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米国のジャーナリスト労働組合が政府に支援を要求

ニューヨーク・タイムズのメディアに関する名物コラム「メディア・エクエイジョン(メディアの方程式)」によると米国のジャーナリストの労働組合であるニューズギルドが政府に対して支援を要望したという。

昨今のコロナウイルスの危機で報道業界にもリストラの嵐が吹き荒れる中、国内で最も著名なジャーナリスト組合であるニューズギルドの新会長ジョン・シュルス氏は、政府にたいして金を要求するという驚くべき一手を繰り出した。

ニューズギルドの幹部が「ジャーナリズムのための公的資金を調達する」という方針を打ち出したことについては懸念の声も上がる。ホワイトハウス特派員のピーター・ベイカー氏は普段取材している役人に助けを求めることで「一線がぼやけてしまう」と不安の声をあげる。

しかし、組合の幹部たちは、ジャーナリズムが完全に壊滅的に破壊されようという緊急事態の今、こうしたジャーナリズムにおける倫理的な不安や哲学的な視点よりも組合員の仕事を確保するという切実な問題のほうが優先されるべきだという。

#NewsGuild #comemo  

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