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スカイプナンパ日記#2

前回の話はこちら

 わとりんは風俗嬢にガチ恋をして生きる希望を見出したが、嬢からNGにされてしまい、その希望は脆くも崩れ去ってしまった。絶望の淵に立たされたわとりんに悪魔が囁きかけた。

「スカイプナンパをするのです……」

 その声に不安をいだきながらも、新たな救いを求めたわとりんはスカイプナンパの道を進むのであった。

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 前回は「スカイプちゃんねるw」を利用してJKとチャットをすることに成功した。30分ほどチャットでやりとりをした。とりとめもない話をして、すぐに返事が帰ってこなくなってしまったところで、1回目のスカイプナンパは終了した。

 今回も「スカイプちゃんねるw」を利用して多くの女性にアプローチをした。その数は27人である。そのうちまともに返事が帰ってきたのは6人ほどである。さらに、そのうち通話をするに至った人数は3人であった。今回もスカイプナンパのリポートをしたいと思う。

 僕はまずこのような定型文を送った。

「こんばんは
 よかったらお話しませんか?
 25歳男です」

 ほとんどの場合は、スカイプの画面はこのような状態で止まる。

 つまり、彼女らからしたら目にも止まらない相手だということだ。時折、「こんばんは」とだけ返事が帰ってくる。そういう時は僕はまず、相手をなんて呼べば良いかを確認し、次に年齢、職業を訪ねた。

「○○さんはおいくつですか?」
「20歳です」
「学生さんですか?」
「そうです」
「どこに住んでいますか?」
「関東です」

 そんな一問一答形式の応酬ばかりになる。正直なところあまり楽しくない。しかも返事が帰ってくるまでに30分から1時間以上かかっている。彼女らには脈が無いのだろう。

 そういう場合はさっさと切って次に行くようにした。今回はちゃんとマトモに会話が成立した相手だけを紹介する。

 最初に返事が帰ってきたのはなんとJKであった。

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