上げてもらっているのですが、12月9日のミーティングでは、「山に親子3人で星を見に行ったら、神奈川県警に職務質問された」という「どうでもいいこと」の1つに、「今日一番印象に残ったこと」が集中してしまうという事態が起きました。
みんな1時間40分の議論よりも、最初のそこですか!?という感じでした(笑)

ところでこの週末、みなさんの発言のメモを見返していたのですが、
濃いです!濃い!!濃い!!!濃い!!!!
「みんな持っていますね」と、ミーティングの感想を言っていた人がいましたが、まさに持っています。

まず、みなさんからの経営理念についての感想・意見・疑問いろいろ出ました。
多かったのは、
なんでカタカナなんだ?
家族のシアワセっていう一文が、がいいですね
経営理念に家族が出ているのが不思議
そもそもシアワセってなに?
コピーのようでわかりやすい
耳に聞こえはいいけど・・・
「ちょっと便利」って、なんで「ちょっと」?
「ちょっと便利」の「ちょっと」がいい!
経営理念と言われても、毎日現場に出ているとピンとこない
現場に出ている以上、現場のお客様が優先
ちょっと抽象的。もっと具体的に言ってほしい
本当に実現できますか?
1・2・3と番号が付いているが、これ優先順位だといやだな
1・2・3ではなく並列ではないか?
3から始めるべきではないか。3を実現するためにはと考えるべき
などなど・・・

おそらく、ほとんどの回のミーティングで、
出ていた感想・意見・疑問ではないでしょうか。

それから、「みなさんにとって仕事とは何か?」も聞きました。
これもいろいろ出てきました。

お金
生活
活力
誰かのために役に立つこと
お客様との信頼
社会とのつながり
社会貢献
自分の存在価値を確認する場
自分の目標達成のツール
勉強の場
そして、
働かなくていいようにするために、今働いている
この言葉は、そのミーティングでの「今日印象に残ったことば」MVPでした!
実は、この時以外にも何人かの人が同じように言っていました。
「ITのチカラで、苦労して働かなくてもよい社会を実現するため」
「自分の仕事を楽にするために働いている」
これって今社会が目指しているDX化のことですよね。
さらに言えば、究極の生産性追求。
そして人間じゃないとできない仕事って何だろう?
という問題提起でもありますよね。
深い、濃い、持ってますよ!
ミーティングでの議論によっては
「どんな時に、理念を実現したと感じたか?」
「会社ってあなたにとってどんな存在ですか?」
と質問したこともありましたが、
前者は比較的若い社員に
後者はベテランの社員に聞きました。
あらためて、この経営理念が、
みなさんの中で意味のある捉え方をされていることがわかりました。
細かい部分での疑問や、「ちょっと批判めいたことなんですけど」と
前置きつきの意見などもありましたが、
それも大歓迎の上での「すり合わせ」の場として、貴重でした。

毎回ミーティングの場で、冨永さんがお話しくださった
「天から降ってきた」という経営理念の背景と想いを以下にまとめます。
「私は、組み込みの世界にずっといます。
若いころ、携帯電話向けの音声コーデック、プログラミングの仕事をしていました。
『もしもし』、と言葉を発すると、音声をアナログからデジタル化し圧縮して、電波で飛ばします。それを相手が受けて、また音声データに戻す仕組みです。
ある時、S社さんが写メールを出したいと言ってきました。
まだ写メがない時代です(笑)
画像圧縮のプログラミングも担当していたので、写メ用の画像圧縮について、こんなこともできますよ、こんなふうにしたらサイズを小さくできますよ、とプログラムを修正して対応できる様々なアイデアを伝えました。
そうすると、S社さん、つまりお客様が、すごいね!とみんな驚きました。
その時に、自分の技術でお客様を笑顔にできることにやりがいを感じたのです。
その後世に出た写メールで、世の中のみんなが便利に使ってくれているのを見ました。
笑顔で使ってくれていました。
この時の体験が、経営理念のベースになっています。
こういう体験をウェーブの社員全員に味わってもらいたい。
やりがいを感じる、それがシアワセにつながる。
社会が便利になって、会社の業績も上がって、給料も上がる。
そうすることで家族のシアワセにつながるはず。
シアワセを感じると、人は脳内にドーパミンが分泌されます。
そうするともっとお客様の笑顔が見たいとハタラク。
そのサイクルが好循環を生んでいく、そんな会社にしたいと思っています。
私としては、今のウェーブの実態は派遣会社だけど、
本質は『技術の会社』『ITのチカラを使う会社』だと思っています。
そのために社員教育をしていきたし、ウェーブの技術力を上げていきたい。
ただし、お客様のために社員が無理をして苦しんだり、家族との時間を削って、不幸せになってまでお客様の笑顔をつくる会社にはしたくない。
そんな想いをこめて、この3つは優先順位ではなく、どれ一つとも欠くことができないサイクルだと考えています」

いかがでしょうか。

あらためて、経営理念です
1.ハタラクことを通じて、お客様の笑顔をつくる
2.ITのチカラで、今までよりもちょっと便利な社会をつくる
3.全社員とその家族にシアワセをもたらす
ハタラク チカラで シアワセをもたらす会社

次回は、みなさんとのディスカッションの中で、
私や冨永さんがお答えしたことについて触れていきたいと思います。

今週もよろしくお願いします!

深井賢一

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