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僕は精神病院に入院した。精神の不調は大学生の頃からあったのだが、大学卒業後は比較的安定しており、就労も順調だった。ところがその会社は非常に仕事量の多い会社で、休日は月に4日しかない会社で、忙しい時の休日は2日まで減った。僕の生活は労働だけに染まり、休日は仕事のために体力を回復するためだけのものとなった。平日の1日の睡眠時間は4時間程度まで減り、それ以外はすべて仕事であった。 そんな生活が暫く続くと、ある時身体に変化が起きた。朝起きようとしても全身に力が入らず起き上がるこ
僕は双極性障害という病気を患っている。双極性障害とは、躁状態とうつ状態を繰り返す病気で、しばしばうつ状態になる。長期的に見ても体調の浮き沈みがあるし、短期的に見ても浮き沈みがある。そんな沈んだ時は何もする気も起きない。 「うつ」というと、「気分が沈む」「生きていたくなくなる」等の精神状態の不安定さばかりがクローズアップされるが、実はそればかりではない。もちろん、精神的な浮き沈みもあるのだが、うつ状態になると本当に身体が動かなくなるのだ。身体が動かなくなるとはどういうこと