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「孤独」という言葉は人によって意味の揺れがあるので私の場合

「孤独」を研究対象としている者として、自分の扱うものを明確にする。

「孤独」「ひとり」は私にとってはポジティブな意味で興味のあることなので、パブサをすることが多いが、わりと言っている意味に揺れがあると感じる。

これらを研究するために、KindleUnlimitedにある「孤独」がタイトルに入っている本を片っ端から読んで分類しているところなので、いずれnote記事を公開しようと思う。
これはその前の整理のような記事となる。

私の場合はシンプルにニュートラルに「ひとりでいること」と同じ意味で使っていたが、よくよく辞書を見ると「寂しいこと」「身よりの無いこと」という意味が付随していた。

孤独
仲間や身寄りがなく、ひとりぼっちであること。思うことを語ったり、心を通い合わせたりする人が一人もなく寂しいこと。また、そのさま。「—な生活」「天涯—」
みなしごと、年老いて子のない独り者。

goo辞書

2番目の意味は将来そうなるだろうと思うが、ひとりでいることに関しては寂しいところか快適に感じているので、研究室の名前として良くないのか…と少し悩みつつ、まぁプロフ見ればポジティブ寄りなのはわかるのでしばらくはこのままにしておく。

Web上をあちこち見ても、捉え方は様々であり、私以上にポジティブな意味で使っている方もいらっしゃるので一旦はご容赦頂きたい。

よく見られるのは、ざっくり言うと以下かと思う。

  • 「孤高」に近い気高さを暗に含む「孤独」

  • ニュートラルに「ひとりでいること」を表現する「孤独」(前述の通り私はこの意味)

  • 普段は人の輪にいるもののスポット的に1人で過ごして寂しい気持ちになっている「孤独」

  • 現在も人の輪にいるにも関わらず通じ合う感覚が得られない「孤独」

  • 恋人、あるいは配偶者がいないという意味の「ひとり」「孤独」

  • 心が通じ合う人が誰もいない「孤独」

このように、事象のみのものも、主観的なものも混ざり合っている言葉である。

少しずれるかもしれないが、「友達がいない」あたりも似た雰囲気があり、「友達が少ない」「自分の納得のいく友達がいない」あたりでも言う方がいるので、それは現「友人」に失礼ではないのか…?と勝手にひやひやしたりする。
と言うか「孤独」と違ってあまり意味の揺れが生じる言葉ではないと思うので私には不思議である。
なお、私については「(家族などを除いた)継続的にプライベートの時間を割いて積極的に関わりを持つ親しい人物」という意味では友達はいない。
(上記ならニュートラルな意味のように思うが、如何だろうか?)
仕事などの必要な人間関係が築けないというわけではないが、プライベートでまで人と関わりたいという欲が希薄である。
内向的だと「人間関係は『狭く深く』タイプなんでしょう?」みたいに言われがちだが、そういうわけではない。
旅先やイベントなどでたまたま一緒になった方とその場限り親しくするくらいが自分には丁度良い。
これを外側から見たら、辞書通りの「孤独」なのかもしれないが。

私のような者からすると残念なことに、人間は群れで助け合うことによって存続した動物であり、当然ながらそれに入ろうとしない人間への評価は低くなりがちだ。
多少は擬態した方が生きやすいのだが、疲れるものは疲れるので、この文を読んでいる方に同士がいらっしゃったら苦労を労い合いたい。


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