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「千星物語(1000stars)」に期待。

2021年1月29日から本国で放送開始予定のタイBLドラマ
「 นิทานพันดาว ( 1000 Stars / A Tale of Thousand Stars )」
の予告編とポスタービジュアルが公開されました。

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同名小説の映像化ですが、自分は原作(日本語訳発売予定)未読のうえにタイ語も分からないため、ほぼ予告編を見ただけの状態でNoteを書きます。

予告編で抱いたイメージと本編の内容が異なるということはよくあるため、放送開始後「書いていることと違う・・・」という点が多々あるかもしれませんが、それでも期待をしていることを伝えたい、そして一緒にこの作品に興味を持ってくれる方が増えたら嬉しい・・・と思い書くことにしました。

(繰り返しますが原作未読だし、出演俳優の熱心なファンというわけでもありません・・・本当にただ「予告編を見て感動した」という期待感だけで書いているということをご了承のうえ、「なんかこいつこのドラマ楽しみにしてるんだなぁ…」くらいの軽い気持ちでお読みください。)

使用画像はすべてGMMTVの公式Twitter掲載のものを使用しています。
また、公式英字表記は「A Tale of Thousand Stars」または「1000 Stars」となっていて日本語訳の公式タイトルは決まっていませんが、直訳と筆者の好みでこの記事のタイトルでは「千星物語」と表記しました。

[Official Trailer] นิทานพันดาว 1000stars日本語字幕あり​)

あらすじ(公式からの意訳)
おとぎ話の物語…千の星の祈りで実現します。

Tianはある日突然心臓発作を起こし、同じ日に交通事故で亡くなったTorfunから心臓のドナーを受けました。 新しい心が古い心に取って代わり、彼の人生を永遠に変えました。
新しい人生をもらったTianはお返しをしたいと思い、自分のようにドナーを受けた人々が再びこの世界にとどまる権利を持っている理由、人生の意味を見つけようとします。
TianTorfunの代わりにパパンダオ村に行き、ボランティア教師になりました。 そこで彼は、国立公園のスタッフであるPhuPha隊長と出会います。 隊長は村を担当する森林警備隊の責任者です。
ボランティア教師になる準備ができていなかったTianの未熟さに腹を立てたPhuPha隊長は彼を解雇しようとしますが、Tianは隊長に認めてもらえるよう頑張ります。
2人の関係は改善し、感情は徐々に発展していきます。
Tianは、この気持ちはPhuPha隊長を愛していたTorfunの心臓から生まれているものなのか、それとも自分自身から湧き上がるものなのか迷います。

ちなみに、1年以上前に作られたデモ予告(撮影前のお知らせ)がこちらです。

GMMTV 2020 | นิทานพันดาว [A TALE OF THOUSAND STARS]

キャストと基本設定は同じでも、2つの予告編でキャラクターの雰囲気が変わっているのが分かります。本編はどうなるのでしょうか。

以下、個人的に期待しているポイントです。

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期待➀ 田舎が舞台

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予告編やポスターでも分かるように、この物語の主な舞台は「パパンダオ」という山の中の村だ。
タイのBLドラマでは都会のバンコクが舞台になることが多く、地方が出てくる場合は登場人物たちが帰省したり旅行したりする短期間だけの場合が多い。しかも、ここまで山奥・・・って感じの雰囲気の場所が舞台になる作品を僕はじめて見た。
日本でも同じだけど、一般的に同性同士の恋愛に対する受け止め方は、都心部の方が理解が進んでおり、地方に行くほど伝統的で保守的な考え方によって受け入れられないことが多い。
現実を考えた場合、BLドラマと田舎はなかなか馴染まないのが現状だ。そこを、ある意味特殊な設定を取り入れることで挑戦しようとしているのがこの作品だと思う。
また、その土地を愛している人と「よそ者」として都会からやってくる人との交流、というのも万国共通で共感できるテーマだと思う。

都会では見られない豊かな森林や茶畑と広大な星空の下でどんな物語が展開されるのか、とても楽しみだ。

期待➁ お仕事ドラマ

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予告編でも触れられているが、主人公の一人Tianはボランティア教師としてパパンダオ村にやってくる。心臓を提供されたTorfun(写真)の遺志を継いでのことだ。
ボランティアとはいえ子どもを相手にすることは生半可な気持ちでできることではないし、都会での生活に慣れた人にとって山奥での生活は大変だろう。軽い気持ちではできないし、責任もある。
Tianがどのように成長していくのか、Torfunがどんな思いで教師をしていたのか・・・そのあたりもしっかり描かれそうで、楽しみだ。


