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OpenAIの検索結果「千人針」から

microsoft bingチャットで、初めてチャットGPTを利用してみたが、余りに解らないことが多いので、元のopenAIを利用してみた。例として千人針について検索した結果を紹介する。

User
千人針について教えて下さい
ChatGPT
千人針とは、多数の人々が集まって一つの布や紙に針を刺し、一つの作品を作り上げる伝統的な手法のことを指します。
千人針は、主に日本の伝統的な手工芸において行われてきました。多くの人々が一つの作品に協力して作り上げることで、その作品には多様性と統一感が同居し、協働と共同体意識の象徴となります。また、千人針は、一人ひとりが自分の思いや想いを込めて針を刺すことで、作品には個人の思いや想いが反映され、感情豊かなものとなります。
千人針は、伝統的な手法であるため、日本の文化や風土に根ざした作品が多いですが、現代においても、千人針を活用したアートプロジェクトや社会的プロジェクトが行われています。例えば、震災復興支援のために、多数の人々が協力して作り上げた千羽鶴や、多数の人々が協力して作り上げた大型の刺繍作品などがあります。
千人針は、多数の人々が協力して作り上げることで、社会的なつながりや共同体意識を高め、また、個人の思いや想いを反映した感情豊かな作品を生み出すことができる手法です。

英文を元にしているのだろうか、日中戦争や太平洋戦争の千人針のみならず、現代のアート作品と混在した説明になっている。もっともらしい説明だが、まったく使えない説明だった。もしかしたら英語による説明かも知れないと思い、下記のような質問に変えてみた。

User
日本の千人針の歴史について教えて下さい
ChatGPT
千人針は、日本に古くから伝わる伝統的な手法の一つで、江戸時代(17世紀後半から19世紀中頃)には既に存在していたとされています。
江戸時代には、寺院や神社などの社会的な結びつきの強い共同体において、千人針が行われることが一般的でした。その後、明治時代に入り、学校教育の中で千人針が導入されるようになりました。明治時代の学校教育においては、道徳教育の一環として、生徒たちに道徳的な思想を教え込むことが重要視されました。その中で、千人針は、多数の人々が一つの作品を作り上げることで、社会的な結びつきや共同体意識を高める手段として、学校教育の中で取り入れられました。
また、戦後の日本においても、千人針は様々な場面で用いられるようになりました。例えば、被災地の復興支援や地域の祭り、学校の行事などで、多数の人々が協力して一つの作品を作り上げることが行われてきました。
今日では、千人針は、日本の伝統的な手法として、また、社会的なつながりや共同体意識を高める手段として、様々な場面で用いられています。

江戸時代から千人針があったとはどこからきた説明なのだろうか?火のないところに煙はたたないので、何か根拠があるのかも知れないとこの時は信じていた。戦後の話で、もしかして千羽鶴と勘違いしているのではと思い、下記の質問をした。

User
千人針と戦争との関係を教えて下さい
ChatGPT
千人針は、戦争時にも利用されました。第二次世界大戦中には、戦意高揚のために、多数の人々が協力して一つの作品を作り上げることが行われました。
具体的には、戦時中の日本では、「国民精神の高揚」を目的に、千人針が広く行われました。例えば、軍隊や学校、工場などで、多数の人々が一つの作品を作り上げることが奨励され、それらの作品は、戦争勝利の象徴として宣伝されました。
また、戦後の日本においても、千人針は、戦争体験を伝える手段として利用されるようになりました。例えば、被爆地の平和記念式典などで、多数の人々が協力して一つの作品を作り上げ、戦争の悲惨さや平和への願いを表現することが行われています。
しかし、戦争による犠牲や悲惨な経験を持つ人々からは、千人針が戦争の象徴として利用されることに対して批判の声も上がっています。

ここでもやはり戦後は千羽鶴の説明である。そこで、何をもとに説明をしているのか確認してみると下記の論文を紹介してきた。

User
千人針の論文を教えて
ChatGPT
以下に、千人針に関する学術論文をいくつか紹介します。
1.「千人針」の民俗学的考察
著者:小松久男
出版年:1972年
概要:日本の民俗学者である小松久男氏による千人針に関する論文です。千人針がどのように生まれ、どのような意味を持っているのかについて、民俗学的な視点から考察されています。
2.千人針から考える「共同性」 : 「創造」と「芸術」の現場から
著者:鈴木真理
出版年:2011年
概要:千人針を通じて、人々が協力して作品を作り上げるプロセスについて、社会学的な視点から分析されています。また、千人針を通じた共同性の発揮に着目し、創造性や芸術性についても論じられています。
3.戦争と芸術の関係を考えるための一試論 : 「千人針」と「空襲被害遺産」の社会史的考察
著者:福島優子
出版年:2016年
概要:戦争における「千人針」の利用や、戦争被害を伝えるための「空襲被害遺産」としての千人針の制作について、社会史的な視点から考察されています。また、戦争と芸術の関係についても論じられています。
これらの論文は、専門的な内容も含まれているため、専門家や研究者向けのものです。一般的な読者には、専門用語や理論が難しい場合があります。

