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ソフトバンクが支援する犬散歩代行スタートアップがダウンラウンドイグジットの可能性

ビジョンファンドからvaluation6.5億ドルで3億ドル調達していたペット散歩代行『Wag!』が3億ドルで身売りを検討しているという。

Wag!はUberなどと同様、gigエコノミースタートアップに分類され、代行サービスの担い手はギグワーカーから選ばれる。つまり先月カリフォルニア州で可決されたAB 5 法案(通称ギグ法案)の影響を受けるだろうとされていたスタートアップだ。

ソフトバンクの巨額の投資は、Wagへの国際展開への資金を提供すると共に競合他社を打ち負かす為に使われる予定だった。 しかし海外展開は進んでいないどころか、競合他社に埋めがたい差をつけられているのだという。アプリ分析のSecond Measureの分析によるとWagの売上は第2四半期で12%減少した一方、競合他社のRoverは24%の増加し、売上はWagの5倍以上だったという。

このWag!のニュースはソフトバンクが運営するビジョンファンドにとってはWeWorkを始め、自動車サブスクリプションのFairなどに続く投資先の不調を伝えるニュースとなる。ソフトバンクは現在ビジョンファンドの第二弾のLP投資家を募集している段階だけにこのネガティブニュースの連続は相当な逆境と言えるだろう。





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