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和洋折衷ドッコイショー

フィギュアスケートのNHK杯がたくさんのお客さんに囲まれた中で無事に終了しましたね。
拍手とスタンディングオベーションとバナーのみと言う声を出さない応援は、画面越しに観ても充分熱気を伝えてくれました。

実はワタクシぽのはフィギュアスケートが大好きで自分でも先生について習っていた時期がありました。

そんなこともあり、フィギュア用の曲編集が趣味というマニアックな一面もございます(笑)

で、今回取り上げたいのは日本のアイスダンス、村元・高橋組がリズムダンスで使用していた「ソーラン節」

マイア・バルーの「Soran bushi」です。


村元選手が見つけて来たそうですが、知る人ぞ知るなのでしょうか?
私は全く知らなかったので良くこんな良い素材があったなぁという感じです。

実はこのマイアさん、お母様が日本人だそうですが、お父様はなんと映画「男と女」のアヌーク・エーメの死んだ旦那さん役でダバダバダ〜♬と歌っていらした方でもあるんですね!
実際にアヌーク・エーメと3年間程度ですが結婚していたそうです。

まービックリ‼︎

アヌーク・エーメといえばダバダバダ〜が有名ですがフェリーニの「甘い生活」のマッダレーナ役も退廃的でカッコ良いですね。

しかし私は「モンパルナスの灯」のアヌーク・エーメが1番好きです。ベレー帽姿が可愛くて可愛くて、こっそり真似を致しました!

顔が違い過ぎますが(笑)


話が逸れましたフィギュアスケートです。

五輪の年になると民族的な曲を使うのは良くあることで、今回も小松原・コレト組がSAYURIを使用しています。
このSAYURIや蝶々夫人は海外の人から見た日本のイメージにピッタリなんでしょうね。

この「海外の人から見た」って言うのが実にクセ者で、実際のところこれらの曲に日本人はあまり日本らしさを感じないのではないでしょうか?

しかし日本人が日本的と感じるものを使ったとして海外の人がどう受け取るのか、好意的に受け取ってもらえるのか、これもまたひとつの賭けになります。

和の雰囲気を出しつつ外国の人にも耳馴染みが良く印象に残る曲でなくてはならないわけです。

しかもアイスダンスにはリズムダンス(RD)とフリーダンス(FD)がありまして、まぁシングルのショートとフリーみたいなものですね。今回この曲が使われたRDはリズムが課題として決められています。

課題について細かい話は長くなるので割愛しますが、つまり曲を選ぶにも色々と制約があるわけで、それをクリアしつつ和洋ミックスのちょうど良い落とし所にあるこの「Soran bushi」はまさにパーフェクトチョイスだと思いました。

もちろん2人の滑りや、それを活かすプログラム(振付)あってのことです。出来たら2年後、3年後にもう一度見たい!
そんな印象的なプログラム(演目)です。

耳に残る「ドッコイショ」
海外のファンも覚えて口ずさむかもしれませんね。

年寄り臭いと思いつつも、つい出てしまう「ドッコイショ」

陽の目を浴びる日が来るかも…

ってそれは無いかな(笑)