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スクリーンX初体験!


スクリーンXという新しい映画上映システムをご存知でしょうか?
わたしは先日「キングスマン2」鑑賞の際に、初めてこの新技術を体感しました。

通常、映画は正面のスクリーン1面に映像が流れるものですが、このスクリーンXは左右の壁にもそれぞれ映像が映し出されるという仕組みになっています。つまり視野に収まる270度全面に映像が投影され、まるで映画の中にいるような感覚を味わえる!というわけなのです。

このスクリーンX、韓国で誕生した技術だということにも驚かされました。
韓国って実は映画先進国なんですね。
国内で初めて導入したのは、お台場のユナイテッドシネマ。現在は、まだこちらの映画館でしかスクリーンXを鑑賞することはできません。
ちなみに、お値段ですが…。2Dの映画鑑賞料金1800円(大人)にプラス700円で鑑賞することができます。高いと感じるか安いと感じるかはあなた次第。

さて、そんなスクリーンXを初体験した感想を率直に申し上げますと。
正直「キングスマン2」ではそれほどそのすごさがわからなかった!というのが事実です。

この作品に関しては、実際に3面で映像が流れるのは、アクションシーンなど一部のシーンのみで、全編スクリーンXで上映されるわけではなかったのです。まだまだ新しい技術なので、その技術を意識した構成ではないのでしょう。スクリーンXが映える場面を一生懸命探した…ような感じが否めませんでした。

ただ、この本編が流れる前にスクリーンXの解説動画のようなものが短い時間流れたのですが…それがすごかった!正確には覚えていませんが、シャボン玉か風船のようなものが飛んでいて、下に小さな女の子がおり、その子に向かってその飛行物体が近づいていくような映像でした。その飛んでいる何かの視点で撮影されているので、まるで自分たちがその飛行物体に乗っているかのような感覚になる映像に仕上がっていました。左右の映像が違うことで、本当にシートが左右にふわふわと揺れているような感覚を味わえました。
キングスマン2はスクリーンXでの上映があくまで後付けだったのか、アクションシーンを俯瞰で見ているような映像でしたが、スクリーンXを意識して主観的な視点で撮られた映像を使えば、もっともっとすごい楽しいものができるんじゃないか?!と思いました。
今後に期待!です。

3D・4DXと、ここ10数年の間に次々と新たなシステムが開発されて、わたしたちをいつも未知の世界へと誘ってくれる映画館。映画館なんて、ただ大画面で映像が楽しめるだけでしょ?と思っている人は、もはや時代遅れです。映画館はすごい!映画館は常に進化している!

ぜひ、新たな映画上映システムを体感すべく映画館に足を運んでいただきたいと思います。


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