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東京で多くの選択肢を作る。後輩達のために!ゲスト:平良英之さん(2022/11/25 OA)【Watta! Itta! #09】

新番組「Watta! Itta!」

第9回のゲストは、宮古島市出身、
合同会社東京都沖縄区 代表社員の平良英之さんでした。

平良さんは現在、合同会社東京都沖縄区の代表社員として「東京から沖縄を盛り上げる」というコンセプトで上京したい沖縄の若者の支援などを手掛けています。

こうしたコンセプトがこの番組と非常に近く、是非平良さんにも出演してほしいというオファーから実現した今回のゲストトークがスタートしました。

放送はこちらから!

【radiko】 ※2022/12/2迄
→沖縄県内からはタイムフリー(無料)で、県外からはエリアフリー(有料会員)で聴けます。

【podcast】 ※2022/12/1~
→全国どこからでも聴けます。
(anchor、spotify、apple podcasts、Google podcasts、Amazon music)

放送内容のまとめ

ここからは放送内容のネタバレになりますので、是非番組を聴いてからお読みください。(一部、本放送ではカットされた部分も含みます)

沖縄で教員になる前に、足掛けのつもりで上京

平良さんは宮古島で生まれ、家のすぐそばに綺麗な海がある環境で生まれ育った後、地元の宮古高校から沖縄国際大学へ進学。
沖縄で教員になろうと考えていましたが、教育実習で母校の宮古島を訪れた際に担当教諭から「先生になる前に社会経験をした方がいい」というアドバイスを受け、だったらせっかくなら東京で働こうという気持ちから上京することを決意。
既にある程度就職活動が落ち着いてしまっていた時期だったこともあり選択肢が限られる中で、自身が学生時代にアルバイトで経験があった小売業の企業に就職することになりました。

「三年ほど東京で働いて、それから沖縄に戻って教員になろう」という足掛けのつもりで東京に出てきた平良さんですが、その三年間での刺激がその後の自身の人生を大きく変えることになります。

当時はちょうどリーマンショックが起こる前で、外資系の金融企業がバブルのようになっていた時代。自分と同じ年齢の人たちが、六本木ヒルズなどでバリバリ働いていたりタワーマンションに住んでいる姿を見て憧れを持った平良さん。
同時に、色々な職種が世の中にはあり、色々な企業があることを知ったことで、これまでの自分がどれだけ知らない中で選択をしていたかを思い知ることになります。沖縄から上京した時も職業選択の幅が狭かったのだと気付いたわけです。その経験が現在の平良さんの活動にも繋がっていくわけです。

FPの資格を取り複数の法人営業を経験。そして法人化へ

こうして沖縄に戻らずに東京でより大きな可能性を追うことを選択した平良さんは、まずはファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取るべく、金融業界に転職をすることになります。

未経験から教えますという触れ込みのその企業に入社し、そこで無事にFPの資格を取ることに成功したものの、実績を上げないと会社に残れないという厳しさも経験。最初はかなり苦労も多かったものの、仕事を通じて様々な人たちと出会い、そしてそうした方々のキャリアプランや給与明細などに触れる中で多くのことを知ることが出来たことが楽しかったことで、東京で続けられたと言います。

そしてそんな中で大きかったのが「沖縄出身」だということ。そのことだけで周りとの関係をうまく築くことが出来たのが大きかったと言います。沖縄に助けられて苦労を乗り越えたということですね。

そうして金融業から保険業、不動産業と様々な業界で法人営業を経験した平良さんですが、その中で知り合った沖縄の先輩や沖縄好きの人たちと「沖縄会」のようなコミュニティを作るようになり、飲み会を定期的に開くといったサークルのような活動をしつつ、当時盛り上がっていたFacebookのグループとして立ち上げたのが、”東京都沖縄区”。そして2013年、そのグループを法人化することになったのです。

上京したい沖縄の人たちを支援したい

法人化する前のこと。平良さんが保険会社に在籍していた時に、那覇市のリュークスタワーの移住セミナーに携わる機会がありました。関東に住んでいる人たちを中心に「沖縄に移住したい」という方の資金計画などの支援をするといった仕事を通じて「これだけ沖縄に移住したいという人が居るんだ」ということに気付きます。同時に「であれば逆も同じでは?」とも気付いた時、上京したい沖縄の人たちの支援をしたい、という思いを持つようになったのです。

