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言葉より大切なもの

改めて、あけましておめでとうございます。
息抜き記事ばかり上げていたので、今回が改めて新年1発目、長めのブログになります。

昨年はコロナに始まり、全体的に見れば停滞の一年でした。自分を見つめ直す機会にもなったような気もしますし、そうでもない気もします。
目に見えて進歩することの難しかった2020年ですが、内面くらいは前進できていたらいいなと思います。

個人的な出来事としては、10年ぶりにジャニオタに舞い戻り、ジャニーズJr.のグループに落ちるという思ってもみない1年となりました。
お友達もたくさんでき、仲良くしてくださった方々には頭が上がりません。
今年も是非仲良くしていただけますと幸いです。
現場でお会いできるような時世になったらいいなあ。
出会ってくださった方が健やかに過ごせる2021年になりますように。

また、昨年のうちに幸福王子の感想を〜とか思っていたのですが、様々なブログを読むうちに該当担の方々の文章に勝るものはないなと思い、わたしの感想は胸にしまっておくことにしました。
幸福王子、本当にあの時期に観にいけて良かったな、と思える舞台でした。
舞台を上演するのが憚られるご時世ではあったのかもしれませんが、上演してくださった意味を大切に受け止めたいと思っています。


いつも通り前置きが長くて非常に申し訳ないです。
今回は2020年11月28日に行われた"ジャニーズJr.IslandFes2020"のなかでも7 MEN 侍さんのパフォーマンス「言葉より大切なもの」についてのまとまりのない感想文となります。まだ魂が2020年にいる。
この度応援する7 MEN 侍さんが、2020年で休止なさった嵐さんのラストライブ、「THIS IS 嵐 Live」のバックに着かせていただいたり、そのライブ中に嵐さんが「言葉より大切なもの」を歌っていて、大昔に嵐が好きだったのもあり、感慨深くなりました。



嵐「言葉より大切なもの」と、ドラマ「Stand Up!!」

嵐の「言葉より大切なもの」は2003年に発売された「ハダシの未来」との両A面シングルCDであり、二宮和也さん主演のドラマ「Stand Up!!」の主題歌でもあります。嵐のアルバムの中でもよく名盤として挙げられる「いざッ!Now」の一曲目に収録されており、嵐ファンの中でも根強い人気の曲です。

ドラマ「Stand Up」は「セックスしたい!オトナになりたい!」というなかなか鮮烈なキャッチコピーのもと、高校生の童貞4人組が童貞を卒業するために奮闘するという、それだけといえばそれだけのストーリーです。
しかし、一見おちゃらけた設定の中に、思春期の人間の心の成長や、恋と友情の狭間で思い悩む男子の葛藤がコミカルに、けれども甘酸っぱく掘り下げて描かれています。
自身の学生時代なんかと比べたりして、今見ても面白いドラマなんですよね。
まあ筆者の学生時代は00年代よりも結構後なのですが、それでも観賞するたび自らの青春時代が甦り、色褪せない普遍性を感じます。

倫理的な観点でいえば2020年現在では許されない描写も多々ありますが、そこも含め、大人になって見返すと、思春期ってこんな感じだったな〜とか、こういう人いたな〜とか、自らの青春を振り返り共感したり、羨ましくなったりと、さまざまな面から見ることのできる内容のドラマです。

最近だとジャニーズJr.が出演していた「恋の病と野郎組」なんかと同じジャンルと言えばいいでしょうか。しかし、やはり00年代の倫理観ということで、野郎組がとてもライトに見える、かなり前時代的な香りを漂わせたドラマとなっています。あと、やっぱり現代のJr.よりも女性との絡みが多い。が、それもまた良い。

ニノが演じるショーちゃんはガンダムオタク、山P演じる鉄オタで童貞なのにモテる彼女持ちのケンケン、成宮くん演じるウダやんは軽音部でリードボーカルなのに音痴、小栗旬演じる硬派で女子の前だけナルシストなサッカー少年コーくん。なんかこれだけでも濃いメンツというか、絶対童貞じゃねえだろ、みたいな人選なんですが、そこは置いといて(笑)
鈴木杏さんの演じるチエは4人の幼馴染で、言うなれば拗らせてるタイプ。そう、オタクは拗らせてるのでチエに感情移入しちゃったりしちゃわなかったりしながら観ることができるんです。
さいきん結婚しないオタクの娘のドラマをやってますが、私は断然こっちのチエに対しての方が感情移入できました(笑)

このドラマの拗らせた感じが、私には7MEN侍さんとものすごく重なって見えてるんですよね。
おちゃらけているのに真面目で、時々切なくて、パフォーマンスを見ていると胸がキュッとする、そんな彼らの成長を見守っている感じが、なんだかわからないけど、私にはそう見えてしまうようです。
別に7MENの皆さんも普通に見たら光り輝く美しい男の子たちなのは百も承知なんですが(笑)


