note042「翻訳の原点 プロとしての読み方、伝え方」/私の本棚(1)から
みなさんこんにちは。「言葉のちから」という名のnoteを書いているmina@ことばの垣根をこえるひと です。このnoteにお越しくださったご縁に感謝します。
今日は、「翻訳の原点」を取り上げます。副題は、「プロとしての読み方、伝え方」です。著者は辻谷真一郎氏で、2004年6月8日に株式会社ノヴァから第1刷が発行されています。
目次は次の通りです。
第I章 翻訳の基本は情報量の大きさを考えること
第II章 単語単位でみた情報量
第III章 単語より大きい単位でみた情報量
第IV章 文単位でみた情報量
第V章 文の流れからみた情報量
第VI章 情報量の応用
第VII章 日本語への提言
このなかで、気になった部分を挙げてまいります。
第VII章の「自分自身の日本語標準を確立する」から
異物と感じたものを問題にしようとすると、必ず方々から猛烈な反論を受ける。ことばはもともと変化するものであるから、変化したこと自体を問題にしても始まらないというのである。そんなことは百も承知している。だから、私はことばが「乱れている」とはけっして思わないし、「まちがっている」とも思わない。そもそも、人間が使うことばに「正しい」も「まちがい」もない。「美しい日本語」や「正しい日本語」など私にはどうでもよいことである。私にあるのは、「不都合な結果を招かない日本語」だけである。
ここまでお読みいただきありがとうございます。今日のトップ画像は、茜さんとおっしゃる方のものを使わせていただいております。このかたのnoteへは、下の枠のどこかをクリックしていただくと進むことができます。
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