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もうひとりの主人公PhuPha隊長は森林警備隊の仕事に誇りを持っている人物なのが伝わる。どういういきさつでその仕事に就いたのか。どんなふうにパパンダオを愛しているのか。
職業を描くことで各キャラクターの人生も描いてくれそう・・・と期待している。

期待➂ 出演俳優

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主演の2人は
Tian役→Sahaphap Wongratch (愛称Mix:写真左)
PhuPha隊長役→Pirapat Watthanasetsiri(愛称Earth:写真右)
2人とも芸歴が長く、共通のマネージャーだったこともあり撮影前からよく知っている仲だそうなので、きっと素晴らしいシーンがたくさん見られるはず・・・超期待。

Torfun役→Sarunchana Apisamaimongkol(愛称Aye)
個人的に大好きなタイドラマ「Friend Zone」で素晴らしい演技を見せているので、今回の作品も期待。GMMのガールズユニット「SIZZY」のメンバーでもあり、歌も踊りもできる人。

助演陣も若手の実力派ぞろいなので、彼らが見られるだけでも嬉しい。

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(写真上から:KhaotungWhiteDrake)
*愛称のみ表記。それぞれ日本でも人気の俳優たちなので解説は他の方にお任せします・・・。

監督は「Dark Blue Kiss~僕のキスは君だけに~」や「Still2gether」などの Aof Noppharnach。今まで見てきた作品から”光を大切にする監督”という印象なので、満天の星空や山村のランプの明かりなど、きっと美しい映像が見られるはず。

期待④ 伝説が導くロマンティックさ

パパンダオ村に伝わる「1年の最後に崖の上に行き、愛をこめて1000まで星を数えたら願いが叶う」という伝説は、他でもありそうな設定ながらとてもロマンティック。
この伝説が物語にどのように生かされていくのか、そしてTorfunのノートには何が書いてあるのか、ちょっと謎解き要素もありそうなところも気になる。

期待⑤ 「恋愛と性別」問題をどう描くか

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心臓を移植された場合、提供者の想いは引き継がれるのか・・・というテーマは他の作品でも取り扱われたこともあるし、真偽は不明だけど現実に移植された後に、はじめて行った街の道が分かったとか、移植前の人の記憶がある体験談などを聞いたことがある。

今回の場合、「女性の心臓が男性に移植され、その男性が移植前の女性が好きだった人を好きになる」という複雑な設定だ。

とくに同性の恋愛を描いた作品の枕詞でよく見かける「性別を越えた恋愛」「性別関係ない恋愛」「障害のある恋愛」というような表現に、いつも引っかかっている。
いや、むしろ同性なんだから性別越えてないし・・・むしろ男女の恋愛の方が性別越えてるじゃん・・・そして障害になってるのは周囲の偏見のせいでは・・・などと、モヤモヤ考えてしまう。

この作品は、まさにその問題にも挑むことになるのでは・・・・と当初から思っていた。
僕の好きな作品「Untill We Meet Again/運命の赤い糸」では、主人公は湧き上がる恋愛感情を、前世の記憶と現代の自分自身の気持ちとのどちらなのか分からなくなって悩む。
この作品でも、Tianは「恋愛感情は自分のものか」で悩む点では共通しているが、今回はそこに性別の壁も加わってくるのかもしれない。
田舎が舞台であるため、周囲の人々に「中身(心臓)は女性だから」という納得のさせ方をするのか・・・いや、僕はそういう結末ではない、もう一歩踏み込んだ展開を期待している。

そして、この作品はきっとやってくれるんじゃないか・・・と思わずにはいられない素晴らしい予告編だと思う。

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以上、すべて個人的な期待を述べただけですが最後までお読みいただきありがとうございました。
放送を楽しみに待ちましょう!(日本での放送も期待しています)

Twitterにはすでに日本の私設ファンクラブがあります(A Tale of Thousand Stars JapanFC @1000stars_JFC )ので、そちらもチェックしてみてください!(僕は関係者ではありません・・・掲載許可をいただいています。)

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