見出し画像

我が家のお雛様のお道具、お重箱の中にはお料理までちゃんと詰まっている件。



2月28日

お雛様のお道具の中にお重箱というのがある。


 今日、一人で飾ろうとして、お重箱を収めてある紙箱を開けたら、お重箱の中身が散乱していた。


 我が家のお雛様セットのお重箱の中には、ミニチュアお料理がちゃんと詰まっているなあ、と前から気になっていたのだ。妻のお父さんがこだわって買ってくれたお雛様セットだから、こんなところまで、開けて見なければわからないところまで細かに作ってあるのだと感心していたのだ。


 中身が全部、紙箱の中に散乱していたので、分類して詰め直すことにした。
 ん、おにきりがたくさんだな。海苔が巻いてある煮ものもあるな。人参と、さやいんげんと。


 ん、これは何だろう。鶏のから揚げか。
 これはどう見ても卵焼きだな。


 一の重、二の重ってあるとすると、果物ばかりのお重もあるのだな。イチゴと、バナナがたくさんあるぞ。えー、お雛様の時代にバナナってあったんだ。松尾芭蕉の芭蕉ってバナナのことなんだよな。


 お料理の仕切り、なんでだろう、お弁当の仕切りに使う薄いプラスチックのカップ型のやつだな。
 まあいいか。だいたいきちんと整理できた。詰め直して、お重箱の飾り紐を結び直して完成。


 妻が家に帰ってきたので


「お雛様のお重、中身が出ちゃってたから、きちんと分類して詰め直したよ。あれ、バナナもあるんだよね。すごいよね」って報告したら


妻が「あれ、私が紙粘土で作ったんだよ。」

え??


私「え、あれって、もともと入っていたんじゃないの??」


えーーー、言われてみれば、バナナにイチゴにおにぎりに鶏のから揚げに卵焼きって、運動会のお弁当のお重のメニューだな。当たり前だよな。そりゃそうだ。仕切りがお弁当用のビラビラのf半透明カップなのも、そりゃそうだ。


妻「パパ、あれ、本物のお雛様お道具だと思ってたの。わけないでしょ。中身が空っぽだと、お雛様がさみしいかなと思って、毎年、ちょっとずつ作って、だんだん増やしていったんだけど、まだ二段くらい空っぽのうちに、みみちゃん(娘)、大きくなっちゃって。そのまんまにしてあるの」


そりゃそうだよ。バナナにイチゴに卵焼きに、とりのから揚げ、お雛様の時代に、食べないよね

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?