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"Conor Albert" マルチインストゥルメンタルアーティストの最新型
ネット時代のスターダムを駆け上がったミュージシャンの一群に、マルチインストゥルメンタルアーティストたちがいる。
マルチインストゥルメンタルアーティストとは、複数の楽器をひとりで演奏して曲を作る音楽家を指す。
ギター、ベース、ドラム、キーボード、サックス、DTMを駆使して即興で音が奏でられるFkj & Masego〈Tadow〉のMVを見れば、マルチインストゥルメンタルアーティストの真髄を理解できるだろう。
彼らはおもに、ストリーミングサービスの舞台で脚光を浴び、世界中のリスナーたちを魅了した。
Masego、FKJ、Tom Misch、Jordan Rakei、Jacob Collier。イギリスやフランスが生んだマルチインストゥルメンタルアーティストたちは、世界の音楽シーンを席巻していった。
そして2019年、その系譜にConor Albert(コナー・アルバート)というミュージシャンが新たに名を連ねた。
Conor Albertとは
Conor Albertは今のところ日本ではほとんど知られていない。検索設定で地域を日本にして「Conor Albert」と検索しても、ストリーミングサービスのリンク先が出る程度。
公式サイトでプロフィールを確認すると、Conor Albertは現在21歳。8歳でギターと作曲を始め、自主制作のアルバムを制作。10代にはダブステップとEDMに傾聴したという。
FKJ、Tom Misch、Jordan Rakeiなどの音楽に感化されてピアノとベースを練習し、ジャズに影響を受けたビートで音楽を制作していたところ、Soundcloudで話題となった。
その後、多くのミュージシャンたちと共作を重ね、イギリス・ロンドンを拠点とするインディーズレーベル「YoungPoet Records」からデビューを飾ったという。
そのサウンドはTom MischやDisclosureが好きならきっと気に入るはずだろう。なぜなら、同レーベルのデビューに際して、Tom MischとDisclosureのHoward Lawrenceから助言を受けていたというのだから。
元レコードバイヤーの直感で断言しておくと、Conor Albertは必ずブレイクする。今から注目しておくといい。
Undecided(with Marie Dahlstrom)Live at Servant Jazz Quarters
現時点で唯一、YouTubeで確認できるライブ映像。デンマーク出身でロンドンを拠点に活躍するシンガー、Marie Dahlstromとのコラボレーション。ギターを弾くRosie Frater-Taylorもクール。
Tell Me
イントロで流れるギターの音色はTom Mischからの影響が感じられる。Tom Misch〈Lost In Paris〉あたりのサウンドが好きなら気に入るはず。
Smile feat. Alice Auer
ネットで調べてもほとんど情報が見つからないAlice Auerというシンガーとのコラボレーション。こちらもギターの音色がクール。
Only You
ギター、ドラム、キーボード、どれもクール。まさにマルチインストゥルメンタルアーティストの面目躍如。
My Kind Of Love(with Carmody)
Carmodyというヴォーカリストもネット上に情報がなくて詳細がわからないけど、ネオソウル系の声色がサウンドにマッチしていてかっこいい。
Jazz UK
Conor Albertが世界に知られるきっかけになったSpotifyのプレイリスト。
参考リンク
http://conoralbert.com/
https://www.instagram.com/conoralbert/
https://www.youngpoetrecords.com/
Conor Albert And Alice Auer Release New Single 'Smile'
(標題の画像はConor Albertの公式サイトでスクリーンショット)