2023年に「ガールズ&パンツァー 劇場版」を初めて見た人間の感想まとめ
はじめに
なのは映画に引き続き、今回はガルパン映画です。これはお友達に勧められたから見てました。
これは総集編系の映画では無く、かなりアニメ本編を前提としている内容です。総集編系の映画?もあったんですけど、それでもこれを選んだ理由は「流行ったから」それだけですね。
「ガルパンはいいぞ」を合言葉に、むしろガルパン初見の人たちの間でブームになっていった印象がありました。なので私もそれに乗っかった形ですね。
……実際のところはどうだったんでしょう? 普通に初見じゃなくてアニメシリーズ見てたファンが多かったのかな?
それはさておき、私が事前に持っていたガルパン知識としては
・「ガルパン」の「パン」は「パンツ」では無い。「ストパン」の「パン」は「パンツ」
・エロイラストや小説でたまーにキャラ見たり。磯部ちゃんって子が結構好みだった気がする。
追記:「磯辺」の間違いでした
・なんか主人公の母が人気出た
そんな感じ。今回も怒涛のTL荒らしを振り返っていきます。
……と言いたいのだけど、総集編で分かりやすかったなのは映画と違い、今回は初見にとってはかなり勢いで押し切っていく感じなので、ツイート振り返りもそんな感じになります。
視聴中の感想
この映画、とにかく色んなキャラが出てきて、それぞれが濃い個性を全力で押し出していく。先発投手は、戦車の中で紅茶飲む人! 結構かわいい。
戦車の砲撃の音がマジでデカい! 部屋のパソコンで見ても臨場感が半端ない。これ劇場で見たら凄かったんだろうけど、デカい音苦手なので普通にビックリしちゃいそうだな……というかパソコンでも何度かマジでビビったもん……
次鋒はどこかで何か弾いてる人。なんの楽器だあれ……? ちなみにこの子はかなりかわいい。
戦車だけじゃないの!!?ってなった。この映画、「!」と「?」がいくつあっても足りない。
というわけで最初の試合。この映画はいきなり試合が始まって、2戦だけ濃厚に描いて終わる。最初の試合は「主人公のとこ&突撃のとこ vs 紅茶のとこ&スピード型のとこ」です(これくらいの認識でも雰囲気で楽しめる)
もうずっと音がデカくて毎回笑っちゃう。迫力凄いけど、いやほんと「戦争」の迫力なんよこれ!
なんか普通に戦車の外出て周り見たりしててソワソワしちゃう。戦車関連は「そういうもん」として見てるけど、戦車の外に出たら普通に危なくない!?
いきなり外国語喋ってる人出てきて笑っちゃった。サンキュー字幕。なのはのデバイスは簡単な英語だから理解できたのに、こっちはもう何語喋ってんだ状態!
主人公の成長とかを描くのかと思ったら、主人公のみぽりんが最初からかなり強キャラでビックリなシーン。まぁ、本編終了後だからか。
戦車が平然と市街地で戦っている。やっぱりこれ戦争映画じゃないの!?
劇中で名前が出る子は貴重。〇〇の人、で表されない子は、比較的普通の子、ということになる(普通の子とは限らない)
両者の戦術面が複雑すぎる。これ、スポーツとして部外者が見ても楽しめるんだろうか? 見た目派手だからよく分からなくても楽しめるのか。よく分からない僕が映画見て楽しんでるもんな。
シミュレーション空間とかでは無い。本当に、市街地の建物がボロボロになっている……一体どうなってるんだ……? 流石に隔離とかしてやってるのかな……?
そんなことは無かった。普通に民間人がいるところを戦車が突っ切っている。撃っちゃいけないエリアとかはあるみたいなんだけど、ちょっと道外したりしたらもう大惨事だよ!? この競技大丈夫なの!!?
エスカレーターを戦車が疾走していくシーン。この程度で驚いていては後が持たないぞ!
主人公の戦車が神社を通っていくシーン。お寺かもしれない。いやお寺でもアウトだよ。
平然と建物を撃つ。破壊する。それを利用したりする。こういうことが起きる度にゲラゲラ笑っていた。
町おこしで結構有名だったみたいですねガルパン。確かに大洗の街並みアピールが凄い。そしてそれを破壊していく。このアニメで町おこしして大丈夫だったの!?(いい感じだったらしいです)
試合(普通に負けた)の後の温泉シーン。ちくびが見えたりはしない。でもちょっと立ち上がったりしたらすぐに見えちゃうような、そういうギリギリのラインの入浴シーンというもの、やっぱりいい文化だと思う。
かといって温泉で紅茶飲むなよ!
今日のビックリドッキリ悪い大人。今日のは本当に悪い大人です。
突然の廃校通達。いきなり学校を追い出される少女達……あまりに苛酷な運命。いや、急すぎるだろ!って思わなくもないけど、このテンポの良さがガルパン。とはいえ廃校に対する各キャラの行動や心情は結構丁寧に描かれてましたね。
バレー部の子たちでした。バレー部を性的な目で見てはいけない!
