ひさしぶりの玉置浩ショーだよ。だよね。なんで、こんなに涙が出るのだろう。大好きです。ありがとうございました。

ツイッターぼんやり見ていたら「玉置浩二ショーさいこうだった」とか出てきて、「わ、見逃したやーん」てなったけれど、おまかせ丸録機能付きの、うちのソニーのHDD録画機二台にも24時間全チャンネル録画パナソニックDIGAにもちゃんと録画されているので大丈夫。見たー,聴いたー、泣いたー。

 以下、セトリなどネタバレありです。コンサートのセトリ、ネタバレ嫌な人って、けっこういるらしいので。いちおう言っておく。

 冒頭、「コンサートをしていたら心臓が調子悪くなって、途中でやめて、今年の1月手術して」と話していた、その、途中でやめた八王子のコンサートに、妻と行っていたのであった。ステージ上で休みながら、続けようかどうしようかお話しする玉置さんに、妻が何度も私の隣の席から「むりしないでーやめてー」と絶叫する、という思い出のコンサートでした。そうか、あのあと、手術したんだね。お痩せになっていました。

 今年の3月と4月のオーケストラコンサート二回、チケット取っていたけれど中止になっちゃって、ああ、このまま玉置さんの歌を聞けないのだろうかと思っていたので、嬉しかった。

 絢香とのデュエット二曲、素晴らしかった。「みんな空の下」も、「行かないで」も、もうちょっと本当にすごかった。語彙力無し。聞いて、すごいから。ボロボロ泣いたの。絢香も歌いながらも、そのあとのインタビューでも、眼が真っ赤になっていた。前に玉置浩二ショーで「三日月」と「サーチライト」デュエットしてから、もう三年くらいになるのかな。なんか、絢香が、ますますお母さんぽくなって、玉置さんも「安心する」って言っていて、いや、それは歌の技術的なことについて、全幅の信頼を置けるから、というのが言いたいことだとは思うけれど、それ以上の「一緒に歌う安心感」を玉置さんは絢香に感じているようでした。

 Bar仕立てスタジオに、いきものががり登場。いきものががり水野君が、「中学時代からファンだった、初めて行ったライブも玉置さん、自分で初めて作った曲名も「Mr.Lonely」(玉置さんに同名の名曲アリ)」という過去告白し、中学時代愛用の玉置&安全地帯ソングブックを持参してサインをねだり、玉置さんがMr.Lonelyから、いきものががり「ありがとう」を弾き語りで歌ってくれると、水野君の気持ちに、きよえちゃんが涙目。

 元・東方神起のジェジュンと「メロディー」デュエット。ジェジュン君に自由に歌ってもらって、後ろから玉置さんやさしくよりそう、という、素敵なデュエットでした。若者と一緒に歌うときの、玉置さんのやさしさと、歌い終わった時の、若者のほっとした笑顔、いままでもずっといろんな歌手とのデュエットでそうだったけれど、特にジェジュンは、このメロディーをずっと持ち歌としてコンサートでも歌い続けてきたから、ご本家の前ですごく緊張していたと思うのだけれど、思いきり歌えて、玉置さんが認めてくれたように一緒に歌ってくれて、すごくうれしそうで好感持てました。じっさい、すごくうまかったし。

 玉置さんご本人の歌も、病み上がりで心配したけれど、(やはり、カラダの声を聴きながらの、「リミッターは外さない」範囲での全開全力投球、という印象はあったけれど)、完璧な技術、あらゆる声のバリエーション、言葉に感情と情景を乗せて、聞き手の心に描くという、特異な才能、いつもの、素晴らしい玉置さんでした。選曲も、知らない曲が何曲かあり(きっと安全地帯時代の曲なんだと思う、僕は安全地帯時代は熱心なファンだったわけではないので)、今の時代に届けたい歌詞の曲を選んだのかなあ、と思いながら、聞いていると何度も涙がこぼれるんだけれど、また、あまりのうまさに、「なんだろう、この完璧な、歌のうまさは」とそっちに気持ちが行くという、そういう「感動と驚き」の間を行ったり来たりする、そうそう、玉置さんコンサートに行くと、いつも、この揺さぶられ方をするのだなあ、と思いだしました。

 バックを務めたアーチストのみなさんも、おそらく、久しぶりの本番。人との距離が近いなあ、とか、心配しながらなのかしら、マスクはなしね、それは玉置さんもしていないんだからなあ。などと思ってしまうのは時節柄。でも呼ばれて応じてきたからには、玉置さんと演奏するからには、覚悟の上での全力投球、みたいな気迫が感じられました。安全地帯のギター、矢萩さんと、ベース六土さんは安定の演奏。アレンジ、キーボードのトオミ・ヨウさんもさすが。(この人のキーボード、好き。)あと、バイオリンの吉田宇宙さんも。故郷楽団のときのコンビだな。とてもいい。

 いつもの玉置浩二ショーは観客を入れてのスタジオライブですが、今回は観客無し。「静かな玉置浩二ショーでした」と玉置さんも感想を語っていた。いつになったら、コンサート、ライブOKになるのかなあ。死ぬまでに、もう一回でいいから、玉置さんの生歌、聞きたいなあ。早くしないと、玉置さんも、いろいろ体調にも不安もあるし。僕も、耳鳴りどんどんひどくなっているから、いつまで音楽聞けるかわからないし。

心配なことも、いろいろあるけれど、玉置浩二さんの歌、何物にも代えがたいな。本当に好き。幸せな時間でした。

追記、またすぐ二回目見たんだけど、だめだ、二回目見ても、絢香の二曲と、ジェジュン歌い終わってすぐ「ありがとうございました」玉置さん「ありがとう」のやりとりと、水野君の前で玉置さんが弾き語りするところ。水野君の表情ときよえちゃんの涙目、見てると、もう、泣けて泣けて、眼が溶けちゃいそうだ。涙が止まらない。


番組HP

3年ぶりに復活! 豪華ゲストと“音楽のチカラ”届けます
玉置浩二ショー「音楽のチカラ~絢香・いきものがかり・ジェジュン~」


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