雨の日はやることがない。本来ならば今ごろ「さあそろそろ外へお散歩に行きましょうか」とでも言って服を着替えたり髪の毛を整えてみたりしているところが、着替える服もなければ整える髪もない、というわけである。この状態をいわゆる退屈という。退屈な時にさて人は何をするかと言うと、退屈を潰すために何かをしようとする。しかし退屈を潰そうにも「はて何をすれば良いのやら」といった風で、目の前の過ぎゆく時をボーッと眺めるだけなのであった。


雨の日には片付けが良い。心に降ってきた雫の分まで、要らないものを追い出すと気持ちがスカッとする。これは先日の実体験によるものなので少なくとも私にとっては間違いのない事例であり雨の日の対処法である。


雨の日に聴きたくなる曲といえば森高千里の「雨」、そしてカーペンターズの「Rainy Days And Mondays」である。森高千里は雨の日に対して恋の終わりを歌い、カーペンターズは雨の日と月曜日に対する憂鬱を歌う。今の私にとってはどちらかというと森高千里の方がしっくりくる。他人の恋の歌というのは、内容などあまり関係なくメロディだけを聴けるからだ。一般社会において恋の歌が広く愛されるのにはそういう理由があるのではないかと思う。全然違ったら単純に私の人格が終わっているだけということになるのでただただ恥ずかしいけど…。


そのようなことで、これから、雨の歌を聴きながら片付けでもしてみようと思う。


おわり

HAPPY LUCKY LOVE SMILE PEACE DREAM !! (アンミカさんが寝る前に唱えている言葉)💞