朝食ファストフードのIHOPが都市型ブランドを展開

朝食メニューに特化した、米国を本拠とするレストランチェーンであるアイホップ(IHOP)が新しい形態の店舗を展開するという。IHOPは朝食に特化しているということもあり、メニューはパンケーキ、ワッフル、フレンチトースト、オムレツ、ブリンツのような朝食向きの食べ物を中心とし、テーブル席を中心にした郊外型のファストフード店だ。今回IHOPがあたらに展開するファストフードブランドはFlip'dと呼ばれ、メニューには、パンケーキボウル、卵サンドイッチ、朝食ブリトー、サクサクしたチキンサンドイッチ、トーゴーサラダなど、IHOPでおなじみのものがならぶレストランだ。 しかし、IHOPの食事とは異なり、Flip'dの料理はテイクアウトが可能だ。 また、IHOPとは異なり、Flip'dロケーションの座席数は少なく、IHOPにはあったテーブル席もない。IHOPは、席数を制限することで同社にとってはまだ成長の余地がある密集した都市部の顧客にリーチする方法としてとらえているようだ。

朝食ファストフード市場は競争が激化しており、ファストフード大手のWendy'sが来年全国的に朝食の提供を開始すると発表していた。またダンキン(DNKN)は、新しい朝食メニューに取り組んでおり、最近では全米でBeyond Meat朝食サンドイッチを展開すると発表した。マクドナルド、パネラなども朝食に取り組んでいる。
しかし、ほとんどの持ち帰り用の朝食のオプションは新たに準備されていない、と6月に同社の社長になったばかりであるジェイ・ジョンズ(Jay Johns)氏はCNN Businessに語っており、takeoutの朝食市場はまだ未開拓であると自信をみせている。また、Johns氏はFlip'dが、コーヒーショップで朝食をとる顧客を奪うことができるだろうと述べている。


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