アメリカの国債トレジャリー債権市場のイールドカーブが、逆イールドカーブになっているという状況が、今回の米中堅の銀行破綻の背景にある

画像1 アメリカでは、高金利を求めて、マネーマーケットファンドに資金が大量に流入している。
画像2 預金がマネーマーケットファンドに流出するという資金の流れは当然だ。このチャートは、US Treasuryマーケットで取引される、短期国債であるトレジャリービルから30年の長期債のイールドカーブをプロットしたものだが、ポイントは短期国債のイールドが逆イールドになっているという事である。だから預金は、高い金利を求めて銀行預金からマネーマーケットファンドに大移動しているのである。これを変えるには、FEDは金利を下げないと変わらない。

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