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デアリングバード22について、出資者として

ノルマンディーOCの募集が始まりましたね。
SNSを見る限り、キタサンブラック産駒、ドゥラメンテ産駒等、人気種牡馬を父に持つ子が人気を集めている雰囲気です。
しかしの中で1頭だけ、母(というか姉)の存在で注目されている、デアリングバード22。
姉はノルマンディー所属馬で、先日引退した無敗の三冠牝馬デアリングタクトです。父も姉と同様にエピファネイアという事で全妹。価格もノルマン史上最高額(ですよね?)の14万円。
先日参加したノルマンディーの募集馬見学ツアーでも、その背景もあってか人集りを作っていたのが印象的でした。
今回はタイトルにあるように、そんな要注目馬デアリングバード22について、いただいたツアーの優先権を行使して既に出資を確定させた人間として、知っている情報や出資理由を書いてみよう思います。

出資確定メール
届くまで間違いはないかドキドキしていました

対面時の感想

前述のように、私は今年のノルマンディー見学ツアーに参加していました。
その際にデアリングバード22とは対面済みです。

デアリングバード22


姉の幼少期について実物を見たことはないので個人的な比較はできませんが、この子についてツアーで得た重要な情報は
姉よりも一回り馬体が小さいが、育成の進みはこちらの方が早い
という事です。

測尺を見ても、確かにサイズはあまり大きくないですね。
しかし育成が早いのはいい、クラブの傾向として今年は例年より早めの育成を心掛けていると聞きましたが、それを抜きにしてもポジティブな材料です。
気性面は大人しいようで、スイッチが入るとピリッとするタイプのようです。
捉え方は人それぞれですが、個人的にはちょうどいいくらいの性格かなと。
そしてこれは根拠のない話なのですが、雰囲気は持っていました。一目でいい馬だと感じさせる雰囲気を持っていました。この感覚が当たっているのかは走ってみないと不明ですが、少なくとも自分の中ではそれだけで出資する価値はあると。
普段は地方のダート競馬ばかりみているお前に芝馬の何が分かるのだと言われてしまった場合、反論の余地はありませんが(笑)

出資理由

出資を決めた根拠については3点。

1つ目はもちろん姉を含む一族の存在ですね。
過去にも数頭存在した全妹の競走成績はあまりよくありませんが、平均的というより突出した存在が時々出る傾向の一族なのであまり気にしていません。
そして本馬の場合、ノルマンディーの育成環境で三冠を獲得した姉と同じルートを辿ることができる、これも大きな強みだと思います。

2つ目は繁殖入りの際に無償で返却される、という部分です。
一見10%の取り分が減る、産駒がクラブに来ない可能性があるとデメリットが大きいように感じますが、無償の牧場返却が契約に入っている馬は、掛け持ちをしているDMMでかなり走るイメージがあります。
世間的にどのような認識をされているのかは知りませんが、目先のセールでの金額より、繁殖として残したい出来の良さと捉える事ができ、ここは大いにアリだなと。

3つ目は値段。
14万は確かにノルマンディーにおいては高額ですが、400口クラブでこの値段、総額は6000万以下です。
他クラブに目を向けて名馬の兄弟姉妹の値段を見る限り、これは安いですよね。
そもそも良血に高額種牡馬エピファネイアという時点で、ある程度の価格になります。種付け料からすれば、考え方によっては破格とも言えますね。
個人的にエピファネイアの牝馬はそれだけで買い要素なんですよね、牝馬も走る血統で芝向き、早熟性という保険まである。値段との兼ね合いが難しいですが許容範囲内であれば優良物件です。

まとめ

以上の理由で出資を決めたデアリングバード22。
当然この子が走る保証ができるわけではありません。
しかし客観的にみれば価格は適正であり、夢を見たい、姉のファンなので妹が欲しいという方には特に強く勧められる仔ではある事は間違いありません。

ノルマンディーは現状、個人的にはかなり相性のいいクラブです。
勝ち上がりこそ1頭ですが(そもそもクラブ全体で2頭)、デビュー済みの出資馬は全て複勝圏内を経験しており、非常に楽しませていただいています。
デアリングバード22の未来はどうなるか分かりませんが、ロマンの塊のようなこの子に出資できた事で、来年度も今からワクワクが止まりませんね。

あまり役立つ情報ではなかったかもしれませんが、少しでも出資を検討している方の参考になれば幸いです。


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