7 MEN 侍「言葉より大切なもの」

で、IslandFesなんですが、7MEN侍さんがそのStand Upの主題歌である「言葉より大切なもの」をバンドで披露しました。

2000年代中盤の嵐の曲はバンドサウンドが中心で、かなりストレートに響く曲が多いです。
が、やはり「言葉より大切なもの」は数多くある嵐の名曲の中でもキャッチーで、かつ青臭い強いメッセージをこちらに投げかける曲だと思います。
今回はサビ部分のドラムのシンコペーションが難しい、アレンジが特徴的な演奏を披露してくれました。
5×10という10周年のライブで二宮和也さんがソロでギターを演奏しながら披露した際のアレンジをベースにしていると言われております。
見に行ってるはずなんだけど記憶がなかった。
あえてそのバンドアレンジを持ってきてくれるところがまず手が混んでいて嬉しいですよね。
克樹の柔らかなピアノが奏でる暖かくも切なさを感じるイントロから、大光の力強いドラムソロ、歌割りに至るまで全てから、侍の曲に対する愛とリスペクトを感じました。

大野智さんの声が印象的な「切り取ったメロディ 繰り返した 忘れないように」という歌詞の一節が、甘くく伸びのある、不思議な魅力を持った声から初まったときの気持ちよさ。
この曲はサビ始まりでつかみが大切な曲ですが、痺れるほど気持ちよく私たちの心を掴んでくれる今野大輝さん。最近ではキメのギターソロを弾いたりしていて楽器での活躍もめざましいです。そんな今野さんの今を目に焼き付けて忘れたくないという気持ちです。

続く嶺亜さんの「言葉より大切なもの ここにはあるから」というフレーズでは、ここ最近雑誌などで伝えてくれていた、ボイストレーニングに通い努力しているという事実が、彼の血となり肉となっていると伝わる歌声になっていました。
サマパラからまた上達していて、彼は飄々としているように見えて、ものすごい努力家だな、と改めて感心してしまう。この日の私の中のパフォーマンスを評価したいトップは嶺亜さんだったんですが、彼が今何かを脱ぎ捨てようとしてるのが見えた日でした。その何かはきっと彼にしかわからないけど。
脱ぎ捨てた彼を見れる日が近いのかも、と勝手に思っています。嶺亜さんは絵が上手だったりスケボーが得意だったり、メンバーの中でも言葉以外での表現を体現している人な気がします。


大光の「無理して笑うには 理由がなさすぎて 強い風の中だ」というフレーズ。彼は人を笑わせているけれどその裏ではきっとこう思う時があるだろうな、と勝手に思ったりして。(オタクの壮大な妄想込み込み価格)
真面目なビジネス狂犬の彼にふさわしい歌詞。
気を使って疲れていることもあるかもしれないけれど、それでもファンを笑わせようと体を張ってくれる最年少の彼が、しみじみ愛おしくなりました。


「引き裂かれたまま 路上に散らばった いびつな夢の欠片」は琳寧くんパートですが、なんだか7MEN侍と言うグループ自体のことを歌っているように感じてしまいます。結成前も結成後も、グループへの試練が多かったように思いますが、それを乗り越えた7MEN侍と、ときにお休みしたり、受験を乗り越えてきた彼自身が重なります。誰よりも夢にひたむきなアイドル、菅田琳寧の夢のかけらが7MEN侍として集まり、輝くことを願わずにはいられません。

克樹の歌う「冷めたふりしても 伝わる愛で」
彼は熱い人だなあと勝手に思っていて、ものすごく情熱を持っているけれど、それを他人に押し付けるようなことはしない弁えた人でもあるんだろうなと。それでも彼から何か青い炎がメラメラと伝わってくるのは舞台を見ても感じたことでした。彼は冷めているわけではないですが、外側からは見えない鋭さと、また同時に深い愛を携えている人だと思っています。

「どんな歌を歌うんだろう」と歌い、客席に「歌ってくれ!」とかける矢花。
あなたがどんな音楽をこれから奏でてくれるのか、こちらも楽しみで仕方ないのです。
音楽に対する熱意を誰よりも持つ矢花が加入したことで、よりスピードを上げて走り出したように感じる7MEN侍への期待と共に、短いフレーズながらボルテージはここでぐんと上がります。

「さあ行こう Our life」
全員の声が重なるこのフレーズ。変わらない、つまらない日常を送る私の背中を押します。

「透き通ったメロディ 胸にひめた 無くさないように 言葉よりも大切なもの ここにはあるから」
忘れがちで、けれども本当はものすごく大切なことを、ものすごく直球に、少し痛いくらいのひたむきさで、こちらにその思いをぶつけてくる彼らがそこにはいました。

この続きは焼きつけた私の目と心にしまっておこうと思います。いつか会場でまたこの曲を披露する彼らを観たいから。っつーのは半分本当半分嘘でブログを途中まで書いて放置してたからですごめんなさい(笑)
でもまあ、あながち嘘ではなく、生で、彼らがこの曲をパフォーマンスする場に足を運べる未来が来ることを祈って。
今は一進一退の攻防戦が続くけれど、それでも強い風の中をひたむきにあるき続けたいな、と思うわけでした。

青臭くてちょっとダサいところもあって、でもかっこよくって、ひたむきに痺愛に愛を届けてくれる7MEN侍の皆さん。
彼らがあの時期、あの日、あの場所で、あのアレンジで「言葉より大切なもの」を歌ったことが本当に嬉しかったオタクの独り言でした。
生でライブが見たいなあ。

長文の割に取り留めのない文章になってしまいました。
あたためすぎてもはやいつのネタやねんという感じでしたがご愛嬌で………(笑)

次は何の話をしようかな〜〜そろそろエリザベートの話を完結させたいです。。。🥲

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