そして、2013年。これまでのサークルのようなコミュニティを合同会社として法人化。三つの事業の柱を作り、そのうちの一つとして「上京する沖縄の人たちを支援する(住まい・仕事・友達探しのお手伝い)」事業を展開するようになりました。

その事業の最初は、シンプルに住むところの紹介をすることをしていたものの、やはりしっかりとした職に就かないと部屋を貸してくれないといった苦労もあり、そんなことから今では「職探し」も積極的に支援することを行っています。
平良さんも所属する関東沖縄経営者協会と連携し、上京後の仕事の受け入れ先を確保したり、母校である宮古高校や沖縄国際大学の就職支援の担当と話して上京したい学生たちの相談窓口を担えるような動きをしたりと、着々と形になりつつあります。

そして「TOKYOうちなーねっと」という自分たちのメディア(オウンドメディア)を運営し、関東に点在している沖縄関連のイベント情報やニュースを取り上げて提供したり、沖縄出身で頑張っている人たちのインタビュー記事を掲載することで「東京から沖縄を盛り上げる」ことを目指している平良さん。

これからも一人でも多くのウチナーンチュたちの上京支援をしてくれることでしょう。そしていつか、平良さんが支援したウチナーンチュが活躍し、このラジオにゲスト出演してくれる日を楽しみにしたいと思います。

こぼれ話

平良さんの沖縄でのフェイバリットスポットは、地元宮古島が世界に誇るビーチである「与那覇前浜ビーチ」。里帰りをするたびにその綺麗さに感動し、子供たちと遊ぶのが楽しみなのだとか。
そして大学時代に住んでいた宜野湾市で出会ったのが、タコライスの名店である「キングタコス」。今でも必ず沖縄本島に行ったら立ち寄って味わうようです。


平良さんは現在、東京都沖縄区の活動とは別で”勝手に宮古島観光大使”として奥様と共にブログSNSでの情報発信をしています。
宮古島はリゾート開発も進み、世界に誇る場所になりつつありますが、その宮古島の魅力をより多くの人たちに知って欲しい、という思いからスタートした活動を通して、地元である宮古島も盛り上げていきたいと語ってくれました。

そんな平良さんが後輩たちに伝えたい事。

沖縄から出て、更に沖縄が好きになり、沖縄の魅力にも気付くことが出来た。だからこそ少しでも沖縄から出てチャレンジしたいという後輩達が、チャレンジできる環境を作りたいと思って頑張っています。
「チャレンジしたい、けど心配」といったことがあれば、是非気軽に相談してください。色々と役に立つ情報を提供できると思います。

平良さんが語ってくれたように、このラジオだったりで刺激を受けて「沖縄から出てみたい」と少しでも考えた方が居れば是非、平良さんにご相談ください! そして活躍してこの番組のゲストに出て下さいね。

次回のゲストの紹介

さて記念すべき第10回となる次回のゲストは、この番組のパーソナリティを務めるクワエリョウ(桑江令)です。なんと本人がゲスト!

【Twitter】 【TOKYOうちなーねっと】

一応、本業は漢字、ラジオではカタカナと名前表記を使い分けているのですが、あえて漢字でゲストとして扱いますね。

桑江さんは那覇市首里の出身。首里高校を卒業後に二松学舎大学へ進学。それから20年以上、東京で生活しています。
高校時代からインターネットの世界を満喫していて、一人で東京や愛知に出掛けてはネットで知り合った大人たちと交流を持つ中でネットの世界の可能性と東京への憧れを持った桑江さん。

その当時の経験があったからなのか、現在はITコンサルタントとして多くの企業や自治体などの支援を行いながら、100回以上のウェブセミナーの司会や講演を経験。こうした経験が今回のラジオ番組の実現に繋がりました。

ラジオ好きが高じて「自分のラジオ番組を持ちたい」という夢を実現するまでの話を一人語りする予定ですので、どうぞお楽しみに。

2022/12/2、22時~ オンエアーです!


「Watta! Itta!」(ラジオ沖縄)
毎週金曜日 22:00~22:30
ハッシュタグ:#ワッタイッタ
メール:watta@rokinawa.co.jp
→皆様からの感想やゲスト候補の自薦・他薦もお待ちしています!


【Watta! Itta! Credit】
・Sponsor
一般社団法人あゆむ
株式会社バリューブリッジ
株式会社しんか

・BGM
(Opening)「Emotronik」佐土原隼人
(Ending)「かえりじたく」ninny
(Jingle)なるけしんご、近藤崇、ハヤシユウ

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