まったく知らない論文ばかりでびっくり。慌てて、国会図書館で調べてみるが出てこない。そこで、1.「千人針」の民俗学的考察について聞いてみることにした。

User
1.「千人針」の民俗学的考察 について詳しく教えて下さい
ChatGPT
「千人針」の民俗学的考察は、日本の民俗学者である小松久男氏によって1972年に発表された論文です。この論文では、千人針がどのように生まれ、どのような意味を持っているのかについて、民俗学的な視点から考察されています。
小松氏は、千人針が江戸時代に始まり、明治時代に大正時代にかけて全国的に広まったと考えています。彼は、千人針が「女たちの親睦の儀式」であるという見方をしています。千人針は、一つの布に1000人以上の女性が針を刺して作る刺繍作品であり、作品が完成すると地元の寺社に奉納されます。この儀式は、女性たちが互いに交流を深め、また地域の結束力を高めるために行われていたと考えられています。
また、小松氏は、千人針の制作過程において、地域の文化的価値観や工芸技術、信仰などが反映されていると指摘しています。千人針は、地域ごとに異なる模様や色合いがあり、それぞれの地域独自の文化を表現しています。また、千人針の制作には、特定の工芸技術が必要であり、これも地域によって異なる場合があります。
さらに、小松氏は、千人針が女性たちにとって社交場であったことから、千人針が女性たちの自己表現の場であるとも考えられるとしています。千人針は、女性たちが自分たちの手で創り上げたものであり、その作品には彼女たちの感性や技術が反映されています。
以上のように、小松氏は、千人針を民俗学的な視点から考察し、地域の文化的価値観や工芸技術、信仰などが反映された、女性たちによる自己表現の場であるという見方をしています。

もっともらしい説明に驚き、是非読んでみたいと思い、出典を聞いてみた。

User
出典を教えて下さい
ChatGPT
「千人針」の民俗学的考察の出典は、小松久男による論文「千人針 ―女たちの親睦の儀式―」(『国立民族学博物館研究報告』第1号、1972年)です。

先ほどと同じ情報。でも国会図書館では検索で出てこない。

User
どこの図書館で借りられますか?
ChatGPT
小松久男の「千人針 ―女たちの親睦の儀式―」は、国立国会図書館や大学の図書館などで閲覧・複製が可能です。また、オンラインでも閲覧可能な場合があります。詳細については、各図書館のカタログを確認してみてください。

「小松久男 千人針」で検索しても出てこない。もしかして、英語の論文を和訳しているのかもと思い、こう質問してみた。

User
これは英語の論文ですか?
ChatGPT
申し訳ありませんが、先程の回答が誤りでした。小松久男の「千人針 ―女たちの親睦の儀式―」は日本語の論文であり、『国立民族学博物館研究報告』第1号に収録されています。日本国内の大学図書館や国立国会図書館、または書店等で入手可能です。

この辺りから混乱してきます。

User
検索しても出てきません。出典を教えて下さい
ChatGPT
申し訳ありません、前回の回答が再度間違っていました。小松久男の「千人針 ―女たちの親睦の儀式―」は、『国立民族学博物館研究報告』第1号に収録されています。具体的には、以下のようになります。
著者:小松久男
題名:千人針 ―女たちの親睦の儀式―
収録:『国立民族学博物館研究報告』第1号
出版年:1972年
この論文は、国立民族学博物館や大学の図書館などで閲覧可能です。

国立民族学博物館は1975年にできるので、出版物が刊行されるわけがないと思い、出典を聞いてみた。

User
この論文が見つかりません。どのようなサイトからの情報ですか?
ChatGPT
先程の回答で私が紹介した論文情報は、国立民族学博物館の公式ウェブサイトから得られたものです。しかしながら、実際に論文を入手するには、別途手続きが必要となる場合があります。例えば、論文を閲覧するためには、所属する大学や図書館で貸出・閲覧申請を行う必要があるかもしれません。また、論文が出版された1972年当時のものであるため、現在は入手が困難な場合があるかもしれません。申し訳ありませんが、具体的な入手方法についてはお答えできません。

国立民族学博物館の公式サイトからの情報とのことだが、検索しても出てこない。さらに質問。

User
どこからこの情報を入手しましたか?
ChatGPT
私が先程回答した内容について、特定の情報源を持っているわけではありません。一般的な情報として、インターネット上での検索や、過去の研究や文献を参考にして回答したものです。ただし、具体的な情報源が必要な場合は、適切な情報源を特定することでより正確な情報を得ることができます。

