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パレスチナ・イスラエル音楽文化研究会Vol.1レポート -音楽と社会の関係をイスラエルジャズから垣間見る-
はじめに/この会の趣旨
ガザで起きている虐殺に対して何かできることはないか、と考えてきました。もちろん寄付をしたり、デモに行ったり、SNSで停戦を呼びかけるなどいろんな方法はあります。今年の4月から近大通り(近鉄長瀬駅)で運営している古本屋兼レコード屋である<とか>にレコードを卸してくれている杉本市大さんが「一緒にやろう」と声かけてくれたこともあり、小さいながらもアクションを起こすことにしまし
ブルシットなコミュニケーションの型
人と付き合うことが年々苦手になってきている自分がいる。その一方で、人と程良く付き合うことが得意になってきている自分もいる。これは一体、両立している話なのか。
コミュニケーションのためのコミュニケーション、こういう風にふるまうととりあえずこの場は上手く進むだろうという語り方・モードみたいなものが発動しているときに、「自分はいま上手くやっているなぁ」という自覚があるのだけど、そういうときはどっちかと
もっと「そもそも」の話を
深く関わってきた人たちの間で重大なハラスメントがあったことが一昨年11月に報じられてから2年が経ちました。本件についての背景は、当時のメディア記事や、被害者を支える人たちが運営するウェブサイトなどを参照いただきたいですが、この間も、関係者に話を聞いたり、裁判を傍聴したりしながら、自分なりに近しい現場で見てきたこと、感じてきたことを、近々記事にまとめようと思います。
様々な職場での重大なハラスメン
音楽は〇〇でもありえる ー音大で授業して考えたことー
例年、音楽大学で作曲や演奏を学ぶ学生さんたちにゲスト講師をしている。具体的には東京音楽大学と大阪音楽大学だ。京都精華大で非常勤講師をしていたときは所属学部がポピュラーカルチャー学部というところだったけど、そこでも音楽コースを専攻している学生さんが多く、「音楽表現×生活世界」みたいなことを、いろいろ話したり、時にワークショップしたりしてきた。
それで、ちょうど数日前に、東京音楽大学の「音楽文化教育
ルーズプレイスが必要なのだ
(本文は、2022年7月11日に全国の書店やAmazonなどで出版された書籍『へそ ── 社会彫刻家基金による「社会」を彫刻する人のガイドブック』(MOTION GALLERY編)に書いた寄稿文「ルーズプレイスが必要なのだ」(pp188-193)より転載します。本書で取り上げらているケアとアートのスペース事例 ボーダレスアートスペースHAP(広島)に応答する形で書かれたものですが、文脈がなくても独
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