初めまして わたしです 今日から始めました 詩を書きたいと思いました 初めての試みです これまではここにエッセイを書いていたのですが すべて消してしまいました 心機…
身動き一つせず ただ涙は流れる 体を震わすことも 嗚咽することもなく 目から溢れる涙だけが 私と彼女を証明してる 涙が流れる 隣の誰かを起こすことも 神様に気づかれる…
幸せかなんて 誰が決めるんだろう ずっと生きていたいなんて なんて幸せな願いだろう 満たされない気持ちを 見えないもので満たそうとして 自画自賛の詩を詠む 辛い気持…
夢と現実の境目 白く膨れたシーツのその先に きっとあなたがいた だれかの弾む声と 困った様子の笑顔は 現実を見えなくして 夢を涙で滲ませた そっとしておきたい優しさ…
逃げていいと このまま 帰らなくていいと 誰かが背を押してくれたなら あなたが背を押してくれたなら 振り返らずに前へ前へと進み 後にした悲しみも苦しみも 伸ばした手…
今日の月は まるで海月のように 水の中をぼんやり浮かび ゆらゆらゆらゆら 左右に振れる ぽちゃんと流れ落ちる水は 月を鮮明にして 私の小さな目には 眩しすぎて見えない …
コンビニの灯が漏れる駐車場で あなたを待っていた この景色とこの気持ちは きっと忘れてしまう ひとり待つ車の中で流れる音楽も 5年後にはきっと忘れていて あなたがわ…
雪が降ったら 戸棚の小さな缶をこじ開けて ひとりでこっそり 甘いココアをいれよう 雪が積もったら くるりと振り返り 私は確かに自分で歩いてきたんだと ついた足跡を確認…
彼は持っている 隣にいる見知らぬ人が天を仰ぎ どこにも ソレ はないと嘆く ひとり木陰で目を瞑り 彼はあの子が泳ぐ夢を見た 夢の中であの子は歌い笑い走り泳ぐ まるで…
あなたが見積もった彼女の価値は わたしの想像よりもはるかに低い あなたが弄んだ彼女の瞳は あなたと会う前は輝いていたはずだった 確かに彼女の心には重い砂があったけど…
彼女は時々吐き出すように 死にたいという でも本当は死にたいなんてきっと嘘で 本当のところ 死にたくなんてない だって 美味しいものが好きだし 毎日空をみてその色に…
冷たい雨を浴びながら 光る道を走る 先に見えるのは 彼女の後ろ姿 傘もささずに進む彼女に 差出せる傘もない わたしの両手には何もない 冷たい雨は靴下に じわり染みて …
こんな寒い朝に ひとり外を眺め 4階から見える景色は どこか浮かれていて まるでお祭りみたい 足音を鳴らしてベッドに戻り 冷たい食事をする 誰にも伝わらない喜びと悲し…
捨ててもいいし 忘れてもいいし 消してもいい あの日のことなんか あの時の悲しみなんか なかったことにしていい いつまでも 小さなその瞳に その固まった小さな肩に 苦…
朝のアスファルトに 陽が伸びた 電線で歌う鳥たちは なんて美しいんだろう 空を拾う鳥たちはなんて美しいんだろう 自由に わたしも 自由に この空を飛べたなら あの日の…
誰の目にも留まらない 小さくて目立たない彼女は 今日も目を伏せ足早に歩き いつもの場所で働き いつもの店で買い物をする 誰の目にも留まらない 小さくて目立たない彼女…
watashi
2022年9月9日 00:17
初めましてわたしです今日から始めました詩を書きたいと思いました初めての試みですこれまではここにエッセイを書いていたのですがすべて消してしまいました心機一転これからは心の中に浮き上がるいろんなものを詩として書いていきたいです時々 エッセイも書くかもしれませんわたしのこと特技はありません長所より短所の方が多いです好きな芸能人はいません芸術にも歴史にも疎いですお
2024年7月8日 00:19
身動き一つせずただ涙は流れる体を震わすことも嗚咽することもなく目から溢れる涙だけが私と彼女を証明してる涙が流れる隣の誰かを起こすことも神様に気づかれることもなくただ涙が流れるのを止められないこの涙は自分を憐れむものでも誰かに構ってもらうためのものでもあの子に優しくしてもらうためでもなくあの日汚れた彼女の足を綺麗にするためあの日ついた頬の傷を洗い流すため
2024年6月24日 08:43
幸せかなんて誰が決めるんだろうずっと生きていたいなんてなんて幸せな願いだろう満たされない気持ちを見えないもので満たそうとして自画自賛の詩を詠む辛い気持ちはすべて自己責任だといって心を強く殴り続ける愛が足りないのはわたしのせいですか愛されたいと願うのは不自然なことですか一人が寂しいと思うのは信頼してないからですか自信がないのは信じられないからですか声に出し
2024年5月29日 12:39
夢と現実の境目白く膨れたシーツのその先にきっとあなたがいただれかの弾む声と困った様子の笑顔は現実を見えなくして夢を涙で滲ませたそっとしておきたい優しさが硝子の破片となって指先に刺さった赤い雫を眺めながらどこにいるのと泣くわたしはいつまでも子供で会いたい会いたいと現実と夢を行ったり来たり境目を一人で散歩あなたはいないわたしはいない
2024年5月13日 20:13
