AIはウイスキーを作れるのか?

スウェーデンのウイスキーブランドであるMackmyra社は、機械学習アルゴリズムを使ってウイスキーの新しいブランドの開発に取り組んでいる。

同社は、Mackmyra社のマスターブレンダーであり、「チーフ・ノーズ・オフィサー」(CNO)でもあるアンジェラ・ドラジオに協力を依頼した。彼女は15年以上CNOを務め、1日に100~200本のウイスキーをテイスティングすることもあるという。

2018年、Mackmyraはフィンランドのテクノロジーアドバイザリー会社Fourkind、マイクロソフトと協力して、ドラジオのテイスティング能力の全ての情報をプログラム化したという。これには、カスクの種類、熟成年数、すべてのテイスティングノートやレビュー、特定のブレンドが受賞したメダルなど、すべての情報を徹底的にデータベース化した。

ドラジオ氏とFourkind社は、プログラムに入る情報を洗練させるために図面に戻り、約6ヶ月間かけて何度も試行錯誤をおこなったという。最終的には、少なくとももっともらしいと思われる20のレシピを生み出し、ドラジオはその中から5つのレシピを選んでテストした。

そのうちの1つ、レシピ36が選ばれ、5,000本の大きなバッチで作られることになり、Intelligensと名付けられ、8月末に発売されました。1本約59ポンドで、オークの香りがするスモーキーな味わいと評され、好評を博しているという。


#Mackmyra #ウイスキー

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