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アフタートーク(ほじほじ道中膝栗毛)

このタイトルは当たりたくないとコメントでも言っていたけど、引き当たってしまって、うわぁ最悪と思ったけど、「東海道」って、「東京~名古屋」を行き来している私にピッタリのタイトルだったなと思いました。

どうして、あんなに拒否してたんだろうって今は思います。

東海道中膝栗毛とは?

お恥ずかしながら、名前は聞いたことがあっても内容を知らなかったので、ネットで調べました。ちょっと忘れちゃったけど、2人の男性の珍道中物語だとか。

寄り道をしたり、女の人に浮ついたりとか。

簡単な映画でもあれば見てみようと思ったのですが、無かったので短編YouTubeを何本か見て、イメージを掴んだって感じでしょうか。

佐藤と田中

登場人物は、日本で多い苗字にして、馴染みのある親しみやすさを出したかったので、モデルはいません。

今回主人公は、田中だけど、佐藤でもよかった。

東海道

実際の物語では、歩いて東海道を渡り歩くストーリーなんですが、今回は新幹線で通り過ぎちゃおう!って思ったのは、ただ尺の問題。

実際に横に長い静岡の地名を貸してもらって、その地域の話を思い浮かべるのはとても素敵だなぁって思ったのだけど、今回は無理でしたね。

富士山

分岐点というか、東海道のインパクトでは富士山の話題は必ず入れたかったので、ストーリーにもかなり強調されているかと思います。

新幹線のE席は富士山側って、表現としては結構気に入ってます!

名古屋

たびたび話題にしていますが、名古屋は故郷なので詳しいです。新幹線を降りて、名古屋めしを食べる。ストーリーには入れなかったけど、まぁ矢場とんか、ひつまぶしか、きしめんとか結構ありますよね。

駅のホームの15番線のきしめんや(立ち食い)もよかったんだけどね、今回は乗り換えがあったから、そのまま改札を出たっていうのをイメージしました。

五十鈴川駅

伊勢神宮へ行く時は、大体車で行くことが多いのですが、一度だけ電車で行ったことがあります。その時の記憶を手繰り寄せながら、イメージしていきました。

おかげ横丁とおはらい町

ここは有名ですよね。伊勢うどんとか。参宮あわびとか、赤福。赤福の横にある橋(名前わからない)あの辺りも川が流れていて、自然いっぱいでいいところですね。

奇妙な話

色々なパターンを考えていました。奇妙とは?

私は性格的にネガティブな部分を持ち合わせているので、発言することや、表現するときには、できるだけハッピーにしたいと思っている。

フィクションだから、そんなことは取っ払って書いたらいいのだけど、それがどうも拭えなかった。

ひとつ考えていたオチのストーリーは、佐藤が田中を殺めてしまい、その償いで伊勢に行く。と考えていました。考えただけで、筆が止まってしまったんです。

富士山と、伊勢神宮で鼻をほじるというのは、決めていたんですが、結局償いではなく、願い事に変更したって感じですね。

田中も罪人になってほしくなく、佐藤も生きてほしかったですからね。フィクションなのにね。

考える時間

今回は締め切りまで時間があって、そして時間をかけて朗読していくという話だったので、のんびり書こうと思っていました。

ある程度の骨組みは決まったけど、奇妙への見せ方は頭で考えるより、タイピングしながら浮かんでくるものを並べて入れ替えたりしました。

一度作品を半分まで書き上げたのですが、長くなりすぎてしまったので、それは一旦保留作品とした。

それから考えたりはしていたんだけど、平日は仕事、休みは推しのファンミーティング、コンサートなど重なっていたり、日本国が悲しみに包まれた出来事もあって、なかなか脳を奇妙な方向へ持っていくのに時間がかかってしまいました。

作品作りって、気持ちを作るところから始まるので、なんというか助走みたいなところから始まるんですよね。

朗読企画のシダちゃん、酢めし太郎さん本当にありがとうございました。


それでは、また。