アニメでよくいる青髪とかピンク髪はほとんどいなくて、黒髪や茶髪、精々金髪くらいの子ばかりだったと思う。黒髪好きなので多いのは嬉しい。
バレー部キャプテンの磯野ちゃん。さっき磯部って書いたのは間違いでした
ちっちゃくてかわいい。性的な目で見ちゃう
追記:「磯辺」の間違いでした
サンダースの人たち登場。廃校で失望していたところに差した一筋の光といった良いシーン。サンダースって言われてポケモンしか頭に思い浮かばなかったが……
残された寄せ書き。切ない。
衝撃の事実。この映画では学校生活は描かれないので、ここは不明のままでした。
大洗ではコンビニにも戦車で行く。
あの人気者である。
謎のマスコット「ボコ」のテーマパークのシーン。何が可愛いのかよく分からないマスコットを可愛がる女の子、可愛い。
みぽりん、普通に可愛いとカッコいいを兼ね備えている。結構推せる主人公ですね
なんか急にめっちゃ可愛い子出てきて3秒で3回ツイートしちゃった図。この子は一体何者なんだ……?
こちらは悪そうだけど悪くない大人です。
みほちゃんのお姉さん、まほさん。おっぱいがデカい。おっぱいがデカいだけの姉キャラかと思いきや、実はかなり重要なキャラなのだ。
のどかな田舎の田んぼを戦車で突っ切っていく回想シーン、何?????
可愛い子改めラスボスちゃん爆誕の瞬間である。この子、普通に作中で名前が分からなくてずっとラスボスちゃんって呼んでました。ご容赦ください(?)
大学選抜チームにいるし大学生なんだろうか? それとも飛び級的な? ここは最後まで謎でした。
戦車道の名言シリーズ。この映画だとあんまり出てこなかったけど、アニメ本編だとこういうのいっぱいありそうですね。こういうの好き。
かつてのライバルが集まってくる熱い展開。この辺はアニメ本編を見てこそのやつだとは思うけど、最初戦ってたのもあって熱さは伝わってきましたね。すいすい集まってくるこのテンポの良さがガルパン。
いやテンポ良すぎるだろ!!? もっと準備とかに時間割かせていいのよ!?
ボコミュージアムにいた可愛い可愛い女の子も、今となってはもう敵。恐ろしきラスボスちゃんです。
幼少期に戦車乗ってたとはいえ、お姉さんまで参戦してくるとは思わなくて結構びっくりした。実質の相棒枠になるなんてね。
ただ単に助っ人、じゃなくて「転校」してくる。それだけライバルのことが大事、と思うと中々にアツいぜ。
冬まで待つ冬将軍作戦。……冬まで待つ冬将軍作戦???
この子たち、シリアスそうなシーンでも定期的によくわかんないこと言います。結構好き。
戦闘中に局面が変わりまくって、どこがこっつん作戦なのかはよく分からなかった。その前の作戦名のくだりは、更によく分からなかった。面白いので良し!
みんな高校生だったんですね。結構意外。それでラスボスちゃんは大学生なの……?
これ、「フラグ」です。
いきなりとんでもないミサイルを撃ち込まれてとんでもない爆発が起きるシーン。音も演出もとんでもなくて、これだけで敵の恐ろしさが伝わってくる。僕なんかが決して軽率に言っちゃいけないことだけど、戦争っていきなり目の前でこんな爆発が起きたりするだろうなって思っちゃった。
ガルパンは戦争映画ではありません。
最初のボスであるところの巨大ミサイル戦車を攻略するため、仲間を庇って散っていく人たち……この辺はこの映画ではまだ印象に残って無い子が多いけど、それでも自己犠牲は切ないもの。
これ、結構ビックリでしたね。深夜系の女の子アニメって、基本「男」の存在には言及しないものだと思ってた。
即落ち2コマかな?
巨大ミサイルを攻略し、楽器の人もこの辺で散っていった。あの人は最後まで普通に結構カッコ良かった。そしてそのあと平然と楽器を弾いていた(?)
昨日の敵は今日の友。紅茶の人が紅茶飲んで紅茶の話してる限り、無事なんだろうなって安心感がある。こういうネタ的な個性を熱さに活かすのが得意なアニメだと思う。
戦車がジェットコースターを滑走してるのはまだ普通に笑っちゃう。こういうの慣れてきたなーと思ったら、それを余裕で越えるものぶつけてくるから凄いぜガルパン。
第二のボス、デカい黒い戦車の登場、そして敵の包囲作戦によって大ピンチに。この窮地をどう脱するんだー!?
