ドナウの流れのように/ブラチスラバ/9/18
ドナウ川氾濫の影響は大きく、行こうと思っていたHrad Devinは行けない。仕方ないので街中散策する。
宿を出ると通りには何組かのツアー客。なんだ結構観光客いるのね、昨夜感じた淋しさはなんだったのか。
朝から日本大使館横の抹茶ラテの店に行ったが、抹茶の味は薄くホットミルクだった。さらにどら焼きと題して大福を売っていたけれど、大使館の人は指摘しないのだろうか……。
とりあえずブラチスラバ城に向かおうとして、途中のミハエル門へ。置いてある、来訪者が自由に思いを記載できる白いノートの9/18の欄にfrom Japanの文字あり。この比較的マイナーな街の中の一つの観光スポットに、日本人が数時間差で。奇遇ですね。
ミハエル門から見渡す街はやはりとてもコンパクトで、観光客がそれなりにいるとはいえ、のんびりしている。
朝から抹茶ラテしか口にしておらずお腹がすいたので、先にランチ。料理の横にグラム数が書いてある親切表示だった。しかし値段据え置きで良いから量減らしてくれないかな。
昼食後にブラチスラバ城に行くが、門が閉まっている。よく調べてみたら、ブラチスラバ城も洪水の影響で営業を休止していた。だがいきがってSwarmではブラチスラバ城チェックインしてしまいました……なんかすみません。
街の名物の教会を見物。美術品展示、地下聖堂、2階も行けた。それぞれ入り口は別なのだが、青年がワンオペで全ての対応をしていた。息つく暇もトイレ行く暇すらなく、大変そうだった。
教会の前で休憩する日本人女性二人組を見かける。その日の昼ごろも見かけた女性たちだった。ミハエル門に書き残していたのは彼女たちだったのだろうか。
その後、橋を渡り、住宅街を通って、駅へ。橋から見るドナウ川の勢い、水量、水没する木などが被害の大きさを物語る。駅ではウィーン行きの電車が通っていることを確認。ついでに切符の値段を聞いたが、事前にスロバキア鉄道のウェブサイトで調べていた価格の2倍強だった。ブダペスト→ブラチスラバもだが、スロバキア鉄道が謎に安い。
早朝と夕方しかやっていないという青の教会を見物して、新市街にあるモールを見学。YouTubeでモール前のドナウ川沿いの散策路が良いという情報を得ていたが、散策路は水没していた。
宿でうだうだして夜ごはんへ。宿の前で出張者と思しきスーツを着た日本人男性数名を見かける。私は日本人ホイホイの性質があるのか、ブダペストでもよく日本人を見かけたし、ブラチスラバですら一日で二組。他にもだいたい旅先では必ず一日一人くらいは見かける気がする。先日リスボンを一緒に旅行した先輩は、ポルトガルの他の都市では全くと言って良いほど日本人を見かけなかったと言っていたが、私だったら見かけただろうという自信がある……。
currant wineというのを飲んでみたがうまかった。他にもhoney wineというのもあり、試してみたかったが、時間も遅かったので一杯で終了。
一日中、頭の中でずっと架空のタカラジェンヌが「ナイルの流れのように〜」のメロディで「ドナウの流れのように〜」と歌っていた。