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園田競馬場おすすめスポット紹介(オーヴァルブルーム号、兵庫2戦目に向けて)

前走は戦前の苦戦予想を乗り越えて見事に勝利したオーヴァルブルーム。血統的には芝向きである上に難しい移籍初戦、本当に素晴らしいレースでした。
そして本日兵庫2戦目、出走中央再転入に必要な2勝目を目指す重要なレースがありますね。

大事な一戦、応援の為に初めて園田へ行かれる方も多いだろうという事で、Xでも何度か触れていたように兵庫競馬ファンとしてDMM会員仲間の皆さん向けに、園田競馬場のおすすめスポットや見どころを紹介しようと思います。

園田競馬場紹介

アクセスと入場方法

アクセスですが、おすすめのルートとしては阪急の園田駅まで行き、西口を出て左に進んだ場所から出ている無料のファンバスに乗ります(詳細はhttps://www.sonoda-himeji.jp/access)。
バスは駅と競馬場を周回している形なので、特に何時に行かなければ乗れないという事はないのが特徴で、園田のいい部分ですね。
一応歩いて行くこともできますが、途中が住宅街になっているのでバスの利用が推奨されています、途中に用事がなければこちらを使ってください。

着いたら入場ですが、指定席の場合は入口左横の窓口で購入(ただし重賞日は売り切れている可能性も高いです)、入場券だけなら入場ゲートに直接100円玉を入れる形になります。
もし分からなければ職員さんが近くにいるはずなので聞いてみてください、気のいい方が多くやさしく教えてもらえるはずです。

入場してすぐにパドックが。
馬との距離が近く、間近で愛馬の姿を楽しむ事も。

入場するとマークシートやペン、出馬表などが置いてあるので、必要な分はそこで確保しておきましょう。場内にはあまり置いていないので、余分に取っておくといいかもしれません。
すぐ左側にパドックが、正面にはスタンドがあり、そこを超えるとコースになっています。中央の競馬場と違い、コンパクトな作りになっていますが、その分馬との距離が近いのが特徴です。

園田競馬グルメ

地方競馬場の楽しみは場内のグルメである、これは割と地方競馬好きの共通認識です。
門別はジンギスカンや蕎麦、金沢なら寿司など、その地域毎の特色が出ている競馬場も多く、しかも安い。
またお酒を飲まれる方は、全体的に安いので競馬場内での飲酒がおすすめです。いろいろなお店でツマミを買いながらお酒を楽しみつつ、馬が走る姿を楽しむ。
場内の飲食の物価が安く、時世的に値上げしている可能性があるので具体的に値段は出さなかったですが、ご飯もので500〜900円、つまみやホットスナック系は100〜200円、酒が一杯300〜500円程度。
これも園田の魅力の一つです。

飲食店はいくつかのお店が集合している3エリア+スタンド1階の喫茶店と2階のレストランという感じで、アイスクリームの自販機などもあります。

入場門から見て1番左側の壁沿いに並んでいるのが、ざっくり言えば昔ながらの雰囲気を味わえるエリア。名物である明石屋のタコ天、基本的なメニューを楽しめる食堂、府外から来られる方なら串カツなど、関西や地方競馬感を味わいたい方にオススメですが、初めてだと少し躊躇してしまうかな、というタイプの場所かもしれません。

タコ天の画像がなぜか出てこないので食堂のカツ丼を

初めて園田へ行く方におすすめなのは、パドック正面の中央エリア。

イカ焼きや焼きそばなどスナックメニューなどが売っているお店、お酒の種類も豊富で、ザクロ酢やトマト辺りの少し変わり種のサワーが個人的には好きだったり。

イカ焼き


サワー系は飲む前によく混ぜると美味しいかも

もう一つはマグロの専門店。店内で食べることも、店外で買って外で食べることもできます。このマグロのお店は非常にコスパが良く、特におすすめはマグロカツサンド。
ただしすぐに売り切れるので、交流重賞と重なる当日は難しいかも。
あまり売り切れの心配がないメニューとしては、ご飯として食べたいならカツ丼、つまみとしてなら串カツですね。どちらも当然マグロカツ、サイズは小ぶりですが値段も安く美味しいのでぜひ。

カツサンドと串カツ
マグロカツ丼、揚げたてで美味しい

右側のエリアはチェーンのうどん屋さんやカレー店なども並んでいます。サッとボリュームのある物を食べたい方にはおすすめのエリア。

さらに右奥へ行くとホルモン焼きのお店もあります。最近値上げしていますが、おすすめのおつまみ。ただ人が増える時は時間がかかってしまうなどするので、重賞日である今回は避けるべきかもしれません。


レストランのカツカレー
喫煙可でした今は変わっているかも。

以前、関西に住んでいた頃。平日に休みを取りやすい友人と二人、昼間から飲んでいたのはいい思い出だったり、また関西へ戻ったら休みの度に園田へ通う日々に戻りたいですね。

グッズショップ

飲食店以外の施設としては、グッズショップであるそのたんショップが。
場所はスタンドの一階、ややゴール板寄りにあります。

そのたんは園田競馬場のマスコットキャラクター
写真は阪神優勝時の特別仕様でいつもは青系の子です

ここはなかなか品揃えが豊富で、今のタイミングだとイグナイターのJBCスプリント勝利記念や、兵庫ジュニアグランプリ出走馬のグッズ等も販売中のはず。

実使用ゼッケンを素材としたミニゼッケン

また常設で騎手キーホルダーも売っており、笹田騎手はもちろんネクサスハートの主戦を務めていた下原騎手などの騎手キーホルダーも販売しているので、記念にオススメです

騎手キーホルダーやイグナイターキーホルダー、重賞時は出走馬の物も

また上記のそのたんグッズや有名中央馬のぬいぐるみなども売っており、人によっては掘り出し物と感じる商品が置いてある可能性があります。気になる方はぜひチェックを。

観戦場所

基本的におすすめはゴール板付近です。
普段はスタンドに設置されている椅子に座って観戦するのもアリなのですが、交流重賞日は混んでいる可能性があるので難しいかもしれないので、コース前あたりに陣取るといいかもしれませんね。
ちょうどウィナーズサークルも近いので

