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【妊婦小話】電車にて席を譲ってもらって

わたしは妊娠9ヶ月目になる妊婦である。(2023年9月現在)
以前の記事では、妊娠初期ということもあり、つわりの話を書いているので、もし興味があればこちらも読んでいただけたらとても嬉しい。

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さて、今回は妊娠後期に差し掛かり電車で席を譲ってもらった話をしたい。


わたしは現在フルタイムの正社員として勤務しており、産休・育休を取得する予定である。

本来ならば予定日の6週間前から産前休暇をいただくこととなっていたが、有給休暇があったこともあり、ほんの数日ではあるが半ば強引に早めに産休に入らせていただけることになった。

幸いなことに今日に至るまで何もなく平和に過ごして来れたが、何があるかわからないし、もっと早くお休みに入りたかったのは本音ではあるが…笑

わたしの勤務している会社では申請すれば在宅勤務でも可能ではあったが、少し問題があった。

・リビングで仕事をしなくてはならず、就業環境があまり良くない
・どうしても家では集中できない

という片方は超個人的な理由ではあるが、
上記の事情があり産休に入るまで電車を利用して通勤していた。


妊娠初期は気持ち悪くなったり身体がだるい…など
悪阻と呼ばれる症状があったのだが、中・後期になるにつれて改善されていった。

だがしかし、悪阻の次は暑さにやられていた。

わたしは元から暑がりではあったが例年以上に暑さに敏感になってしまい、のぼせ気味な日々を過ごしていた。
それに加えて2023年の夏は酷暑の夏。

こんな状況でマスクなんてできたもんじゃない…
少し歩いただけでもヒーヒーフーフー。
真夏の妊婦は辛いよ!と、いろんな人に言われたが実際に自分がなってみると、
確かになぁ…と納得した。

電車通勤をするだけでも体力が削られる。
自分で通勤することを決めたものの、在宅勤務にすれば良かったと後悔するほど電車通勤はなかなかハードであった。


行って帰るだけで結構しんどいなぁと思いつつ、お腹がふっくらとしてきて見た目でも妊婦だとわかる体型になってきたころ。
人がごった返す通勤ラッシュの時間帯でも席を譲ってくださる心優しい方もいた。
(そもそもマタニティマークをつけていたからわかりやすかったというのもあるが)

新入社員か学生さん?ぐらいの若い女性や働き盛りのサラリーマンの方まで、幅広くいろんな年齢層の方にお声をかけていただき譲っていただいた。
長時間電車に乗るわけではなかったが、譲ってもらって座って通勤できるだけでも1日のコンディションが変わってくるし、本当にありがたかった。

マタニティマークをつけているだけで心無い言葉をかけられたりすることもある、とネットでみたがそんな声は本当に一部なのかもなとこの時感じたものだ。


これまで通勤に電車を利用する生活を送ってきた。
恥ずかしながらマタニティマークを気にすることのない日々を送っていたわたしであったが、こういった人の温かい心遣いをしてもらえると感じ方も変わってくる。

わたしは女性なのでどうしても女性目線になりがちになってしまうが、出産経験のなさそうな若い女性から譲ってもらうと、周りが見えてて素敵だなぁと感じる。

わたしは妊娠したあとに、
動くだけでも結構体力を使うことや、
後期になるにつれて体力的にもっとキツくなる

ということに気づいたから、余計にそう見えるのかもしれない。
とはいえ譲るという行動をする人全員素敵だなと思うし、声をかけてくれた人に対して心の中でこの人に幸あれ〜っとお節介ながらおまじないをわたしはかけている。笑

わたし自身、コミュ障気味ではあるため
他人に席を譲るという行為自体に勇気がいる。
だが、自分自身が声をかけてもらったことに対して
迷惑だな💢!なんて感じることはなかった。
むしろ、ありがとう…と感じた。

自分がしてもらったことを他の人に返していきたいし
いまお腹にいる自分のお子も、そういった優しい心を持った子に成長してほしいな、と心の底から思う。

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