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紅に染まった

『カラオケいこ!』を観てきた。

また大好きなキャラクターが増えてとても嬉しい。

原作を知らず予告に惹かれたことがきっかけで観に行ったのだが、滝のように涙が流れてしばらくはこの映画のことを考えながら幸せな気分で過ごせそうだ。

『紅』恥ずかしながら、一曲通して聞いたのは今日の映画の中が初めてだったが、鑑賞中の2時間程の中で何度聞いただろうという程、耳が紅に染まった。

綾野剛さん(狂児)、齋藤潤さん(聡実)、お2人どちらの紅もたまらなくよかった。狂児の大人な物悲しげな雰囲気も、中学生から大人になっていく過程にいる聡実の激熱な雰囲気も本当にたまらなかった。聡実の純粋な狂児への愛や大人のつくる世界への叫びが胸に刺さりまくった。

一つ空けて隣にいたおじさん(おそらく私と同じでソロ映画の方)が必死にこらえながらに笑っていてなぜか私はとても嬉しかった。私が横でポップコーンを食べ続けていて、気になってしまっていたらごめんなさい。


世の中には面白い映画や本、ドラマ、その作り手の方、演じられる方が溢れているのだなと改めて感じた。

今日みたいに心が震えるものにこれからも出会えると信じて。せめてここまではの精神で。この言葉も『メタモルフォーゼの縁側』でお母さんが言っていた言葉だった。映画に心を救ってもらっている。

映画の公開日までは、木曜日のドラマまでは、あの小説を読み終えるまでは。そうやって日々過ごしていきましょうか。

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