【エッセイ】“魔法のコトバ”
彼女はいつも言う。
失敗ばかりでへこむわたしに
“でも大丈夫だよ”
孤独を感じるわたしに
“よく頑張ったね”
好きな料理さえしなくなったとき
“今まで頑張りすぎてたの”
そうやって日々、
励ましてくれる。
彼女が大丈夫と言えば大丈夫と感じるし
彼女に頑張ったねと言われると心地いいし
気付けば“そんな時もあるか”と、
前を向いて歩き出している。
“そんな時もある”
そのひと言が、
そのコトバたちの頭につくだけで、
〈コトバたち〉の効力は何倍にもなる。
私も彼女がうつむいている時には
そんな“魔法のコトバ”をかけたい。
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