海を渡る

以前、風が強過ぎて、波が高過ぎて危ない海の話を聞きました。勝手に世界を知った気でいたら地球はまだまだ知らない場所で溢れるということ知ってこの星に対する愛着が増したのですが、その話を聞いてからしばらくして過酷な海を渡る光景が脳裏を過るようになってしまったのです。もうほんと、すごい頻度です。
アニメのポケモンを観て育ったわたしは冒険モノの物語が特に好きだったから、頭の中で流れるこの映像もわたしのツボを的確に抑えてきます。どうでしょうか、荒れた海の上に投げ出されては危ないからと安全な場所で縮こまって波に揺られて身体に痣をいくつも作る。突如現れた氷山に命の危機を感じながら舵を取る。時に海賊に追いかけられながら、理想郷を目指す旅はきっと楽しいんだろうな。実際にこんな目に遭ったらたまったもんじゃないんでしょうけど、夢想する分には最高のイベントですよね。
そんなこと考えてワクワクしながらドレーク海峡などの荒波を見てたら「あ、絶対無理だ」と思いました。地球って怖いですね。

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