ここから逃げ始める。

User
『国立民族学博物館研究報告』第1号について教えて下さい
ChatGPT
『国立民族学博物館研究報告』第1号は、1975年に発行された同博物館の学術論文集です。この論文集は、同博物館が所蔵する民俗資料や考古資料などの研究成果を発表するために刊行されたもので、日本やアジアの民族・文化・社会に関する多岐にわたる研究論文が掲載されています。第1号には、「千人針 ―女たちの親睦の儀式―」や「ベトナム・ラオス国境地帯における山地民族の地域間交易について」など、日本や東南アジアの文化人類学的な研究論文が掲載されています。また、論文のほかにも、博物館からのお知らせや図版、索引などが収録されています。

今度は、出版年が1975年となり、「千人針 ―女たちの親睦の儀式―」も含めて回答されている。念のため英語の論文を聞いてみた。

User
千人針の論文についての英語の論文を紹介して下さい
ChatGPT
以下は、「千人針」と題された論文の英語版をいくつか紹介します。
"Senninbari (Thousand-Stitch Belt): The Red Cross Movement and Women's Patriotism in Imperial Japan" by Setsu Shigematsu, published in Gender & History (Vol. 17, No. 2, August 2005)
"Senninbari: A Thousand-Stitch Belt as Women's Folk Art in Modern Japan" by Janet R. Goodwin, published in The Journal of Decorative and Propaganda Arts (Vol. 21, Spring 1995)
"Senninbari: Women's Patriotic Needlework and National Identity in Japan's Asia-Pacific War" by Jacqueline M. Atkins, published in Women's History Review (Vol. 15, No. 4, September 2006)
これらの論文は、それぞれ異なるアプローチで千人針の歴史や意義を論じています。Setsu Shigematsuの論文は、赤十字社運動と女性の愛国心に焦点を当てた歴史的考察です。Janet R. Goodwinの論文は、千人針を女性の民俗芸術として分析しています。Jacqueline M. Atkinsの論文は、千人針を日本のアジア太平洋戦争における女性の愛国的な手芸として論じています。

この論文も読んでみたいが、後で調べてみることにして、先ほどの論文に戻ってみる。

User
1972年の千人針についての論文はありますか?
ChatGPT
1972年の千人針についての論文は、私の知る限りでは見つかっていません。千人針に関する最も早い文献の一つは、1901年に出版された "赤十字衛生手帖" に掲載されたものです。また、第二次世界大戦中には千人針が広く知られるようになり、多くの書籍や資料に登場します。しかし、1972年については、千人針に関する特筆すべき出来事や文献があったかどうかは私にはわかりません。もし具体的な質問や情報があれば、お知らせください。

「千人針に関する最も早い文献の一つは、1901年に出版された "赤十字衛生手帖" に掲載されたもの」さらに初耳の文献が出て来て、1972年の論文は分からないという。小松久男について聞いてみる。

User
小松久男という人物が千人針について論文を書いていますか?
ChatGPT
調べたところ、小松久男という人物が「千人針」に関する論文を書いたという情報は見つかりませんでした。ただし、千人針に関する論文や書籍は多数存在するため、もし具体的な論文名や情報があればお知らせいただければ、より詳細な回答ができるかもしれません。

小松からも逃げていく。最初の質問に戻ってみると

User
千人針の論文を教えて
ChatGPT
以下は、千人針に関する代表的な論文です。 
服部誠一、「女たちの社会的ネットワーク-千人針」(『民俗学』1978年)
石川直樹、「「千人針」という機会をとおして-江戸時代の女性たちの社会参加-」(『京都大学女性史学研究』第7号、2013年)
青山照男、「千人針の諸相-発祥から戦時下まで-」(『京都女子大学紀要』1988年)
小山妙子、「千人針と婦人運動-近代日本の女性と慈善-」(『立命館言語文化研究』2015年)
浜田章一、「「千人針」の研究-大阪府における「千人針」調査の成果にもとづいて-」(『人類学研究』1983年)
以上が、千人針についての代表的な論文です。

新たな論文を紹介してきたが、これもまた国会図書館で調べてみても出てこなかったので、ここまでで終了した

openAIとは、何なのだろう。私はこの一時間何をしていたんだろう。不思議な体験だった。

サイトを調べてみると、wikipediaの草創期に似ているという。当初は、ウィィキペディアもまったくつかいものにならなかったが、現在ではかなり精度が上がってきたという。

あらためて、もう少し先にならないと私には必要ないもの、時間の無駄なようだ。少なくともopenAIは。

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