夏が始まった。私は終わった。

noteを書くのはなんだか久しぶりな気がする。
文章を書くこと自体久しぶりだ。

夏至を区切りとするならば、夏が始まったらしい。
昨年の私は、夏休みの終わりを夏の終わりとするならば、夏の終わりからずっと苦しいとnoteで話した。
今は昨年のその頃ほどの苦しさは無くなった。
でも、ぼんやりと不安感は常にあって。
それが病気由来のものなのか、環境由来のものなのか、はたまた性格の問題なのか、それは分からないけれど。

今から少し、最近の自分が思うことを書いてみようと思う。

小説を読んだり書いたりすることができなくなった。

私は高3の夏に小説垢を作り、高3冬に高校生限定の某コンテストで受賞してから、良くも悪くも日々を創作に翻弄されていたと思う。

毎日何かしらの作品を生み出していた気がするし、人の作品を読んだり、小説書き仲間と積極的に交流したりしていた。

私は中学生のときにも、とあるコンテストで受賞した経験があるのだが、そのときは受賞してもこんなにも創作に翻弄されることはなかった。

私は初めの頃は、純粋に自分の作品を宣伝するためにSNSを使っていた。
しかし、最近は私にとって承認欲求を満たすツールと化している気がする。
小説を書いていないから宣伝はできない。
自分の雰囲気自撮りをあげたり、よくわからない病みツイートをしたり。
もはや「小説垢」として機能していない。
小説垢を偽ってフォロワーを集めて、承認欲求を満たす詐欺アカウントだ。これでは。

では、なぜこんなにも創作に翻弄されていた私が創作から離れてしまったのか。
実は、こんな出来事があった。
(Twitterで書くと不快な気持ちになる人がいると思ってずっと公には言えなかったこと)

私は今年の冬に個人短編集を作り、BOOTHと文フリで販売した。
今思うとこの時期が私の創作者としてのピークだったのかなと思う。
身内に渡す用も含め25部刷ったのだが、全部完売した。
私はすごく嬉しくなってしまい、少し調子に乗った。
そう、増刷をしようと考えたのだ。
早速Twitterでアンケートを取った。
二度アンケートを取ったが、どちらにも「確実に購入する」人が7人程いた。
他にも、買うか迷ってる人が数人いた。
だから私は15冊増刷した。 

しかし、BOOTHに注文が入ることはなかった。

もしかしたらこれから注文が入るかもしれないとも思ったけれど、なんだか私がそこで終わった感じがした。
他にも色々原因はあるが、なんとなーく、その辺りから創作への興味が薄れていった。
計画していた個人短編集第2弾も作るのを辞めた。

なんか、つまらない!!


あんなにツイ廃だった私も小説垢の居心地が悪くなってきて、Twitterをするのもつまらなくなってきた。
周りは創作をしている人たちばかりだから、居心地が悪いのは仕方がないのかもしれない。

書けない。書きたくない。書くのが苦しい。

だったら書かなければいい。

夏が始まるように、私は終わったのだから。

またいつか書きたくなったら書けばいいかなと思う。

それまで雨虹みかんは何処かへ。


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