この辺から、このアニメの魅力みたいなところを理解していく。これ、「ピカチュウ、地面に向かってアイアンテールだ!」のやつなんですよね。奇想天外な作戦によって困難を打破していくっていう。アニポケのそういう戦法は大好きなのでこういうのもめちゃくちゃテンション上がりました。だとして観覧車が転がっていく光景は普通に面白すぎる。
それでも今更ハリボテ使ったりするし、それが結構効いたりする。粋だねぇ
突撃チーム?がしばらくアヒル被ってたの、もうカモフラージュでも何でもないだろそれ、って思ってたんだけど、砲塔の向きを隠す役割があったんですね。なんかこの辺、戦車道(実際の戦車では無い)に詳しい人が見ればめっちゃ細かい戦法とか沢山ありそう。
みぽりん、ずっと平静だったわけじゃなくて敵のトンデモ兵器や脅威の作戦に結構焦ったりしてたんだけど、それでもすぐに立ち直って的確に指示をするのが流石頼れる主人公。推せる。
ジェットコースター上で敵とばちばちに撃ち合うシーン。何故か、マリオサンシャインのメカクッパ戦思い出しちゃった(?)
いきなり歌い出すラスボスちゃん。こわい。何故か、雪山人狼でいきなり「雪」(ゆきやこんこ、のやつ)を歌い出す星街すいせい思い出しちゃった(???)
これまで活躍したキャラたちは、もう用済みと言わんばかりにラスボスちゃん+αの部隊に狩られていくシーン。映画上は、出番が終わったので仕方ないといえば仕方ない。ラスボスちゃん、この試合で何キル稼いだんだろう。
マリオカートのショートカットみたいなもんだしな! ワハハ!
かといって石の水切りみたいにぴょんぴょん跳ねてくなよ!!! 最後までこんなのばっかりでホント飽きさせない。
地形利用はお前だけの特権じゃないんだぜ、のやつ。今まで機転で戦ってきたので、これも中々にアツい展開。
この辺、ツイートする手が忙しすぎて100%集中できてなかったのは正直あるんだけど、後でじっくり見るべきなラスボス戦。みほちゃんのFPS視点でまほちゃん戦車とラスボスちゃん戦車を捉えるシーンはかなり迫力があって、戦車道映画(?)としてのこだわりを感じましたね。
ちょろっと和ませるの嫌いじゃないぜ。
お姉ちゃんがみぽりんを撃って突進させるラストシーン! こういうのもサトシ戦法でよくあるよね……わかる……好き……
勝利の余韻に浸ってたらロシアの知ってる言葉雑に並べられて笑っちゃった
何故か熊に乗って現れるラスボスちゃん。かわいい。
この映画、ラスボスちゃんの掘り下げはボコミュージアムでの一幕くらいしか無くて、正直この子の想いとかは(ボコミュージアム復興意外)ぜんっぜん分からないんだけど、「圧倒的な大敵」というポジション、そして可愛さだけで食っていけるキャラだと思う。まぁ詳しいとこはアニメ本編でね。
おしまい。ボコミュージアムは復興したけどあの遊園地はもうダメでしょうね……
視聴後の感想
なんというか、凄かった。正直言葉にまとめるのがめちゃくちゃ難しい。
もちろん、初見でキャラの詳細とかほとんど分からない状態で見たからってのもあるんだけど、それでもアツさとかキャラの可愛さとか、そういうのは十分に伝わってきた。逆に、各キャラのバックボーンとかが全然分からないので感想はどうしても「アツい」「かわいい」の一辺倒になっちゃう。
でも、そこがこの「ガルパン」コンテンツの中核なんだと思うし、それがこれでもかと伝わってきたのは劇場版としてこの上ない。
とにかくアツくて可愛い映画だったし、それで十分に満足、そんな感じです。
初見反応としては、まず戦車が当たり前に市街地を爆走してるとか、そういう独特すぎる世界観が面白かったですね。こういうのは無粋なツッコミ……とはまた違うと思う。多分アニメ側もある程度意図して作ってる面白さだろうし。
そして1試合目でそういう戦車道の「当たり前」に慣れてきたところで、2試合目でそれを平気で上回る衝撃戦法を魅せてくれる。視聴者がポケモンバトルの何たるかを理解してきたところで、スプリンクラー破壊、みたいな。(あれは偶然だったんだけども)
とにかく最後まで退屈しなかったし、何度「いやいやいやwwww」って声をあげて笑ったのか分からない。でもそれも決して不快じゃなくて、とにかく作品や世界観に圧倒されて出た、最高に楽しい笑いでしたね。頭を空っぽにして楽しむエンタメとしては最高レベルだと思う。
そしてアニメ本編を視聴してきた人たちは、各キャラのバックボーンを理解してより深く楽しむことができる。そう考えると二度楽しめる映画ですねこれは。ちょっと時間があるかは分からないけど、アニメ本編を見てから改めて見てみたいなぁ。
大体こんな感じかな。アニメ本編を見た方が楽しめる、でも見てなくてもそれはそれで別の楽しみ方ができる、みたいな感じですね。
なので当時初見の人たちが「ガルパンはいいぞ」と盛り上がったのも納得……なのか? あれはやっぱりアニメ本編見た人たちだったのかな。
まぁいいや。とにかく楽しい映画でした! それでよーし!
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