精神鍛錬!?

ゴルフはミスのスポーツと呼ばれています。もし全ショットが100%完璧に打てるのだとしたら競技にならないし、とてもつまらないものになってしまう。思い通りにいかないから面白い。アマチュアゴルファーなら尚更そう。
何でお金払ってまで、上手くいかないなぁ!?ってストレス溜めながらコースをラウンドするのか?それは、何十打かに一打訪れる完璧なショットがあるからだと思います。
本当は全ショットがこうだったら良いのに、と思いながら、アドレスして打つ。あー、ダメだったかー。あー、これは70点かなぁ。あー、10点(T . T)
みたいな自分とのやり取りが何故か楽しく、同伴者からの反応も嬉しい。そして、ラウンドに一度や二度、ヤバっ!!これ完璧じゃね?ってショットに出くわします。これが、ラウンド後の酒の肴になるのです。
30年近くゴルフをやってきて、この感覚が生活の生きるヒントになっていると感じます。仕事でも家庭でも、全てパーオン2パットの100%のパーじゃなくて良い。時にはOB打ってしまうことも池に入れることもある。バンカーからチップインすることもある。人生でも色んな事が起こります。そんな中でクリエイティブに考えながら、時にはリスクを取ってチャレンジしたり、安全に刻んで花道に置いたりと、自分の行動というショットを選択していきます。それで、結果に対しては、常に期待半分、諦め半分、の状態でいること。結果にいちいち一喜一憂せず直ぐに切り替えて、次のショットに集中すること。
これが出来るようになってきてからは、ゴルフも人生も楽しく過ごせるようになりました。
まあ、でも人生の方はなかなか完璧なショットが訪れる機会が少ないかなぁ?何をもってして完璧な瞬間とするのか?という部分の感覚が、まだまだ未熟だからかな?
家族で幸せな時間が過ごせた瞬間とかかなぁ?それならたまにあるかなぁ?