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わとりんnote

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メンヘラ生存日誌です。わとりんが書いたnoteをまとめてあります。無料記事もありますので是非読んでみてください。
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2018年11月の記事一覧

尊厳

 「尊厳」とはなんだろう。基本的人権が尊重されていることだろうか。それは一面的には正しい答えだ。しかし我々が一般的に用いる「尊厳」とはそういうものではない。例えば、失業した時、あるいは二回りも年下のコンビニ店長に客前で怒られた時、いわれのない罪を告発された時、多額の借金を背負った時、そんな時人は尊厳を傷つけられたり、失ったりして嘆くのだ。  フェミニストが表現規制を強く求めるようになって久しい。彼らはいわゆる「萌え絵」や「エロ表現」が女性の尊厳を傷つけていると主張する。きっ

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ルールを守れない恐怖

 先日、車を運転していて交通違反をしてしまった。幸い事故を起こすこともなく、さらに警察官は周りにおらず、違反切符を切られることもなかった。しかし、交通違反をしてしまったという事実は、僕に大きなショックを与えた。  今回やってしまった交通違反は、通行区分違反だ。具体的に言えば、右折レーンに入らずに、直進レーンから右折をしてしまったのだ。もちろん意図的ではなく、右折レーンがあることに気が付かず、このような違反をしてしまった。しかし、だからこそ、意図的ではなく、うっかりこういうミ

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脱糞~汚物を見る目~

 僕が小学生の頃の話だ。「帰りの会」をやっている時に、ある生徒が脱糞した。「帰りの会」とは学校の一日のスケジュールが終わり、下校の前に先生が連絡事項等を伝える会のことだ。先生が色々話している時に、突然汚物の臭いが教室中に漂った。最初は誰かが強烈な放屁をしたのかと思った。おそらく教室中の誰もが、おそらく先生もそう思ったに違いない。しかし、時間が経つにつれ、その臭いは強烈さを増した。ある生徒が「先生!こいつうんこ漏らした!」と大声で隣の席の子を指さしながら叫んだ。その子の椅子の下

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PCをよく使う人向けのおくすり管理法

 僕は精神病を患っており、定期的に病院に行き、毎日薬を飲まなければならない。僕が飲むべき薬は昼と夜の薬があり、夜の薬は飲まないと眠れないため、飲み忘れることはないのだが、昼の薬をいつも飲むのを忘れてしまう。朝起きた時は「昼飯食べた後は薬を飲まなきゃな」と覚えているのだけが、昼飯を食べて煙草で一服するとすっかり忘れてしまう。大抵の場合はツイッターに夢中になってしまい頭の中から消えてしまうのだ。  ツイッターをやっていて服薬を忘れてしまうので、自動ツイートbotのサービスを利用

うつ状態の力の入らなさ

 僕は双極性障害という病気を患っている。双極性障害とは、躁状態とうつ状態を繰り返す病気で、しばしばうつ状態になる。長期的に見ても体調の浮き沈みがあるし、短期的に見ても浮き沈みがある。そんな沈んだ時は何もする気も起きない。  「うつ」というと、「気分が沈む」「生きていたくなくなる」等の精神状態の不安定さばかりがクローズアップされるが、実はそればかりではない。もちろん、精神的な浮き沈みもあるのだが、うつ状態になると本当に身体が動かなくなるのだ。身体が動かなくなるとはどういうこと

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孤独死の恐怖

 先日、ローカス先生がツイッターでこのようなことをおっしゃっていた。  僕は瞬間的に「何言ってんだこいつ」と思って「人生順風満帆なお前にはわからんだろうな」と言ってしまったのだが、わかり手師匠の次のツイートで、ローカス先生が孤独死をどのように考えているのか少しわかった気がする。  ローカス先生はおそらく、豊かに生きているという物語の中で、「死の瞬間だけ一人で、死んだことに1週間、2週間誰も気が付かず放置された」という結果だけを切り取って、その切り取った結果自体に恐怖を感じ

「キャバ嬢の『さしすせそ』」を使って自分を好きになろう!

 みなさんは「キャバ嬢の『さしすせそ』」をご存知だろうか?キャバ嬢がおっさんを相手にする時に使う応答のテンプレのことである。 「さ」は「さすが~!」、 「し」は「知らなかったです~」、 「す」は「すごいですね!」、 「せ」は「せっかくなので~」、 「そ」は「そうなんですか!」 のことである。  実際のところは、僕はキャバクラに行ったことがないため、使われているのかどうかわからないが、きっとこれを発展させた相手をいい気分にさせる言葉を使っているのだろう。キャバクラという仕事

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異次元の恋愛がもたらすもの

初音ミクさんと結婚した男性 2018年8月、会社員の男性がボーカロイド「初音ミク」と結婚式を挙げることがメディアによって伝えられ大きな話題となった。この会社員の方は近藤さんという。僕は近藤さんのことも知らないし、結婚式がどのようなものであったかは想像するしかないが、白饅頭師匠のレポートによると、式は厳粛かつ、つつがなく行われたようである。僕の予想ではあるが、近藤さんのように、VRとAIの発達により、”次元を超えた”恋愛は加速していくだろうし、それは自然なものとして受け入れられ

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風俗で真の愛を探す(R-18)

 性的描写があるため、本記事はR-18指定にいたします。18歳未満の方、性的描写が苦手な方は閲覧をお控えください。  僕はかつて風俗で真の愛を探していました。しかし、探していたのは別れた恋人の面影でした。  僕が風俗にハマっていたのは、体調を壊す以前、まだ健康で働いていた頃の話です。  風俗には学生の頃から興味を持っていました。しかし、風俗は、学生の身分で遊ぶには少々値段が高すぎます。それに、大学生である以上は、大学にいる女の子を口説くべきだと思いますし、なにより、実際に

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わとりん有料マガジン(10月セット) https://note.mu/wtwtringring/m/m487074bbd554 10月に公開した記事がセットになっています。すべて単品で買うと3000円のところを2000円で提供いたします。わとりんnoteの購入記事数が3本以下の方はお得にすべての記事を読むことができます。

深夜に食べるカレーの殺人的な旨さ

 いつからこの習慣が身についてしまったのか。それはおそらく抗精神病薬であるジプレキサが処方された頃だろう。僕は二十歳過ぎたあたりから精神の調子を崩し、一時は持ち直して、大学を卒業後、新卒で一般企業に就職した。ブラック企業とまでは言わないが、ホワイト企業とも言い難い、とにかく残業の多い会社だった。平均残業時間は70~80時間で、毎日10時頃まで残業し、土曜日も出勤して、仕事しかしない日々を送っていた。そんな中で僕の唯一の楽しみは、仕事帰りに回転寿司に行ったり、ココイチの大盛りカ