逃げていいとこのまま帰らなくていいと誰かが背を押してくれたならあなたが背を押してくれたなら振り返らずに前へ前へと進み後にした悲しみも苦しみも伸ばした手ではニ度と掴めない喜びもあの人の微笑みもあの人の優しさも全部諦めて全部過去にしてただ自分のために生きてみたかった愛する人の幸せのためにじゃなく大切な人の体裁のためにじゃなく守りたい人の世間体のためにでもなく自分の
2024年4月23日 23:17
今日の月はまるで海月のように水の中をぼんやり浮かびゆらゆらゆらゆら左右に振れるぽちゃんと流れ落ちる水は月を鮮明にして私の小さな目には眩しすぎて見えない今からあの国で始まる朝は誰かにとって希望となるのかそれとも苦痛になるのかわたしにとっていつかくる朝は光となるのか暗闇となるのかそんなことを考えていたら月はまたぼんやりと浮かびゆらゆら大きく揺れ始めた
2024年2月20日 18:17
コンビニの灯が漏れる駐車場であなたを待っていたこの景色とこの気持ちはきっと忘れてしまうひとり待つ車の中で流れる音楽も5年後にはきっと忘れていてあなたがわたしに何を買ったかも覚えてないだろう記憶の箱の中に入らないたくさんの気持ちが雲のように風に乗って消えていくあの日の悲しみもあの日の幸せもあの日の苦しみもあの日の愛情もあの日の慟哭もきっと忘れてしまうのだろう
2024年2月15日 19:21
雪が降ったら戸棚の小さな缶をこじ開けてひとりでこっそり甘いココアをいれよう雪が積もったらくるりと振り返り私は確かに自分で歩いてきたんだとついた足跡を確認をしよう雪が降ったらどこにも行けないんだと温かい毛玉のようなねこを抱き毛玉の可愛いところをひとつずつ教えてあげよう誰かの幸せを数えてわたしの幸せに加えよう雪が降ったらいいのに今日この街に雪が降ったらいいのに
2024年2月9日 19:23
彼は持っている隣にいる見知らぬ人が天を仰ぎどこにも ソレ はないと嘆くひとり木陰で目を瞑り彼はあの子が泳ぐ夢を見た夢の中であの子は歌い笑い走り泳ぐまるで魚のよう目が覚めると彼の握った手の中には確かに ソレ が在る見知らぬ人がまたいう私は未来を見たがそこには ソレ はない彼の手の中にある ソレ は妄想だと彼は目を開け手の中に在る ソレ を確かに見る他の人には
2024年2月1日 21:22
あなたが見積もった彼女の価値はわたしの想像よりもはるかに低いあなたが弄んだ彼女の瞳はあなたと会う前は輝いていたはずだった確かに彼女の心には重い砂があったけどそれらは少しずつ風に乗せ彼女の背後へと消えていたのにあなたはわたしの知らない間に彼女の肺に小石を投げ込んでいた彼女は息ができなくなり一人でじっと歯軋りをするあなたが決めた彼女の価値はわたしが信じた彼女の自尊心を壊し彼女
2024年1月10日 18:21
彼女は時々吐き出すように死にたいというでも本当は死にたいなんてきっと嘘で本当のところ死にたくなんてないだって美味しいものが好きだし毎日空をみてその色に感動してるそれにきっと愛する猫と離れたくないはずでだからやっぱり死にたいんじゃない愛想笑いしたり自分のために嘘をついてみたり誰かの陰口や仲間はずれに気づいたりそんなのが嫌で気づかないでいいことまで気づいて
2024年1月10日 17:36
冷たい雨を浴びながら光る道を走る先に見えるのは彼女の後ろ姿傘もささずに進む彼女に差出せる傘もないわたしの両手には何もない冷たい雨は靴下にじわり染みて足を引っ張るから彼女にいつまでも追いつかない手を伸ばそうとしても雨が腕を重く沈めるいくら走っても追いつかない彼女はまるで魚のように雨の中でキラキラ輝いて消えていった
2024年1月2日 22:43
こんな寒い朝にひとり外を眺め4階から見える景色はどこか浮かれていてまるでお祭りみたい足音を鳴らしてベッドに戻り冷たい食事をする誰にも伝わらない喜びと悲しみが小さな雪だるまのように黒く汚れて溶けていくいつかここから飛び立つ日がそう信じて窓を開ける空から舞い続ける雪が目の前を過ぎていく
2023年12月6日 22:30
捨ててもいいし忘れてもいいし消してもいいあの日のことなんかあの時の悲しみなんかなかったことにしていいいつまでも小さなその瞳にその固まった小さな肩に苦しみを乗せないでいいわざとらしく投げ捨てていい忘れたと大声で叫べばいいわたしのせいではないのだとわたしは幸せになる資格があるのだと堂々と前を見て歩いていい過去はもう過去にあるのだから
2023年11月20日 08:56
朝のアスファルトに陽が伸びた電線で歌う鳥たちはなんて美しいんだろう空を拾う鳥たちはなんて美しいんだろう自由にわたしも自由にこの空を飛べたならあの日の空を飛び回り彼女の痛みを羽に巻きつけて風の中に放てたのに
2023年11月2日 15:28
誰の目にも留まらない小さくて目立たない彼女は今日も目を伏せ足早に歩きいつもの場所で働きいつもの店で買い物をする誰の目にも留まらない小さくて目立たない彼女は今日も花に水をやりまぶしく天を仰ぎ空の写真を撮る誰の目にも留まらない小さくて目立たない彼女は今日もパンを焼き珈琲を淹れて本を開き笑ったり泣いたりする誰の目にも留まらない小さくて目立たない彼女は誰かのためにと