720-眉毛の役割 医療としてのアートメイクが活きている
体毛は薄い方が手入れも楽ですし、清潔だということで、この時期からは脱毛の治療が人気です。
介護脱毛と言われるV I O脱毛希望のお問い合わせも多く、みんな気を遣って生きているとしみじみ思います。
逆に髪の毛や眉毛はしっかりないと、これはこれで不安です。
眉毛のアートメイクで、患者さんから感謝された話をお伝えしたいと思います。ある日受診された方の60代のお母様が、少し前にうちでアートメイクを受けておられました。
よくお聴きすると、アートメイクを終了してしばらくして、癌が見つかったのだそうです。その後、抗がん剤治療が始まりました。
髪は抜けてしまい、ウィッグを作って補っていましたが、眉はアートメイクをしていて、ちゃんと眉毛があったので、「気分的にずいぶん楽だった」、「眉毛があることで自分を保てた」とおっしゃっていたと聞きました。
また、これから抗がん剤を使うという60代の患者さんが、「髪も眉毛も抜けますよ」と主治医に言われ、抜ける前にアートメイクをしておこうと当院にいらっしゃったケースもあります。
今は、眉毛があることで気分よく治療をしているそうです。
先日ホットヨガに行きましたら、みんな大汗をかいて顔の汗を拭くので、すっかり眉が無くなっている方がかなりいることに気づきました。
「眉毛が落ちちゃうのよね」と言う声が聞こえてきました。眉毛の役割って、思いのほか大きいようです。
毎回大汗で眉なしになるのを恐れるのなら、思い切ってアートメイクにしてみてはいかがでしょう。
私のクリニック目白
院長 平田 雅子