基本的に表彰式や写真撮影などはコースの一番左奥
(この写真だと太陽の右斜め下辺り)の方で行われています。


1230mのレースだとゴール板と反対側の右奥の方まで行くと、ちょうどスタートを間近で観られるのでオススメです。

1400m時
1230m時 かなり近いです。


誘導馬

園田競馬場には芦毛の誘導馬が3頭所属しています。
アイスバーグ、メイショウシャーク、ストラディヴァリオ、皆とても優秀で可愛らしい子達です。

画像は昨年の兵庫GT、3頭同時に出てくる光景はかなりレア
見かけたらシャッターチャンス?

注目は1番年上のアイスバーグは30歳。
自分より年上なのですが、大切にされており、今でも現役のおじいちゃん。
武豊騎手関係で以前少し話題にもなりました。
出てくる回数は他の子に比べて控えめ、大きなレースが中心、今回は重賞レースがあるのでチャンスかも。見かけたらぜひ写真撮ってあげてください。
前述のそのたんショップで誘導馬グッズの販売もあるので、そちらもぜひ。
ちなみに個人的な推しはストラディヴァリオ君。一番出番が多い子で、頑張り屋さんです。

誘導馬のインスタアカウントもあります。

今回のレースについて

予想などではありませんが、今回のレースの展望についても簡単に触れておこうと思います。
ライバルになりそうなのは距離適性もダート適性もありそうな5番のユイアングレイスと8番のグッドハビッツ。
特に後者は地方リーディングジョッキーの吉村騎手に戻るという事で気になりますね。吉村騎手は特に平場では圧倒的な存在、前走でも2着だったマイネルイヴィンスに乗っており、今回も相手候補筆頭になりそうです。

それ以外の相手としては、兵庫競馬生え抜きの4歳、ピロコギガマックス。
昨年のクラシック戦線でも走っていた馬です。この世代自体は正直あまりレベルが高くなく、この子自身も所謂ピンかパーかというタイプなので成績は安定しませんが、走る時はとことん走る。
特に逃げられると強い子なので、先行馬が多くない今回、逃げ残りが発生しやすい園田競馬場では気になりますね。

あとは大外のサンセットベリー。永井騎手は思い切った競馬が持ち味の若手有望株、中央時代の実績では有力馬に劣りますが、大外という枠を考えてもハマる可能性はあります。

上記に加えてエイシンジェット辺りが相手になるかと思われますが、前走のあの末脚を見る限り、力を発揮できれば勝算は十分なはず。
距離適性という意味でも分がありそうなので、前走最高の騎乗を見せてくれた笹田騎手の手腕にも期待です。

余談になりますが、新子厩舎所属の地方の総大将にして園田の誇り、個人的にも競馬を本格的に始めるきっかけにもなって最推し馬でもあるイグナイターが先日、JBCスプリントを制覇しました。
オーヴァルブルームも僚馬の勢いに乗って、ここで決めてもらいたいですね

7R以外の注目馬

せっかく園田まで行くのだから、出資馬のレース以外も、という事で。
オーヴァルブルームの出走日である本日22日はちょうど交流重賞、関西版のダート2歳王者決定戦とも言える兵庫ジュニアグランプリの日です。
交流重賞(ダートグレードレース)は、地方馬と中央馬が混じって戦うレースで、園田競馬場では年に3回(来年から4回)しか開催されない特別な日、これを見逃す手はありません。

昨年の勝利ジョッキーインタビュー

普段からダートレースもよく見る方からすると、交流重賞となれば中央馬の独壇場というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、この時期の門別2歳は非常に強く、昨年もスペシャルエックスとデステージョ(当時門別、現在は高知所属)が2、3着に入るなど健闘する事が多いので、馬券を買う場合はそれを理解した上で考えると面白いかもです。

個人的に注目馬は門別所属のトラジロウ。今回の道営勢のエース格ですね。現地で何度か応援していると言うのもありますが、関西へやってくる虎というのは、それだけで買いたくなるかも。
地元馬のこの世代のエース、マミエミモモタローと最年長重賞勝利記録を持つレジェンドジョッキーである川原騎手のコンビが出走しないのは少し残念ではありますが、中央勢と門別勢の鍔迫り合いは見所満点なはず、注目してみてください。

他にも重賞日だけあって面白いレースが揃っています。
10R準メイン競争では、前回のオーヴァルブルーム出走日にも走っていたホテルカリホルニアが登場。園田では未だ一敗と今後重賞での活躍も期待される強豪馬です。
他にもメイプルシスターは重賞馬、ペルチャンは新子厩舎所属馬で兵庫では一貫して笹田騎手とコンビを組んできた僚馬でもあります。

5Rには820mのスーパースプリント戦が。
1分も経たずに決着する短いレース、一周が1000mと少しという小回りの園田競馬場のワンターンという事で、非常に迫力があります。長谷部騎手、永井騎手辺りはスタートが非常に上手ですので、要注目です。

まだまだ書き足りない気もしますが、あまり長くなっても良くないのでこの辺りで。
まずはオーヴァルブルームちゃんの勝利が最も大切なのは大前提ですが、その上で現地へ応援へ行かれる方は園田競馬場を満喫していただければ嬉しく思います。

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